Tim's filmograpfy

我が銀幕のティム・ロス

  72時間(2004)

last update:06/02/23


● 作品データ ●
原題 Emmett's Mark  
(aka: Killing
Emmett Young.2003)
上映時間 104分
製作 アメリカ
日本公開 劇場未公開。2003.12.24ソフト販売
ジャンル ドラマ / 犯罪 / スリラー
 

刑事vs暗殺者が繰り広げる時間ギリギリの攻防!
男たちのクライム・ポリス・アクション!!

 
監督・脚本 キース・シュナイダー Keith Snyder
製作 グラハム・テイラー Graham Taylor
ブラッドリー・フラー Brad Fuller
撮影 ローレンス・シェア Lawrence Sher
編集 キャロライン・ロス Caroline Ross
美術 ロシェル・バーリナー
音楽 スティーヴ・ポーカロ
2001年5月からフィラデルフィアで5週間にわたって撮影された“Emmett' Mark”。
この、ティム・ファンのみならずガブリエル・バーンファンも待望の作品が、
まさか日本でビデオスルーされるとは思ってもみませんでした。
監督が新人とはいえ、ティム・ロスにガブリエル・バーンが出演してて、
結構いろんな映画祭に出品してて、そんでもって監督賞にノミネートしてたりするのに!

で、また日本のソフトタイトルがひどいよね「72時間」…
もしかしらた担当者は香港映画の「暗戦〜デッドエンド」に想を得たのかも。
刑事と犯罪者の命のやりとり、期限は72時間とかいうコピーがそっくり。
しかし、どう考えても、この話、クライム・アクションじゃない。
なのに、このソフトジャケットだと、男たちが拳銃ドンパチ、その背後で大爆発、
てなことを予想する。せめて、この印象的な音楽にそったトーンのジャケットに
できなかったものか…。ドイツ版みたいに……。
この売られ方はどう考えても不幸だ。

他にもどうも、よく分らないことがあって、DVDソフトには「全米劇場公開作品」とあるが
IMDbやYahoo Movieなどで調べても公開日が分らない。
the-numbers.com
ティムのページにもない。…まさか、全米でも劇場公開されてない?
そういや、DVD Exclusive Awardsって「テレビでも劇場でも公開されてない」作品が
対象じゃなかったっけ…
 
● 出演者リスト ●
エメット・ヤング スコット・ウルフ Scott Wolf
ジャック・マーロウ ガブリエル・バーン Gabriel Byrne 
ジョン・ハレット ティム・ロス Tim Roth 
クリス・リックス ベンジャミン・ジョン・パリッロ Benjamin John Parrillo
ミドルスタット カンディ・アレクサンダー Khandi Alexander
サラ サラ・クラーク Sarah Clarke
スザンヌ タリア・バルサム Talia Balsam
 
● この作品におけるティム ●
謎の男マーロウに雇われエメットを狙うジョン。
どうやら元警官で、「アクシデント」があってリタイアした過去の持ち主、
私立探偵を自称してみるも閑古鳥、生活のため警備員をして暮らす…
当初は殺人に抵抗を見せていた彼も、若くして警官から刑事になったエメットを
目の当たりにした時、殺害を承諾……

もしかして、ティムが、こんなうだつの上がらない男を演じるのは初めてかも…
年齢的に近くて中年というだけなら、「夢の旅路」のヘンリーがありますかね、
いや、まぁ、ぱっとしない、エグゼクティブじゃないってことじゃ、
昔やったパンプキンやテッド、あるいはジョーイ、スクラッチのような役も
似たようなものかもしれませんが、やはり、以前のそれらの男たちと、
今回のジョンでは歴然とした違いがあると思うのです。

その一つは、このジョンが、人生に失敗した男であるということ。
そして、どうやら、誤った分取り返したくても出来そうもないということ。

かつての役柄は、まだまだ若く、人生これからで、一旗揚げてやるぜ
という時期の男たちだったと思うのです。それに対して、今回のジョンは
すでに人生の道のりをある程度来てしまった男、
若い頃に挫折して以来、それを乗り越えようとしても叶わずにいる男…
そしてエメットは、自分が果たせなかった夢を全て叶えた立場なわけで
ジョンにしたら、胸中複雑なわけですなぁ。羨望、嫉妬……わかるなぁ(苦)

年齢が40代に入った今、ティムも、いつまでもパンプキンみたいな役ばかり
というわけにもいかないでしょう。役者として要求される役柄は違ってくるはずです。
それは、単に年齢的な妥協というのではなく、まさしく役者人生で今の年齢でしか
演じられない役柄であり、社会の中で止むに止まれず犯罪へと走ってしまう
同年配の、名もなき社会的弱者の男たちへの共感とエールを示すやり方かも
なんて思っちゃったりするんですが、深読みのしすぎかしら(苦笑)

「夢の旅路」のヘンリーとも違うと思うのです。というのも、ヘンリーの場合は
人生の喜びを見出せないでいることだと思うんですよねぇ。
で、その場合は、何歳であってもいいのですわ、見出せた時、人生は開ける…

このジョンと、若くヤル気に満ちたエメットの対比、
(エメットの苗字がヤングだっつうのも、絶対狙ってますよね)
そして、その二人の間で繰り広げられる命のやりとり……。
間違いなくこの物語の見所の一つです。
 
● 映画祭歴 ●  
2002.7.27 ミュンヘン・ファンタジー映画祭
Munchen Fantasy Filmfest (独)
2002.8.12 ケルン・ファンタジー映画祭
Cologne Fantasy Filmfest (独)
2002.9.6 ドーヴィル映画祭
Deauville Film Festival (仏)
2003.4.11 コニャック映画祭
Cognac Film Festival (仏)
 
● 受賞歴 ●  
ドーヴィル映画祭
2002年
Deauville Film Festival
最優秀監督賞  ノミネートキース・シュナイダー
Grand Special Prize
DVD Exclusive Awards
2003年
最優秀男優賞 ノミネートスコット・ウルフ
Best Actor in a DVD Premiere Movie
最優秀女優賞 ノミネートカンディ・アレキサンダー
Best Actress in a DVD Premiere Movie
最優秀撮影賞 ノミネートローレンス・シェア
Best Cinematography in a DVD Premiere Movie
最優秀編集賞 ノミネートキャロライン・ロス
Best Editing of a DVD Premiere Movie
最優秀アクション賞 ノミネートグラハム・テイラー
                   ブラッドリー・フラー
Best Live Action DVD Premiere Movie
最優秀助演男優賞 ノミネートティム・ロス
Best Supporting Actor in a DVD Premiere Movie

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