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Wire in the Blood 5
The Colour of Amber

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 黒人の少女が車で連れ去られるのを目撃したという通報が入る。新しく赴任してきた警察次長のモリソンはアレックスにアンバー・アラートの発令を指示、少女の早期発見のためトニーにも協力を要請する。
 未成年者の誘拐事件の場合、最初の3時間以内に殺害されることが多く、1日経過した場合の生存の可能性はわずか1%になるとトニーは言う。アレックスたちの捜査は時間との戦いとなる。

 アレックスたちは第一容疑者として、最近釈放された性犯罪者のフレッチャーの部屋を捜索する。しかしトニーはフレッチャーが少女ではなく少年を好むことを見抜き、彼の自宅からも誘拐事件に繋がる証拠は発見されなかった。

 アンバー・アラートが発令されて間もなく、フレッチャーと同じ団地に住むセレステ・メストーンという女性が娘のジャニータの行方がわからないと警察に連絡をしてくる。アレックスが現場で発見されたピアスをセレステに見せると、彼女はそれがジャニータのものだと証言。
 ジャニータには双子の妹がいたが、幼児期に亡くなっていた。ジャニータも同様に健康に問題を抱えており、その日は風邪ぎみで学校を休んでいたが、母のセレステは赤ん坊の面倒で手が離せなかったためやむなくジャニータを近所へ買い物に行かせたという。
 ジャニータがいつも買い物に行く店の防犯カメラには、事件発生のほぼ同時刻に、母親に言われたパンやミルクと一緒にジャムタルトを買う彼女の姿が映っていた。店を出た直後に連れ去られたとみられたが、周囲の状況からして逃げようと思えば逃げられたはずなのになぜジャニータはそうしなかったのか、トニーは疑問を抱く。
 その後付近での目撃情報が寄せられないことから、犯人は逃走ルートを確保できる地元の地理に詳しい人物と考えられた。警察は最初の通報者であるガルシア夫人の目撃情報を元に犯人のモンタージュ画像を作成、インターネットや新聞などのメディアに掲載するよう指示する。

 事件発生から5時間が経過し、ジャニータの実父レニーがブラッドフィールド警察に到着。レニーによれば、1ヶ月前にジャニータに会った時は何も変わった様子はなかったという。トニーは彼にジャニータの双子の娘が幼児期に亡くなった原因について訊ねるが、今現在ジャニータの行方がわからないのになぜ8年前の娘の死について話さなければならないのかと反論する。

 ジャニータは同じ団地に住むマイキーという少年と親しかったらしい。トニーはケビンとポーラとともに団地へ向かうが、マイキーの母親は荒れた生活をしており、マイキーが学校を休んでどこにいるのかさえ把握していない。付近を捜索し、使われていないガレージの廃車の中にジャニータが買ったジャムタルトの包みがあるのを発見。傍には血痕の付着した制服を焼いた跡があった。
 しかし事件の鍵を握ると思われるマイキーはトニーに何も話そうとしない。ジャニータの両親はテレビの記者会見に臨み、アレックスは犯人のモンタージュを公開して情報提供を呼びかけるが、夕方になって鉄道高架下でジャニータの遺体が発見され、事件は最悪の結末を迎えてしまった。


 ジャニータには左のこめかみを正面から殴られた痕があった。また彼女の着衣や横たえられた状態が整然としていることから、トニーはこれが顔見知りによる犯行であることの証拠だと言う。そこで警察はジャニータの継父バリーに疑いの目を向けるが、彼は事件への関与を否定する。

 一方、ガルシア夫人の目撃情報とナンバーが一致するシルバーの車を捜索していた警官が、対象車の持ち主の中にモンタージュに似た人物がいることに気付く。アレックスたちはポール・ストリンガーというその人物の所在をつかみ、彼がジャニータに似た少女を車に乗せているところを包囲、身柄を確保。しかしそこから思いがけない事実が明らかになるのだった…。


* * *


++アンバー・アラート(AMBER ALERT)とは++

 未成年者の行方不明および連れ去り事件が発生した際にメディアを通じて発令される緊急警報のこと。
 1996年にテキサス州でアンバー・ヘイガーマンという少女が誘拐、殺害されて発見されるという事件が起きた。それ以降、未成年連れ去り事件の発生を地域住民に速やかに知らせることで事件を迅速に解決することを目的としたアンバー・アラートが成立された。気象警報と同様、事件発生時にはラジオやテレビで緊急速報として放送され、注意の喚起や情報提供が呼びかけられる。
(ドラマの中でヒル先生が説明してくれます)
 

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