最終レースで有り金勝負をしてしまったらスコーンといかれてオケラになった、なんて経験は競馬をする者ならだれしもあることでしょう。「まあ家に帰ればお金はあるから」なんて時はまだいいのですが、問題は「どうしよう。バイトの給料が入るまで5日間、800円しかない」なんて場合です。こういう時でも、前に書いたように調味料さえ買いだめしてあれば何とかなるものです。なおここでは、「最低限生きていく」ことしか考慮に入れていません。とりあえず人間、1ヶ月やそこらならなんか食べられれば生きていけるものです。
数百円でもあるのなら、まず迷わず小麦粉を買いに行きましょう。200円もしません。この小麦粉、実に便利なもので、これさえあればとりあえず腹を満たすには困らないはずです。
適当な器に小麦粉と水を入れ、練る。耳たぶよりちょっと固めになるように水加減を調節します。適当にまとまってきたら、スーパーでもらってきたビニール袋にそれを入れて、足で踏む。この時、あまりにビニールにいっぱいになっていると踏んだ時にビニールが破れるので注意してください。しばらく踏んだら、それをしばらくそのまま置いておきます。30分から1時間ほど置いたら、もう一度軽く練って、それを薄く延ばします。そう、うどんを作るのです。あとはそれを適当な太さに切って、鍋で茹でます。茹で上がりは・・・食ってみりゃわかります(笑)。茹で上がったらお湯を切っておきます。だしの素と醤油をお湯に入れればうどんのだしは作れます。濃い目に作って冷ませばざるうどん、茹でたうどんをお湯を切らずに鍋から直接だしに付けて食べれば釜揚げうどんです。だしを薄目にして暖かいところにうどんを入れればかけうどん(素うどん)ですね。とりあえず3パターンあれば少しの間は飽きずに食べられるでしょう。
小麦粉があるなら、あと卵とキャベツがあればお好み焼きも作れます。へ?肉?? そういう高級バージョンのお好み焼きのことはよくわからないなぁ。あ、そうそう、卵もなければ「もんじゃ焼き」に逃げるという手もあります。どっちにしてもソースくらいは必要になりますが。
甘いものが食べたい?貧乏なのに贅沢ですねぇ。とはいえ、まあそう思ってしまったものは仕方がない。そういう時は、やっぱり小麦粉を水で溶きます。うどんの時よりは柔らかく、お好み焼きを作る時と同じような感じで。で、そこに砂糖を入れます。あとはそれをフライパンなりホットプレートなりで焼けば食べられます。水で溶く時に卵を入れればそれはもう立派なデザートです。ただし、ホットケーキのようには膨らまないので、クレープのように薄く焼いたほうがよいでしょう。卵ナシだと、これがまた何とも味気ないさっぱりした出来上がりになります。とりあえずムシャムシャと食いましょう。腹一杯になれば、人間多少のことは我慢できるはずです。
米さえあればそんな苦労はしなくていいはずです。日本で生まれ育ったなら、やっぱり基本は米です。おかずがない?そんなの、何とでもなるはずです。ここでは一つ、炒飯をお勧めしておきます。油で炒めて、醤油でもソースでもいいから味付けしてしまえば食えます。キムチの素はかなりお勧め。具? だから、そういう高級バージョンのものはよくわからないんだってば。でもたいていのものは具になるはずです。魚肉ソーセージなんか、安い割には味があっていいですねぇ。そういえば私が高校生の頃、高校の近所にあったラーメン屋の炒飯には魚肉ソーセージが入っていました。在学中にその店はつぶれちゃったけど。
その他では、パンの耳。パン屋さんに行けば、ただでくれるか、高くても50円くらいで売ってくれるはずです。そのまま食べるのではあまりにも食べづらいので、油で揚げて砂糖をかけましょう。当面の腹の足しくらいにはなるはずです。
「金なんか一銭もない!」という恐ろしい事態に陥った場合、これはもうどうしようもありません。こういう時のために、空のペットボトルを一つ用意しておきましょう。ペットボトルを持って水道の蛇口に向かい、いっぱいに水を入れます。あとはそれをひたすら飲む。まるで大相撲の新弟子検査みたいですが、空腹をごまかせればいいのですから我慢しましょう。相当貧乏でも、水道を止められているという人は少ないはず。あれは半年近く滞納しても止められませんから。しかし万が一水道も止められている場合、近所の団地あたりに行けば共同の蛇口が建物の外にあることでしょう。大丈夫、飲めます。日本の水道の水はそのまま飲んでも大丈夫です。