6日目:久留米競輪
「The Last Battle」

さて、何を血迷ったか福岡でも有数の高級ホテルに泊まってしまった私だが、やっぱり落ち着かんね。こういうところは私には合わないんだな、ということを再認識させられてしまった。でも、本当にいいホテルだったわ。朝食付きだったので、普段は朝食を食べない私も食べに行く。和食と洋食があったのだが、洋食のほうは団体さんがいるということなので和食をチョイス。普通だと朝食だけで2000円もするらしい。一瞬、「朝食いらんから2000円払い戻してくれんかなぁ」と思ったが、まあそういうセットだから仕方がないですね。

あてのない旅を続けてきたが、この日だけは行き先は決まっていた。久留米競輪の共同通信社杯決勝戦を見に、いや賭けに行くのだ。いざ西鉄電車で久留米へ。いよいよ最終決戦だ。

場内に入ると、スピードくじをもらう。中を開いてみると、「おでんプレゼント」おお、幸先いいね。と思ったのもつかの間、近くにいたおばちゃんが親切にも教えてくれた。「ああ、おでんは誰にでも当たるとばい」おばちゃん、どうもありがとう。小さな幸せが音を立てて崩れていったよ。がしかし、せっかくもらったおでんを食べないのはもったいない。おでんは場内のお店で引き換えてくれるというのでさっそく出向く。ここは食べ物屋はかなり多い。そのほとんどの店におでんは置いてあった。くじを差し出すと、「どれでも好きなの一本持って行きんしゃい」と言う。東日本にはあまりない「牛スジ」をいただく。これはうまいね。ちなみに金を出して買うと1本120円だそうだ。

食べ物の話だけでは何なので、話を変える。ここ久留米競輪は、世界選手権10連覇の中野浩一のホームバンクだったところである。あ、こらこら、駄目ですよ、「アー○ネイチャーの人」なんて言っては。そのおかげか、標準的な地方の競輪場に比べればはるかに綺麗だ。特観席はすべてガラス張り。ガラス張りには好みもあるが、まあ綺麗なのはいいことだ。おいKO閣、聞いてるか? 話がズレたが、中野浩一である。場内にはしっかり「中野浩一コーナー」まであった。何しろ地元が生んだスーパースターだからね。ヨーロッパでは王貞治より知名度が高いくらいだから(この比較はズルいか)。あと、久留米といえばブリヂストン。当然、競輪場内にもブリヂストンコーナーもあった。ちゃんと競輪用の自転車も作っているのだ。確か、尾崎雅彦がBS社製の自転車を使っていたと思う。だがしかし、中野の自転車はBSじゃなかったのだ。中野のチャリンコはナガサワ製。

スタンドの客はめちゃくちゃ元気。やっぱり競輪の客が一番元気がある。「こら〜、稲村〜、なんばしよっとかこのバカタレが〜」オッサン、その気持ちはよく分かるよ、うん。

さて、この日は取って取られてちょい負けくらいで最終レースの決勝戦を迎えた。この日の負けだけならたいした事はないのだが、何しろこちとら6日間の負けを取り返さなくてはならないのだ。人気になっているのは競馬ファンでも名前くらいは知っているであろう神山雄一郎。現在の輪界では最強と言っていい男だ。しかもこの日は予想される展開が実に神山向き。アトランタラインってやつね。十文字貴信を使うだけ使って使い捨てる展開。当然オッズもかぶる。いまさらそんなものを買える財政状況ではない私は、「神山は2着まで」と決め付け、馬渕紀明から買ったのだ。彼も結構強い選手なのだが、結果は・・・神山の楽勝。2着も後閑信一でガチガチの一番人気。やっぱり強い奴は強いんだなぁ。私だって決して神山という男が嫌いな訳ではないんだ。ただ、神山のオッズが嫌いなだけなんだ。

夜、ホテルに帰り、せっかく福岡まで来たので、夜の中洲を散歩する。もちろん金は持っていないので歩くだけ。むなしいねぇ。中洲を歩いていると、飲み屋のおねえちゃんが声をかけてくるのだが、当然ながらそんなもんを相手にして要る金はない。晩御飯も、高級料亭に行く予定が急遽変更になって、デパートで買ったサバ寿司だ。しかも閉店間際の処分品で買った安いやつ。450円。はぁ。悲しいねぇ。

5日目 成績
5日目回収率通算回収率
11.4%49.9%

ホテル情報
ホテル名西鉄グランドホテル
一泊料金朝食付き11000円
(インターネット予約割引)
交通西鉄福岡駅、市営地下鉄
天神駅から徒歩3分
お勧め度★★★★★(最高は★5つ)
コメント福岡の中心、天神に位置
する一流ホテル

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