貧乏人版・料理の鉄人
私が貧乏だった頃(注:今でも金持ちではない)、これは本当に貧乏でした。平成の世の中には珍しい「苦学生」ってやつでしたね。まあ原因はバクチだった訳なんですが。私は幸い服を買ったりとかそういうことには興味がなかったのでそういう方面には金を使わずに済んだのですが、とはいえ人間としてやはり最低限の食事くらいはしなければならない。当時の私の生活は憲法で定められた「健康で文化的な最低限の生活」すら出来ていなかったと思うのですが、それでも最低限の食事くらいはしていました。もちろん最低限ですから、栄養のバランスとか、美しい盛り付けとか、そういったものはすべて省かれていました。本当に作って食うだけ。
では、その当時私がいったい何を食べ、どうやって生き延びていたのか、それを以下に少々ご紹介しましょうか。こんな食事でも、これが案外生きていけるものです。なお、以下のレシピ、分量はすべて適当です。
鰯のたたき丼
用意するもの:米、鰯(刺身用)、ねぎ、にんにく(あれば)、醤油、ワサビ
作り方
- 米を磨ぎ、ご飯を炊く。
- 鰯を3枚におろす。わからん人は、本屋に行って若妻用(笑)の料理本を立ち読みしてくること。案外簡単に出来る。
- 鰯の皮をむき、荒めに刻む。
- ねぎを細かく刻む。
- まな板の上で刻んだ鰯とねぎ、にんにくを混ぜ、包丁で叩いて細かく刻む。
- 丼(なければ、食い終わったカップラーメンの器でよい)にご飯を盛り、その上に叩いた鰯を乗せる。ワサビ醤油をかけて食べる。
今回のレシピの中ではこれがもっとも値の張るメニューです。それでも一人分200円はかからんでしょう。
お好み焼き
用意するもの:小麦粉、卵、キャベツ、ソース、あればマヨネーズ
作り方
- キャベツは千切り。
- 小麦粉を水で溶き、卵1個を入れて混ぜる。
- キャベツを入れてさらに混ぜる。
- フライパンを暖め、混ぜたものを入れる。下が固まったらひっくり返し、さらに焼く。
- 焼き上がりは、中をちょっと割ってみればわかる。
- ソースとマヨネーズをかけて食う。
ヤキソバ&チャーハン
用意するもの:インスタントラーメン、米、ソース、あれば適当な具
作り方
- インスタントラーメンの麺を茹でる。麺を茹でるだけで、粉末スープは使わずに取っておく。
- フライパンに油を敷き、麺を入れる。
- 麺に油が馴染んだら、ソースで味付け。これでヤキソバの出来上がり。
- ご飯を炊き、フライパンに油を敷く。
- ご飯をフライパンに入れ、炒める。
- ご飯に油が馴染んだら、取っておいた粉末スープで味付け。これでチャーハンの出来上がり。
これのミソは、80円くらいで買えるインスタントラーメンを有効利用できるということ。2回に分ければ2食分にもなるしね。また、ここで作ったヤキソバをお好み焼きに入れるのもよい。広島風お好み焼きを思い出して作ってみよう。
もんじゃ焼き
用意するもの:小麦粉、キャベツ、ソース
作り方
- 小麦粉を水で溶く。お好み焼きの時よりも柔らか目に。
- フライパンに油を敷き、キャベツを入れる。その時、フライパンの外側に輪になるようにキャベツを入れる。
- キャベツがちょっとしんなりしたら、輪の真ん中に水で溶いた小麦粉を入れる。すかさずソースを入れて味付け。
- 少しずつ小麦粉とキャベツを混ぜる。
- 弱火をつけたまま食べる。最後には小麦粉が固まってパリパリになるが、それがまたうまい。
味噌汁ライス
用意するもの:インスタント味噌汁、米
作り方
- ご飯を炊く。
- 丼にご飯を盛る。
- インスタント味噌汁を上にかける。
- その上からお湯をかけ、混ぜて食べる。
もやし炒め
用意するもの:もやし、塩、醤油等好みの調味料
作り方
- フライパンに油を敷き、もやしを入れる。
- もやしに火が通ったら、塩、醤油等の好みの調味料で味付け。
調味料のバリエーションは、塩、胡椒、醤油、ソース、ケチャップ、カレー粉、味噌、キムチの素などを試したことがあります。お勧めはカレー粉とキムチの素、お勧めでないのはケチャップ。
雑炊
用意するもの:米、だしの素、塩、醤油
作り方
- ご飯を炊く。
- 鍋に水とだしの素を入れ、沸かす。
- ご飯を入れ、弱火で煮る。
- 塩、醤油で味付け。
だしの素をコンソメに変えても美味。この料理、何と言ってもご飯がふやけるので少ないご飯で多くの量が食べられるのが貧乏人には嬉しい。余裕があれば溶き卵くらいは入れよう。
とまあ、こんな料理を食べて生きていました。これは本当に貧乏な時用のスペシャルメニューで、普段はもうちょっと野菜とか使って料理してはいましたけどね。こういう料理ばかり作っていれば、一週間千円で生活することも可能なんです。
