綾川亭星の間      
「BSマンガ夜話」をレギュラー陣のホロスコープから考える

ふと思い立って、「BSマンガ夜話」レギュラー4名のホロスコープを作ってみました。

というのも、いまや、マンガ文化を語るにおいて、すっかり権威となった感じのこの番組について
つねづね偏向が感じられて仕方がなかったんです。
いや、面白いですよ、面白いんですがね、
不得意分野というか、「そりゃ的外れも度が過ぎるだろう?!」て時があるじゃないですか、
最近はなりを潜めたけど、初期の頃の「はみだしっ子」の回とか。
(あれは、バッシング受けても仕方がないよね、悪いけど、あの論議は的外れもいいとこ、
辛口に語るにしても、もう少し妥当やってもらいたいもんだわ)

で、思ったんですよ、あの番組をホロスコープで観たらどうなるのか?と。
番組そのものをみるには、第一回の放映日時で見るのが妥当なのは承知してますが、
とりあえず、まず、現在のレギュラーメンバーのホロスコープから、
彼らが、どんな要素をもっているのか、観てみることにしました。
したら…これはこれで、結構、興味深いんですよ。
(04.05.27)

 
夏目 房之介 いしかわ じゅん 岡田 斗司夫 大月 隆寛
1950年 8月18日 1951年 2月15日 1958年 7月 1日 1959年 3月 5日
       
活動 活動 活動 活動
不動 不動 不動 不動
柔軟 柔軟 柔軟 柔軟
10 10 10 10
       


この3要素・4元素の配分だけからでも、非常にソソられます。

まず、
4元素の配分、お一人だけをのぞいて、ほぼバランスのよい配分、
特に夏目センセと岡田さんのバランスは、ほほぅと唸らされます。なるほどねえ。常識人なんだ。
若干、偏りのある大月センセの、低い要素が〈風〉ってのが面白いですが、
いやはや、
いしかわセンセ、偏ってますねえ。〈風〉と〈水〉、過剰。でもって地ゼロ。へえぇ成る程。

まぁ、偏りもあるにはあるんですが、興味深い共通点がありますよね?
そう
〈水〉の要素が低くはないってこと。夏目さんなんか、〈水〉のグランドトラインです。
やはり、マンガって、文学・絵画・音楽と同じく、アートなのねえ。なるほど。
マンガ家にとっても必須かどうかはおいといて、とりあえずマンガを語るにおいても、
〈水〉の要素は必要なことのようです。また、いしかわさん以外は、
〈火〉の要素も低くはない。

それにしても、司会の大月センセを覗いたレギュラー3人て、占星術的にも見事なバランス。
3要素を、それぞれが代表してたとは思わなかった! ほえぇぇってなもんです。
で、そうなんだ、
夏目さんが不動宮で、いしかわさんが柔軟宮、でオタキングが活動宮
へぇぇぇぇぇ、そうだったんだぁ……。
う〜ん、始め、この番組の考え方の偏りが気になって調べ始めたというのに、
なんてこった、実に絶妙なバランスって感じじゃないか。

例えば、夏目さんは番組内で定見を述べる役回りです。
漫画史だけに留まらぬ、現代日本史、社会の動き、それら大局的な見地から、作品を解説することも。
その見解は、作家の業績、作品の位置、適切に評価していると私は思ってますが、
非常に安定していて、長く維持されるに値する見解……これって実に不動区分的です。

作品についての評価の妥当性という点で、私は岡田さんはイマイチと感じられることが多いのですが
それはさておき、論議の口火を切るということなら、誰よりも優っているとも感じています。
それって、確かに活動区分的。

で、いしかわさんなんですが、非常に辛口のことをいったりするくせに、つっこまれると弱いなんてのは
決断力を要求されたり、風当たりが強いと苦しくなるという、柔軟区分の属性らしい行動です。
で、柔軟区分は、不動と活動の隙間を埋めようとするなんてなことを言われますが、
実はいしかわさんが、夏目さんとオタキングの間を埋めているというのなら面白い話。

初期の頃、夏目さんは出ない回もしばしばだったみたいですが、
いやぁ、結論からいうと、レギュラー陣に夏目さんを定着させたのは
実にまっとう、適切な処置だったといえますね。これで非常に安定したわけです。

柔軟の属性といえば、司会者の大月センセイも実はその要素が一番多かったわけですが
これまた司会者としては極めて適任でしょう。今度は四元素を見ればよくわかります。
特に、4元素ではいしかわさんの偏りが目立ちますが、その点で大月さんは申し分ない。
大月さんの一番低い〈風〉が、いしかわさんが一番多く、
大月さんは、他の3人に比べて〈地〉の要素が一番高い。
いしかわさんは〈地〉がゼロですから、ここでも両者は補完し合っている。
これは、いしかわさんの暴走を止めるにはもってこい…あいや・その(汗)
とにかく、4元素的に偏りのあるいしかわさんを補完するには不可欠の要素でしょう。
一歩踏み込んでいえば、大月さんが、絵についての講釈もできれば、いしかわさんは要らない?

まぁ、この過剰さ・アンバランスさが、いしかわさんのアーティストたる所以でしょうから
代わりなどありえないでしょうけど(笑)

そして、太陽星座から見た、4人ですが、それぞれ実に、らしいものがあります。
夏目さんが獅子座、いしかわさんが水瓶座で、岡田さんが蟹座、大月さんが魚座……。

パッと見、異論がないのは、いしかわさんと、オタキングでしょう。
いしかわさんの"わが道を行く”変人ぶりは、どう見ても水瓶座だし、
特に時流に関係なく、頭の中にあるのは常におのれのポリシーって感じのスタイル、
あれこそ水瓶座の性分です(金正日も水瓶座じゃなかったら、もっと扱いやすかったでしょうに!)
オタキングの“自分が気に入ったものはとことん守るけど、そうでないもの気に入らないものはとことん攻撃”
てあの指向は、実に蟹座らしい
。あたしゃ、誕生日知って非常に納得しちゃいましたよ!
当人は占いなんか信じないと公言して憚らない人物ですが、おかしいくらい当たってる(爆笑)

夏目さんが獅子座ときいて、え?と違和感をもつ人もいるかもしれません。
獅子座はエンターティナーの星座ってイメージがあり、また事実、その関係の人が多いもんです。
ですが、そういうハデな目立つ獅子座ばかりじゃなくって、実際、獅子座のダンナをもつ私は
あの人の、おおらかさ、素直さ、発言の際の堂々たるしゃべりっぷり、見た目地味だけど、
実に納得できます。

興味深いのは、民俗学やってる大月さんが魚座ということ。
魚座って、占い師だの宗教家だの星座なんてなイメージがあるんですが、
民間信仰みたいなもんとも、歴史の融合したみたいな観のある民俗学って
やはり魚座的世界と相性がいいのかしら……フュージョンな世界って感じ?
で、面白いことに、この太陽星座を、ホロスコープ上で指し示して見ると……右のようになります(図1)→
水瓶座・魚座と、獅子座・蟹座、とほぼ、向かい合う形になるんです。
基本軸は、獅子・水瓶ですね。
そして、それによりそって、蟹と魚がつく、と。

これで、魚の対極である乙女座、
或いは、蟹の対極である山羊座、というほうが構図としてはキレイかもしれない。
しかしね、どうも、それはありえないって感じがするんです。
何故って、乙女も山羊も、ある意味、マジメな星座です。
事務的、綿密、生真面目さ(乙女座)
保守的、堅物、体制的(山羊座)
どうです、マンガ的じゃないでしょう? むしろ、マンガというのは日本社会のこうした側面に
従わぬ、まつろわぬ文化じゃありませんか。むしろPTA的ですね乙女や山羊は。
無論、潔癖症なだけが乙女座じゃないし、反体制的な山羊座だっております、
(鏡リュウジ氏の本などを読んでる方はご存知でしょうが、乙女は、そもそも神殿娼婦のことでしたし、
山羊にはギリシアの牧神パーンの面影と、実は両者は弾けた側面ももっているのです)
だとしても、マンガというものの本質を、12星座のどれが表すか考えたとき、
乙女座・山羊座は、やはり遠いものだろうと、思うんですよね……。

あ……或いは、これって
150度、クインカンクスの関係なのかもしれない。(図2)→
魚と獅子、水瓶と蟹、それぞれの150度。
で、思うに、これは[いしかわ・岡田][夏目・大月]という番組での親和性とも合致してるような…
いや、4人ともそれぞれ仲がいいけど(大人だし)、でも見てると、ツーカーというか気脈が通じてるのは
この組み合わせだと思いません? 調べてみたら……
蟹座と水瓶座の共通点(同志的感情
獅子座と魚座(自己陶酔)……だって!わっはっはっ!
(これは、「高峰あすかの占いの館〜ハードアスペクトの人のために」>「インコンジャンクトの話」
というページに書いてあったことです。高峰あすかさんのサイトは初心者にも大変分かりやすくお薦めです。)

それにしても、この獅子(娯楽性)水瓶(革新・独創性)、
蟹・魚(感受性とイマジネーション、霊性・神秘)というのは
なかなかマンガの特質を表しているのではないかなぁ……
ああ、そういや、高峰さんが「文系・理系の星座ってありますか?」の質問に対して、
「両刀使いの星座:獅子座、水瓶座」って答えてらしたなぁ……。
SFも文学も表現可能な〈器〉であるマンガ……てことか?

まぁ、この4星座というのが、偏りといえばいえるのかなぁ……。
図1
図2
 

どうですか、あなたのイメージとこの話、合致するところあったでしょうか?

さて、昨今、「マンガ夜話」もマンネリ化して…などと言う事をネットでファンの書き込みなんかでよく見ます。
マンネリというより、マターリしている、ってことなんでしょうかね。私なども、かつてに比べて、
画面に向ってエキサイトしなくなりました。「おい、その見方は極端だろう!根拠はなんだー!」て前はよくいったのに。
で、レギュラー陣も、
何か新しい血を入れたい、てなコメントを個人サイトなどでされてるそうな。

もし、するんであれば、そうですねえ……。
今、上の図1,2で示した、
4星座以外の人ってのはどうでしょうねえ。
できれば、150度の法則も活かして。つまり、牡羊座と蠍座とか、牡牛座と天秤座、みたいな。

でも、どんな人を入れるんであれ、
〈水〉の気の高い人のほうがいいでしょうな。
それだけは、鑑賞力と密接に繋がりがあると思うんで、外せないな。

今後、ゲスト出演が好評だった方のホロスコープも調べてみましょう。無論アシスタント嬢も♪
また、それで傾向が見えてくるかもしれないし、実は乙女座・山羊座の人もおるかもしれない。
 
☆お寄せいただいたコメント

myasukoさん

『自分が顔と名前が一致するのはおそらく岡田氏だけなのですが、出生図、興味深いですね。
太陽が蟹というのは自分も納得(^^;。蟹には水星もいるからなおさら強調されますね。
他に目だって強そうなのが牡羊火星
切り込み役なのは活動宮の中でも最も強い火星が働いているんでしょうね。
あとは蟹水星・天秤木星・牡羊火星のT字スクエア。
これは氏の中で強力に作用していると思いますね〜。
葛藤状態には陥りやすいと思いますが、それから逃れる時は、
排他主義的に蟹水星全開で振り切るか、
牡切り込み隊として牡羊火星全開で振り切るか、しているんじゃないかと。
どちらにせよ極端な方向に向きがちな気がします。
調停が射手土星というのも興味深い。』

『他には、4人のうち3人が、水星と太陽が仲良く同じ星座に入っているなー
というのが何か「へぇ」と言う感じ。
これってその人の物事の見方を方向付けるのに大きく影響しているでしょうね、きっと。
…だからなんだと言われれるとアレですが(^^;。』

いやいやいや、myasukoさん、ありがとうございます!
岡田氏の出生図も、自分はいまひとつ見えてなかったので嬉しいです。

そして、水星と太陽が同じ星座って傾向は、気づいてなかったんです!
これは、あるでしょうね。物事の見方、考え方、

唯一の例外は、ええと、夏目さんになるのかな、そうですね。
夏目さん:太陽獅子座、水星・土星乙女座…
ああ、そうだ、夏目さんの水星は土星と合なんですね。
やはり、そのせいかなぁ、4人の中でもっとも考え方が慎重かつ堅実なのは。

(04.06.10)

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