東南アジア競馬開催国全制覇を目指して、今回はマレーシアを訪れた。以前、ペナン島を訪れたことはあったのだが、その時は残念ながらペナン島の競馬場は開催していなかった。マレーシアにはペナン、首都クアラルンプール、そしてイポーと3つの競馬場がある。今回訪問したのはイポー競馬場。さて、そこにはどんな競馬があるのだろうか。
以下の文章は「週刊競馬情報」 http://www.tokyonews.net/に私が連載中のコラム「穴場に集う人々」に掲載された文章に加筆、訂正を加えたものです。また文中の情報等については2003年1月の訪問時のものです。
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その1:首都クアラルンプールからイポーへ
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さて目的地ではないものの、せっかくKLまで来たのでちょっと寄り道。ここKLには「世界一高いビル」ペトロナス・ツインタワーがある。いや、なにを隠そう私は高いところが好きなのだ。ただ、残念なことに一般人は最上階まで登ることが出来ない。中ほどの41階に2つのビルを結ぶ連絡通路「スカイブリッジ」というものがあり、そこまでしか行けないのだ。しかし無料なのは嬉しい。わざわざ早起きして整理券をもらいに行った。
整理券で指定された時間になったので地下にある待合室へ。まずはセキュリティチェック。空港にあるのと同じようなチェックを受ける。その後、待合室でしばらく待たされる。上のスカイブリッジは完全定員制なので、先に登った人が降りてこないと登れないのだ。この待合室に建設当時の模様などが写真で展示されている。それによると、このペトロナスツインタワーの敷地は建設前は競馬場だったそうだ。現在KLの競馬場は郊外に移転しており、その移転跡を使って世界一高いビルを建てたということだ。確かにこの場所、KLの中心地近くであり、ある意味競馬場にしておくにはもったいない立地ではある。毎日競馬開催するならともかく、競馬の開催なんて年に数十日しかないものね。
ようやく順番が回ってきたのでスカイブリッジまで登る。しかしこの日は無情にも雨が降っていた。視界は最悪。元競馬場だったというこの場所、大部分は公園になっているのだがその端っこですらよく見えない。困ったもんだ。
さて寄り道はこのくらいにしていよいよ目的地へ向かう。首都KLから北へ向かってバスに揺られること4時間少々、イポーという街へ到着。ここが今回の目的地である。しかし4時間バスに乗って13RMしか払ってない。安い。3列シートで高速道路を快調に走る快適なバスの旅だったんだけど。イポーに到着して、タクシーに乗りながらホテルを探す。運転手に「チープなホテル探してくれ」というと、1泊48RMという格安のホテルに連れて行ってくれた。このイポー、マレーシア第三の街ということらしい。人口は約50万人。しかし印象としてはそれほどの人口がある街とは思えない。ただ、バスやタクシーの車窓から眺めた限りでは結構広い街だという印象ではある。
さて、勝負の朝。
市街地からタクシーで10分ほどの街外れにイポーの競馬場、Perak Turf Clubはある。11時過ぎに到着してしまったが、案の定というかまだレースは始まっていなかった。それ以前に開門もされていなかった。門の脇で売られていたプログラムを読みつつしばらく待っているとようやく開門。入場料は6RMだが、私は「特別冷気座位」という20.6RMの席へ入った。要するに特観席だ。さすがに3倍以上の金を払っただけのことはあり、冷房はバッチリ。半袖だと寒いくらい。やっぱり東南アジアの冷房はこうでなくっちゃね。
開門はされたが場内はまだモニターの電源すら入っていない。客も私以外誰もいない。とりあえず場内を散歩してみよう。すると、地元のダービーであるPerak Derbyの歴代勝ち馬がスタンドの壁に表示されている。ちなみにPerakというのはここイポーが属する州の名前である。で、その歴代ダービー勝ち馬を眺めていると、調教師の欄に同じ名前が何度も出てくる。イポーの尾形藤吉みたいなものだろうか? しかしその名前にどうも見覚えがある。
「IW Allan」
オリエンタルエクスプレスやインディジェナスでおなじみの香港名物・あのアラン師である。現在は香港に拠点を移しているが、かつてはマレーシアおよびシンガポールで調教師をしていたのだ。数えてみると、通算で10回もダービーを制している。最初に制したのは1971年。
さて、ようやく1Rの発走も迫ってきた。ちなみに1Rの発走は12時45分。そろそろ馬券を買おう。馬券の種類はWin、Place、Forcast、Tielce、Qualtet。Win、Placeは単複。Tielce、Qualtetはそれぞれ3連単、4連単。そこまではすぐわかったが、Forcastって連複だっけ?連単だっけ? 以前シンガポールに行った時にも見たような気がする。確か連複だったような気が。ま、オッズを見ればすぐわかる。オッズオッズ・・・っと。しかし場内のモニターをあちこち見てもどこにもForcastのオッズがない。というより単複しかオッズが表示されていない。これは厳しい。まとりあえず馬券買ってみよう。ここイポーではマークカードはなく口頭での馬券購入になる。
「Forcast、5−9、9−5、・・・」
ってことはやっぱり連複か。
で、博打ご法度のマレー系の人とは対照的に、ガンガン馬券を買っているのがチャイニーズ。東南アジアはあちこち行ったけど、どこへ行っても賭場となると元気なのはやはり中華系の人たち。そして、馬券を買うだけではなく声も出す。今回私が入った「特別冷機座位」は冷気というだけあってガラス張りのスタンドなのだが、それだけに声も響く。余談だが、ガラスがかなり汚れていてコースが見づらかった。モニターはあったからレース見えないということはないが、向正面なんかだと勝負服の色すら判別が困難になる。
1Rはゴール前できわどい勝負になった。当然、大声で叫ぶチャイニーズの皆様。ま、ここまではいい。きわどい勝負になったものだからVTRが流れる。そのVTRに向かって「差せ!」「そのまま!」みたいなこと(多分)を大声で叫んでいる。私も時々やっちゃうんだけど、VTRなんだからいまさら叫んでも結果は変わらないと思うのだが・・・。しかも、レース中より大声で叫んでるってのが凄い。恐るべしチャイニーズ。ちなみに、このレースで私は痛恨の1着3着を食った。痛い。
さて、そろそろ腹も減ってきた。何か飯でも食うとするか。賭場の食い物評論家としては場内の食事チェックは欠かせない。しかし、結論から言うとここイポーの競馬場は食い物に関しては今まで行った中で最も貧弱。麺が2種類とパン、あとは飲み物しかない。もしかしたら一般席エリアにはあったのかもしれないけど、「特別冷機座位」から一般席への通行は不可だった。入場門の脇に屋台がいくつかあったからそこで食ってから場内に入れってことなのだろうか?
で、情報誌を参照しながら予想を組み立てるのだが、どうも日本の競馬ほど各馬のキャラが立っていないような気がする。日本の短距離戦だと逃げ馬、好位からの競馬する馬、差し・追い込みタイプの馬ってのはある程度分類出来る。もちろんレースによっては逃げタイプ不在で何が逃げるんだろうなぁと考えなきゃならないレースは存在するが、それも各馬の戦法がある程度わかるがゆえに逃げ不在と判断できるわけだ。ところがここイポーではその判断がつけづらい。過去の戦歴を見てもあるレースで逃げた馬が次は中団に控えてみたり、あるいはその逆だったり。もしかして、みんなゲート出てから戦法考えているんだろうか? だとしたら予想しづらいことこの上ないのだが。私がちゃんと情報を読み取れていないだけという可能性もあるんだけど。
で、その結果私がどうなったかというと、大惨敗を喫したわけだ。ついに一度も払い戻しに並ぶことはなかった。それどころか、ハイペースで飛ばしすぎて途中で資金がなくなってしまった。前にも書いたがここイポーの競馬場は街中からタクシーでしばらく行った街外れにある。周囲には何もない。ということは手持ちの日本円を両替することも出来ない。タクシーで街中へ戻って両替してまた競馬場へ戻ればいいんだろうが、その気力すら吸い取られてしまった。というわけで、海外競馬挑戦で初めて途中お帰りという屈辱の事態になった。幸い、タクシー代は安いのでその程度の金だけは残っていたのだが、それがなかったら街中まで延々と歩いて帰らなければならないところだった。日本では金がなくなって歩いてお帰りという経験はあるが、この南国の太陽の下でそんなことしたら干からびてしまう。
というわけで途中お帰りという予想だにしない結果に終わってしまったここイポーの競馬。マレーシアにはこのほかに首都クアラルンプール、リゾート地として有名なペナン島にも競馬場がある。いつの日かイポーの敵を討つ時が来るのだろうか?
その後、あちこちブラブラしつつ最終的にやってきたのはシンガポール。負け犬のままマレー半島を去るわけにはいかない。ここで再び勝負するのだ。なおシンガポールの通貨はシンガポールドル(S$)。1S$は約70円。
電車に乗ってクランジ駅へ。3度目ともなるとスムーズに来られる。ただ、ここの競馬場ってシンガポールの端っこの方にあるから中心部から結構遠いんだよね。でもそれを言ったら東京競馬場だって東京の中心部からは遠いってことになるか。遠いとは言え2時間も3時間もかかるわけじゃないんだし。我が家から中山競馬場へ行けば2時間はかかるしね。
外国人は20S$を払うと@hibiscusという特別席へ入れる(要パスポート)。もちろんエアコン完備で、テーブルやソファがあるエリアでのんびりとレースを見ることが出来る。席は指定されていないので、見やすい場所のテーブルを一つ確保していざ参戦。
シンガポールには私の競馬仲間である◇さん(仮名)が住んでいる。競馬場で合流する予定になっていたので、とりあえず携帯に電話しておこう。さて、公衆電話は・・・あれ?どこにも見当たらない。職員に聞いてみればわかるか。
「電話どこにあるの?」
え?ないの? よく考えたら、シンガポールでは競馬場内には携帯電話持ち込み禁止なのである。入場門の前には携帯電話を預けるための小さなコインロッカーもある。携帯が持ち込み禁止なのだから公衆電話もないわな。余談だが、香港でも同様の措置が取られている。ノミ屋防止のためではないかと思うのだが。
「どこか電話ないの?」
競馬場はMRTクランジ駅の目の前にある。
「おお、そうか。で、一旦出て戻って来れるの?」
仕方ないので一旦競馬場を出て、電話して、一番安い3S$の一般席の券を買って戻った。損した。3S$あれば飯が一回食えるのに。
4Rから馬券を買う。その4R、軸を決めて馬連で3点ほど流したら相手本線が放馬→競走除外。どうもシンガポールでは放馬だの落馬だのに縁があるようだ。うーむ、なんだか不完全燃焼。6Rでようやく的中、多少浮く。直線に入って私の本線があっさりと抜け出してしまったので声を出すような展開にはならず。ここぞとばかりに日本人勝負師の底力を見せ付けてやろうかと思ったのに。
私が入った@hibiscusというエリアの隣に、「Owner's Club」というエリアがあった。馬主席なんだろうか? よく見ると@hibiscusとの間にはドアはあるが開放されている。んじゃちょっとお邪魔してみようかね。@hibiscusにいたのは現地在住と思われる白人が多かったのだが、Owner's Clubにいるのは圧倒的にチャイニーズが多い。元々シンガポールという国は中華系の人が多い国ではあるので当然といえば当然なのだが。で、この両者の馬券の買い方を見ていると、これが全く違う。簡単に言うと、馬券購入額が桁一つ、いや桁三つくらい違う。額が多いのが中華系である。ま、Owner's Clubってくらいだから金持ちが多いってことはあるだろうけど、それにしても中華系の人たちの張りっぷりは強烈。1000$S、2000S$は当たり前の世界。1万S$単位でバンバン買っている人もいた。金ってあるところにはあるんだね。その一方、@hibiscusの白人たちは実に慎ましやか。シンガポールでは単複が5S$、それ以外は2S$が最低購入単位なのだが、多くの人はこの最低購入単位で馬券を買っている。金儲けっちゅうより的中させることを楽しむってことなんだろうね。このあたりが馬券売り上げでアジアの競馬が上位に来ていることと関係あるのかしらん。
さぁ勝負もいよいよ佳境に入る。残るレースはあと2つ。果たしてシンガポールで雪辱を果たすことが出来たのか? それとも返り討ちに遭ったのか?
ゲート開く。こちらの想定通りの淡々とした流れ。私の本線は軸馬が逃げ、相手本線が3番手を進んでいる。あとは3番手の馬がちょい差しでOKだ。そのまま淡々と流れ、4角を回ったところで逃げていた軸馬が後続をスッと引き離した。これで軸馬の逃げ切りは濃厚だろう。あとは3番手を行く相手本線が前を1頭交わせば出来上がり。
「差せ〜っ、差せったら差せこのヤロー」
私の声に応えて残り1ハロンくらいで3番手の馬が2番手の馬に並んだ。
「よし、あとちょい、差せ、差せ、差せ〜」
交わした。しっかりと交わした。クビくらい前に出た。
「よ〜し、出来た〜!」
日本が誇る(<だから誰が誇ってるんだよ)勝負師である私の声できっちりと交わさせた。これで金は私のものだ。とりあえず今夜は美味いもの食いまくってやろう。ああ、遠路はるばるやってきた甲斐があった。クランジ競馬場のナイター照明が薔薇色に見えた。
ところが。
「えっ、うわぁ〜、やめて〜!」
一旦交わされた馬が、まさかまさかの差し返しをやってのけたのである。まるで小島太がサクラチヨノオーに乗った日本ダービーで見せたあのシーンを彷彿とさせるくらい豪快な差し返しによって、私の馬券は大金から一転して紙屑になってしまった。まさに茫然自失。
思考能力停止状態のまま、「穴、穴、穴・・・」とつぶやいて購入した最終レースの馬券は予定調和のように紙屑となり、シンガポールの、そしてマレー半島での大敗が決定。マレー半島は私にとって鬼門なのだろうか。帰る間際、買い戻しになった馬券があったことを思い出したのは不幸中の幸いではあったが。
競馬終了後、一緒に観戦するはずだった◇師とようやく合流。私の惨状を見るに見かねたのか、晩飯をおごってくれた。ありがとうございまする。そして翌朝、逃げるようにシンガポールを後にした。ここにまたリベンジに来る機会はあるのだろうか・・・。
成田空港を飛び立ち、シンガポールを経由してマレーシアの首都クアラルンプール(以下KL)に降り立った。到着が夜になったこともあり、KLで一泊する。ここKLは目指す街ではなく、目的地はまだ先だ。なお、マレーシアの通貨単位はリンギット(RM)。1RMは約30円。
KLからイポーへやってきた時点で既に夕方だった。とりあえず、ホテルにチェックインする。勝負は翌日。この日は屋台で晩飯食べてすぐに寝た。
朝、といっても海外の競馬場では午前中から競馬をやっていることは少ない。ソウルでは1Rの発走が午前11時だった。それ以外、海外で午前中に競馬が始まっていたことは経験がない。で、のんびりとくつろぎつつ他にすることもないので11時頃に競馬場に向かった。ちなみに交通手段はタクシーしかないようだ。
「No、5−9、9−5、samesame」
そろそろレースの発走だな・・・という頃になるとスタンドも結構混雑してきた。で、そこで気づいたのだがどうも客層に偏りがある。マレーシアという国は大雑把にいうとマレー系、中華系、インド系の3つの民族によって構成されているのだが、スタンドにいる客はほとんどが中華系なのである。インド系はチラホラといるが、マレー系に至っては0と言っていい。街中ではマレー系の住民も結構見たのだが、競馬場にはいない。どうしてだろうなぁ、マレーの人は博打嫌いか? しかしマレー系の人が全くいないわけではない。職員の中にはいるのだ。で、その職員を見て思い出した。マレー系の人は原則としてイスラム教徒だから、戒律により博打はご法度なんだよね。ドバイなんかでもあれだけ派手に国際レースやっておきながら馬券売ってないものね。それに比べれば馬券売っているだけでもよしとしなければならんか。
ここイポーの競馬場は結構広い競馬場なのだが、レースとしては短距離戦が中心になる。ほとんどのレースが千二〜千四で行われる。直線1100mのレースもあった。だからせっかくの広いコースなのにコースを1周するレースは少なくともこの日は一つもなかった。もっともこれはマレーシアに限らずアジア全域においてそうなのだといえるかもしれない。小回りコースだと1周するレースもあるが、小回りなので距離は長くてもせいぜい千八くらい。しかもそういう距離のレースはどちらかといえば上級条件のレースが多い。二千を越える距離のレースというのはめったにない。あっても重賞とかそんな感じ。日本のように条件戦で二四のレースがあるというのは珍しいということになるだろう。少なくともアジアでは。アジアでは短い時間で勝負がつく方が好まれるということなのだろうか? もっとも、馬のレベルという問題もあるが。たとえばベトナムのように千二で1分30秒とかかかるようだと二千以上のレースを行うのは厳しいかもしれない。これはさすがに極端な例だろうけど。
負け犬となってイポーの街を後にして、バスと船を乗り継いでパンコール島という島に到着した。予定外に早く到着することになってしまったため、ビーチから美しい夕日を見ることが出来た。心洗われるひととき。この美しい夕日に比べれば競馬の負けなんてちっぽけな問題で悩んだって仕方ないよな・・・ってそんなわけはない。悔しいものは悔しい。
何はともあれ、日々の馬券で傷ついた心を癒すためにこのビーチまでやってきたのだ。言うなれば「戦士の休息」だ。カッコつけ過ぎか?
本題とは関係ないがここパンコール島、人も少なくのんびりするには最適。海も綺麗だし。本当に静かなので、暇を味わえるような人じゃないとつらいかもしれないけど。
シンガポールの競馬場にやってくるのもこれが3回目となる。初めての時は最終レースで勝負したら軸馬が競走除外→買い戻しとなってノーゲーム、2回目は勝負レースで軸馬が落馬競走中止で馬券的には惨敗とどうもすっきりしない結果が続いている。今度こそきっちりと白黒つけてやる。
「ないよ」
「駅にならあるよ」
「んにゃ、それは出来ん。もう一回入場券買わなきゃ」
幸先悪く3S$を失った私。しかも、電話を探したりしている間に3Rまで終わってしまっているではないか。稼ぎ損ねたよ。3S$なんて馬券にすれば1点の買い目にもならんくらいの金額なのだが、馬券以外で失うととても痛いような気がするのはどうしてだろう。もちろん、現地物価からすれば食事1回分だし、市内中心部から30分ほどかかるここクランジまでの電車代が1.8S$なのであるからそれなりの金額ではあるんだけど。ちなみに、ここシンガポールは決して物価は安くない。競馬場に来る前に多少時間があったので街中をブラブラと散歩したのだが、街角にあったオープンエアの喫茶店ではコーヒー1杯5S$もしたし。高級な店だったんだろうか?そんな印象はなかったのだが・・・。ただ、庶民が日常食べるような食事と交通費に関してはかなり安いのは事実。タクシーに30分くらい乗っても20S$くらいで済むし、食事は最低限のものなら2〜3S$で済ますことが出来る。
残るレースはあと2つ、前回ここシンガポールで負けているだけに、ここでなんとしても稼がないと負け犬の汚名を返上できない。まさに穴が空くほどプログラムを見つめた末、ようやく自信のある買い目が浮かび上がった。これで本線来ればマレーシアの負けを埋め、さらにここまでの交通費やらホテル代やらなんやらかんやら全部払ってもまだ余裕でおつりが来るくらいの稼ぎにはなる。日本を(勝手に)代表する馬券師として、ここは格の違い(何の?)を見せつけておかなければなるまい。
世の中何が起きるかわからんものである。
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