![]()
お便りを下さった方とご回答頂いた先生方に、あらためてお礼申し上げます。
HOME
|
Q.1 「健康食品の業者に、ステロイドで奇形児の確率が高くなると言われた」(99/12/14) |
|
HPじっくり読ませてもらいました。私もステロイドを小さい時から使っています。 実は1週間前から寝られない日が続いてます。私は今28歳です。 その日から怖くなり、まわりに情報も無いのでどこに聞いていいかもわからず一人寝られない日が続いて、あやはとりさんにメールしました。 |
| A.1. Dr.Jのお答え |
|
ステロイドは体内には蓄積しません。 子孫をつくる機能への影響はほとんどないです。 |
| Dr.Kのお答え |
|
妊婦がステロイドに不安を感じるのも当たり前でしょう。 自らの経験でステロイドの習慣性や長年塗り続けて部位の
皮膚局所の異変を知っているからでしょう。 ステロイドと奇形の問題は、口蓋裂、口唇裂が動物実験でステロイド投与群で有意差があることは20年以上前から確認されていますが、実際に臨床的にはどの程度なら絶対に大丈夫という文献はありませんので、安全性の確認されているステロイドの量は不明です。 また、最近気になることですが、ステロイド外用剤の副作用を副腎のみに限局して矮小化しているお話されているお方もおられますが、一般レベルの医者の間でもかなり前から、免疫、内分泌、免疫のトライアングルについての話題がのぼるの時代です。
それと他院で膠原病でステロイド服用中に出産した女性も来院してますが、子供は生後すぐからひどい喘息でした。当然何回も入院するほどでしたが、うちに来院して漢方で子供は数カ月で発作はなくなりました。(経胎盤的に胎児の免疫系にも作用しているのでしょうか。)
ひょっとすれば、アトピーと同様に膠原病ですらステロイドは 不要かもしれないと思います。
膠原病だからステロイドでないと死ぬというのは、頭を傾げてしまいます。 ステロイドを微量でも乳児期、胎児期に浴びれば、永久的に免疫系の機能が変わるという論文も見られるし、最近はトランスジェンダーの問題にも胎生期のある時期に極微量ホルモンの関与が解明されつつあります。 |
| 木村漢方薬局さんのお答え |
|
ステロイドの副作用ですが、1999年度の日本医薬品集には、 内服の場合: 外用の場合: しかし実際の臨床では、妊婦さんでもステロイドは使われており、処方された医師の監督下で使用される事が多いです。 |
| 私のお返事 |
|
「 安全性の確認されているステロイドの量は不明」というのは正確な表現に違いありませんが、ステロイド内服している人と、長期とはいえおそらく中程度のステロイド外用剤を所々塗っているだけのこの方が、同様に心配するのは実際的ではないと思います。「治療薬マニュアル」のデルモベート(strongestのステロイド外用剤)の項には「妊婦:回避。動物で催奇形性」とあります。 ですが、ベトネベート(strongのステロイド外用剤)の項では「妊婦:大量又は長期・広範囲の使用回避(未確立)」の注意はありますが、「催奇形性」の言葉は見えません。 車を開発製造している人間が「交通事故の死亡者数なんかよく知らないなあ。排気ガスも身体に悪いらしいけど、いいんじゃない適当で。」等と言っていたら無責任の極みでしょう。 薬の事典でも一度見てみてください。ステロイドに限らずズラズラと大変な副作用が並んでいます。「妊婦への安全性が確立していない」と書かれている薬は多いです。 私が注意すべきだと思うのは、自分の使っている薬について何も知らない事、知らないが故に不必要な薬を使い続けてしまう事、過去の失敗例を無視する事、同じ失敗を繰り返す事、知らないが故に失敗している事に気がつかない事です。 推奨するわけではありませんが、妊娠中に外用剤を塗っていて元気な赤ちゃんを産んだ人はたくさんいます。 ステロイドの安全性の議論と、その健康食品が効果があるかどうかは無関係です。 *参考 http://home.att.ne.jp/sea/pill-110/edc.htm# |
|
Q.2 「対葉豆ってご存知ですか?」 (99/12/13 ) |
|
「対葉豆」というお茶を試されたことはありませんか? |
| A.1.Dr.Jのお答え |
|
健康食品の業者に病名、住所や連絡先を知られてしまったのは失敗でしたね。 あなたには「対葉豆」は必要ありませんが、業者にはあなたが必要なのです。 あなたのサイフの中身に興味を持たずに治療しているのは、保険診療の医師だけです。それはタバコと同じ、全国一律の料金だからです。 |
| 木村漢方薬局さんのお答え |
|
対葉豆はインドネシアに広く分布するマメ科の植物で、中医学的には止痒剤(痒み止め)の範疇に入ると考えられます。 中医学では対葉豆と同じような働きを持つ薬草が沢山あります。 漢方薬も同じく、効いた人や効かない人がいるのは、体質的な問題ではなく、漢方薬を出す人の力量によるのです。 と言っても中医学も万能ではありません。 |
| 私のお返事 |
|
残念ながら、対葉豆を自分で試した事もないし、詳しい事は知りません。 ●健康食品には大した効果はないので、元々重症の人、リバウンド中の人の悪化をとどめる事が出来ない。 いずれにしても、その商品自体が大変な毒というケースは極めて稀でしょう。 それより私が面白いなと思ったのは、 |
|
Q.3 「瞑眩と本当の悪化は見分けることができますか」(99/11/13) |
|
健康食品の使用で悪化すると、その販売業者は「それは瞑眩(あるいは好転反応。治る前に一時的に悪化する事。)だから、使用を続けてください。」と言う事が、しばしばあります。 |
| A.1.木村漢方薬局さんのお答え |
|
瞑眩という言葉が独り歩きしているようです。 よく漢方家がこれは瞑眩ですよと気軽にこの言葉を使用しますが、ほとんどが悪化によるものなのです。 ただ、体表に近い所の病態を一時的に発散させる目的で漢方薬を使用する場合、一時的に悪化する事を前提に使用する場合があります。 |