自分の周りにはいつでも
無限の世界が広がっている
自分はどんなことでもできる
それだけの無限の可能性がある
そんなふうに思っていた
そんなふうに信じていた
ところが
私が歩いているのは有限の地上
私が持っているのは有限の力
突き付けられた事実は
意外なほどに私を深々と突き落とした
私ごときの力で
この世界を
どこまで歩いていけるのだろう?
しかし有限だからといって
世界は闇ばかりではなく
自分の力がまったくないわけでもない
救いがないというわけでもなさそうだ
それなら
一歩くらいは踏み出せるかもしれない
踏み出せたら
また一歩 踏み出してみればいい
踏み出せなかったら
違う方向に進んでみたっていい
それこそ
人間が生きるということ
私に与えられた場は有限の地上
私に与えられた力は有限の可能性
それでいい
だから私は歩いていける
だから今の私がいる
私が ここにいる