「メルセデス・ベンツ 770 グローサー」 戦後、昭和天皇が地方巡幸された際にニュース映像には度々登場。その存在は知ってはいたが、実際目にすることができるとは夢にも思わなかった。 皇室車専用色であった溜色に塗られたこの車は、明るい色合いであるにも関わらずとても落ち着いた感じを醸し出していた。これも、漆塗りの文化を継承する国民の感性なのかもしれない。 現存する御料車は3台で、宮内庁が2台、あと1台はシュトゥットガルトにあるメルセデス・ベンツ博物館に寄贈されている。
左:「儀装馬車2号」 平成2年の「即位礼」および「神宮に親謁の儀」の際に天皇陛下が使用。また昭和34年の皇太子殿下(現天皇陛下)ご成婚の馬車列にも使用された。 右:「儀装馬車3号」 「即位礼」および「神宮に親謁の儀」に皇后陛下が使用。信任状の捧呈式で使用されている馬車と、形状はほぼ同じに見えるが、装飾が若干異なる。