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Wire in the Blood 5
The Names of Angels
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cap028


 20代後半から30代前半とみられる女性の遺体が発見された。彼女は別の場所でレイプ後に絞殺され、この場所に運んでこられたらしい。バッグにあったIDの名はデンマーク人のインガ・カールソン。しかし大使館に確認したところデンマーク警察から折り返し連絡があり、インガは5年前にコペンハーゲンで殺害された女性だということがわかる。そして今回発見された女性は、当時インガを殺した犯人が持ち去った服に着替えさせられていた。
 その後、被害者の身元は地元の証券会社に勤務するモニカ・スティーヴンスと判明。しかし彼女には仕事上でデンマークとの関わりはない。またパソコンのハードドライブには発見現場近くにあるレパード・エレクトロニクス(LE社)について検索した履歴が残っていたが、その会社との関係も従業員とのつながりもなかった。
 モニカのアパートの監視カメラには仕事から帰った後着替えて再び外出する彼女の姿が映っていた。そのとき彼女はイヤリングとネックレスを身に着けており、発見時には服とともにアクセサリーも持ち去られていたことがわかる。犯人はそのアクセサリーを手元に置いているのか、もしかしたら身近な人間に身に付けさせて楽しんでいる可能性もあるとトニーは推測。アレックスは記者会見でそのイヤリングの写真を公開し情報提供を呼びかける。

 モニカの父の元に「生まれ変わった新しいモニカに会わせる」という電話がかかってくる。犯人はモニカの携帯を使っていた。翌朝、モニカをかたって父の元に花束が届けられる。その日はモニカの誕生日だった。
 同じ頃、モニカと同じようにレイプされ殺された女性が駐車場で発見される。現場に残されていたイタリアの運転免許証は被害者とは別人のもので、免許証の人物シンツィア・ダオスタは3年前にシシリーで同様の手口で殺害されていた。
 モニカの現場で見つかったDNAとシンツィアが殺されたシシリーの現場に残されていたものが一致したことで、警察は一連の事件が同一犯によるものだという確証を得る。

 渡航記録から捜査線上にマイケル・キングという男性が浮かぶ。インガが殺されたのと同時期にコペンハーゲンを訪れていた彼はLE社のディレクターでもあった。しかし彼はコペンハーゲンには行ったこともなくインガのことも知らないと主張。モニカが殺された夜は愛人と一緒にいたというアリバイもあったため釈放される。

 二人目の被害者の身元はレイチェル・ヒルマンと判明。彼女の車がホテルの駐車場で発見され、監視カメラには殺された夜に彼女が他人の車の助手席に乗り込む姿が映っていた。
 レイチェルが乗ったシルバーのジャガーの所有者を調べると、その中にレイチェルが発見された駐車場を経営する会社のセールスマネージャーのドナルド・ロバーツという人物がいることがわかる。しかし彼はレイチェルとの面識を否定する。
 また、モニカが殺された夜に彼女がマイケル・キングが所有しているのと同じ車に乗るのを近所の住人が目撃していた。トニーががふたたびキングに話を聞くと、彼は過去に自分名義のクローン(偽造)のクレジットカードを使用されたれたことがあると話す。

 偽造した身分証やカードを使い、彼らと仕事上関係のある場所に死体を遺棄する。犯人の目的はキングやロバーツたちに罪をかぶせることではないか? トニーのアドバイスでアレックスたちはかつて彼らが仕事を解雇したことのある人物を調べ、そこに共通する一人の人物を見付けるが……。


* * *


++サブストーリー++

 トニーの元に無言電話がかかってくるようになり、留守中に家にも何者かに侵入される。ノース・アラーフィールド警察のモリス警部補からトニーがかつて数年間に渡ってカウンセリングしたことがあるジャックという少年が行方不明になっていると聞き、トニーは電話してきたのがジャックだと気付く。
 ジャックは自分を人間らしく扱ってくれない施設の生活に耐えられず、信頼できる人と話がしたかっただけだとトニーに言う。「ジャックは悪魔だ、彼は死んだ」と語る彼の心をトニーは救ってあげることができるのか?

 アレックスはガブリエルがふたたびベンに連絡してくるようになったことが気に入らなかった。なぜ父親に会わせてくれないのかと訴えるベンにアレックスは「傷ついてほしくないから」と答える。しかし「時には期待通りにいかずがっかりさせられることもある、そして癒す人がいる。それが人生だ」と言うトニーの言葉を聞いたアレックスはベンをガブリエルと会わせることにする。

cap004

 誰かと話をしたくてヒル先生に電話をするアレックス。ヒル先生が彼女からの電話に "How can I help you?" と言うと、アレックスは「どうしていつも"How can I help you"なの? たまには普通に"How are you?"って言ってくれてもいいでしょう」と言います。ただちょっと話がしたかっただけ、というアレックスにヒル先生も納得して「そうだね、じゃあ "How are you?"」と言うんですが、ラストシーンでアレックスから電話がかかってきた時にはやっぱり "How can I help you?" って言うんだよね。
 これが一体何を意味しているのか。WITBには意味のないセリフはひとつもないので、ぜひこういう細かい点まで考えながら見ていただくと、このドラマの奥深さに気付くことができるのではと思います。


++個人的にツボだったシーン++

 スーパーで買い物をしているモニカの妹に犯人が接触してきたとき、犯人の買い物かごに入っている物が素性につながると考えたヒル先生。防犯カメラの映像から子供用のオムツや安いティーバッグなどと一緒に、高価なホワイトアスパラガスやチョコレートも入っていたことがわかります。
 そのチョコがなんとこれ!

cap057

 ロブソンが以前CMに出演したThornton'sのContinental(左)なんだよね! こういうところでもちらっと主張してくれるところがさすがです。それともただの偶然?(笑)


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