その後、別のホテルに移動して、別線で香港に来ていたSさんご夫婦と合流。この夫婦ももちろん競馬目的の旅行だ。とりあえず3人で夜の香港散策を開始する。適当にブラブラしつつまず到着したのが「義順牛[女乃]公司」という牛の絵の看板が目印のお店を発見。喫茶店のようなものだ。ここはたいていの香港ガイドブックには載っていると思うが、牛乳プリンが絶品なのである。ちなみに、温かいのと冷たいのが選べる。私たちも早速食べる。おいしい。「牛乳!」って感じのプリンだってそれではそのままか。でもやっぱり牛乳なんだよなぁ。牛乳がちゃんと自己主張している牛乳プリン。その後またまた歩いて到着したのがWatson'sというお店。広東語で書くと屈臣氏となる。香港ではこのワトソンズがいたるところにある。ミントグリーンの看板が目印。どんなお店かといえば、香港版のマツモトキヨシだと思ってもらえればよい。化粧品、雑貨、薬、お菓子、携帯電話などが売っている。香港に行って「シャンプー忘れた」とかそういう時はセブンイレブンよりワトソンズの方が品揃えもよく安い。私もお世話になった。また香港のスナック菓子などはここで調達するのが一番手っ取り早い。お土産にするにしても安上がりだし。会社に持って行くお土産とか、そんな不特定多数にばらまくようなお土産はここで探して安く上げて、その分馬券に突っ込もう。
さらに歩くこと数分。「旺角電脳中心」というビルを発見。日本で言えば秋葉原のようなコンピュータショップが集まったビルだ。規模としては少し郊外にある深水渉の「高登電脳中心」の方が大きくなおかつ安いらしいのだが、様子を見るだけだったし歩いて行ける範囲内で十分だろうということで。以前ここに訪れたときはビルの中の半分くらいが海賊版CD-ROMショップだった。で、今回行ったらそれらの店が跡形もなく姿を消していた。手入れでもあったかなぁ。割とまともなパソコンショップばかりになっていた。ちなみにパソコンそのものは日本で買うのと大差ない値段がするのであまりお買い得ではない。
香港まで行って、買いもしないのにまともなパソコンショップ見てもつまらんので再び歩き出す。「旺角電脳中心」の近くを南北に通る通菜街、別名女人街という通りがある。露店が建ち並ぶ通りなのだが、別名に現れているように女性ものの衣類などがメインである。安物のチャイナドレスなんか売ってたりする。見て歩くだけでも結構楽しい。いかにもインチキ臭い偽ブランド商品なんか売ってたりして。シャネルやプラダの財布なんかが無造作に積んであったりする。たとえどんなに本物に似てようと、こういう所で売っている時点で偽物だわな。偽ブランドといえばルイヴィトンのバッグやロレックスの時計は別格扱いで、道端でカタログというか写真だけ広げていて商品の受け渡しは別の場所で行うらしい。手入れがあった時にブツを守るためだろう。しかし日本人と見るや「ロレックス、ニセモノニセモノ、ミルダケミルダケ」と声をかけてくるのはどうかと思う。本物と見せかけて偽物を売るわけじゃないから正直でよろしいとも言えるが。また、やたら刺激的な女性者の下着(一部男性物も含む)もあったりする。これがまぁ目のやり場に困るくらいもの凄いんだわ。色はほとんどが原色系、あるいは紫やピンク。いちいちフリルがついていたり、透け透けだったり。もやは下着としての役目を果たさないようなものがいっぱいあった。って目のやり場に困るわりにはよく見てるな私(笑)。いや、Sさんご夫婦も私以上にじっくりと手に取って眺めていたっけ。夫婦でこういう物を見ていると妙に生々しいよなぁ。確かにこんな機会でもなければこんなもんゆっくりと見ることなんてないけどね。あと面白いのは日本語がプリントされたTシャツ。最近ちょっと下火になったようだが一時期日本語が大流行したらしく、訳のわからん言葉がプリントされたTシャツが氾濫していたらしい。私が見た中では「お客様相談センター」と書かれたものがあった。ご丁寧にフリーダイヤルの電話番号までプリントされて。何の相談センターなんだろう。それから多いのはここにあったか海賊版CD-ROM。ただしこちらはOSだの何だのではなくて、ただひたすらにアダルト系。日本物が多い。6枚100ドルくらいの超格安。
人ごみをかき分けて随分と歩いたので、ここらでお食事タイム。適当に目に付いた大衆食堂みたいな店に入る。「さて、何を食おうかな」と思ったところで店のオヤジが日本語メニューを持ってくる。ただこの日本語メニューが誤字脱字の連発で読みにくい。香港では日本人相手の商売も多いため、いたるところで日本語を見かけるがこれがほとんどといっていいほどどこかしらに間違いがある。漢字はさすがに本場というべきか間違っていないが仮名が苦手なようだ。たとえば街中でよくマッサージ屋の看板を見掛けるが、「マッサージ」がほぼ例外なく「マッサーヅ」になっていた。話を戻して、読みにくいメニューにオヤジの片言の日本語の解説付きで何とか注文を済ませる。日本語メニューを見たにもかかわらずこちらの想像を絶するものが出てきたりするのもまた楽しい。私はまだ想像の範囲内だったからいいけど。香港風の釜飯は美味しかった。
食事も済ませ、再び歩き出す。今度は廟街、通称男人街という通り。もう名前からお分かりの通りこちらは男性ものの衣類等が中心となる。ライターなんかもよく目にする。あ、偽ブランド品やアダルト系CD-ROMが売っているのはこちらも一緒。なんかよくわからん歌劇みたいなのをやっていたりする。
気がつくと数時間歩き回っていた。そろそろ明日に備えて寝るとしよう。