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d'Ayumi ISHIHARA
  
Ayumi ISHIHARA   

更新日:2009年9月18日 Le 18 septembre2009

  秋の訪れを何で感じる?

 先日、日本のお客様からメールをいただいた。
8月の終わりのメールだったが、「数日前まで耳に沁みるような油蝉の声がいつの間にか聞こえなくなって、今は蟋蟀の音が涼しげに秋の訪れをしらせております。」とあった。
なるほど、日本人は音で季節の訪れを感じるのか、、、と再確認した。当然、音だけでなく、先ずは目で季節を感じるし、匂いでも感じる。でも、音も大きな要素だと思った。
フランスでは、南仏で蝉は鳴くが、パリにはいない。したがって、夏の真っ盛りに、あの、「ミーン、ミーン」という暑さを倍増する鬱陶しい蝉の鳴き声は聞こえない。それだけでも、とても涼しい感じがする。
でも、蟋蟀もいない、、、か、どうかは知らないが、蟋蟀の鳴き声を聴いたことがない。秋の訪れを音で感じることは、、、どうもなさそうに思う。
「一体、フランス人は、何で季節の訪れを感じるのか、調べてみます」と、返事を書いたが、まだ調べていない。これは興味のあるところ。先ずは、目で感じるのは日本と同じだ。でも、季節の音は、、、あまりしない。空気は乾いているから、肌で感じるというのは少しは有りそう。匂いでも感じるだろう。
でも、それは日本人との比ではないと思う。日本人ほど、五感全てで季節を感じる国民はいないのではないか、と思う。四季折々の美しさを織り込んだ繊細な日本文化。これは世界に冠たるものだと思う。


  今年のパリでのコンサートは、10月11日に、昨年も行ったネル劇場で行います。
今年は、なんだか、日本の歌が歌いたくなって、美空ひばりの歌を、友人のミッシェルのアコーディオンで歌い、そして、大好きなジャック・ブレルの歌を、ジャンルイのピアノで歌います。美空ひばりとジャック・ブレルは、大体同じ時代に歌っているのです。方や日本で、方やフランスで。同じ時代に、フランスと日本の歌がどんな風に異なるのか、そして、日本のエディット・ピアフともいうべき美空ひばりの歌をパリで紹介するべく、ちょっとした挑戦です。日本の繊細な心をうまく表現できますかどうか?そして、フランス人に、歌で季節を感じてもらえるかどうか、、、。さて、どうなりますやら、、、?
  石原 歩(いしはらあゆみ) 

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