私はタロット狂いであります。
書痴なる言葉がありまして、
書物に耽溺する、書物が大好きで堪らないという御仁をいいますが、
そのでんでいけば、私などは、まさしくタロット痴です
(胸を張っていえたこっちゃないですが…)。
でも、そういう方は少なくないと思うのです。
なればこそ、ネットの中に数多くタロットのサイトがあるのだと思うのです。
私は、占いやオカルトといった、神秘的なものに
子供の頃から少なからず興味を抱いてきた人間の一人です。
タロットとの出会いは、確か、小学校高学年です。
下校途中、本屋の立ち読みを日課としていた私は、
ある時から、本屋のとある一画に無性に惹かれるようになりました。
占い本のコーナーです。
その中に、「タロット占い」と題された本も数種あり、
いつしか、本に手を伸ばし、中を覗き見るようになっておりました。
面白いのは、私がタロットに対して、余り、恐ろしいといった気持ちを抱かなかったことです。
後に「あ、これはヤバそうだな」と感じたカードがなかったわけではないのですが、
当時、私は全く恐れを感じておりませんでした。
占い好きの、同年齢の友達に聞いても、
星占いと比べて、タロットの評判は芳しくない場合があります。
いわく、
「絵が恐ろしい」
「触れただけで、何か起こりそう」
……など、なんだかヤバそう、という印象を抱く人が少なくありません(苦笑)。
同じ占いでも、星占いでそういう評価を聞いたことがないだけに、
タロットに寄せられる、こうした反応は興味深く思われます。
魔術との関連は占星術も同様のはずなのですが、やはり、タロットの方が、
よりダイレクトに、魔術的な、ほの暗いものを感じさせるのでしょうか。
しかし、私のタロットに対する第一印象は、
「なんて面白い絵札なんだろう」
というものでした。
私は、絵画も趣味なのですが、絵筆を取る人間の端くれとして、
このイメージの結実にはどのカードを見ても、目を見張るものがあります。
そして、大体、描くテーマは決まっているというのに、世のタロットの、
この豊かなヴァリエーションは、なんとしたことか……。
今こうしている間にも毎年毎年、日々新しいカードが誕生しています。
これぞ、まさに人間の想像力の勝利です!
……ちょっと大げさな話になってしまいました(汗)、
まぁ、以上の話からおわかりと思いますが、
私は、アートとしてのタロットに惹かれているのであって、
占いの道具としての興味は、割と淡白なのです。
自分で全く占わない訳でもないのですが、元々、余り占いの才能に
恵まれておらず、中年に差し掛かった近年、ますます、実占の機会は減少気味です。
そして、タロットとは、ただ単なる美しいアートではなく、
意味のある絵画であるという所も、魅力の一つであります。
という訳で、こちらではアートとしてのタロットを主として、占いは二の次、
個人の運勢鑑定も行いません。占いを主にしたい方には物足りないかもしれませんが、
そこの所をお汲み取りの上、よろしくお付き合いください。