コースは右回り小回り平坦。一応芝コースのようなのだが、直線は完全に土が剥き出しになっていた。4角までは芝なのだが、直線は土。ダートではない。土だ。スタンドの上まで登ってようやく芝コースであることを確認出来たが、下のほうで見ていたら土コースと勘違いしたままだったかもしれない。 1Rは外してしまった。さて2R。購入したプログラムに真剣に目を通す。クラス分けとかよくわからんので、参考となるのは過去の走破タイムくらい。ところがこれが凄いことになっている。日本ではよく「時計一つ違う」なんて言い方をする。時計的に1秒は違うということだ。時計一つ違えば着差にして6馬身は違う。ところが、ここベトナムでは同じレースで時計が10以上違う馬がいるのだ。たとえば1200mのレースで、速い馬は1分30秒を切るくらいのタイムで走る。しかし同じレースで1分35秒とか40秒なんて馬もいる。こうなれば自ずと勝負は見えてくる。「展開至上主義者」の私でも、10秒の差を展開で埋められるとは思えない。速い時計の馬はプログラムでも★印がついていたりして人気になると思われるのだが、これはやむを得ない。さすがにサイゴンまで来て「堅そうだからケン」と言っている場合でもない。とりあえず一度は払い戻しに並びたい。ちなみにこの2Rでは私の買い目は3=7裏表、押さえに3−2というものだった。
買い目が決まれば馬券を買いに行こう。
「3×7、7×3、3×2をくれ〜」
「・・・NO!」
さて、どうして馬券購入を断られたのでしょうか。この後、私の十数年の馬券購入歴でも初めてという事態に出会う。