シンガポールの競馬場は、クランジ競馬場という名前だ。MRTという鉄道のクランジ駅が最寄り駅。駅のホームから競馬場が見えるくらい近いので、クランジ駅にさえ行ければ迷うことはないだろう。今回私は空港から直接競馬場入りしたのでタクシーを利用したが、タクシーを利用する際は「Turf Club」と伝えるのが一番早くわかってもらえると思う。どうしても競馬場がわかってもらえなかったら、最後はボディランゲージ。これはベトナムでもそうだったし、「バンコクでもそうだった」という情報もいただいているのだが、手綱をしごくゼスチャーをすれば「おお、競馬か」ってな具合にわかってもらえるだろう。この際、ちゃんと手綱はしごくように。「持ったまま」だと、特にベトナムでは「ん、バイクか?」と誤解されかねない。また、ムチまでは必要ないと思われる。岡部の見せムチとか、ペリエの肩の関節が外れているかのような豪快なムチ捌きまでは披露しなくてもいいだろう。ちなみに私はかつてバンコクで四つん這いになって「競馬だよ、馬」と伝えようとしたことがあったのだが、それはまったくの無駄だった(笑)。
空港でちょっとしたトラブルもあって、競馬場に到着した時には5Rの発走直前というところだった。タクシーを降りる時に運転手さんが「Good Luck!」と言ってくれた。これは便利かついい言葉だよなぁと思う。日本語ではこれに相当する適切な表現がない。「ご幸運を」では堅すぎるし、「頑張ってね」ではニュアンスが違う。でも、馬券で金を稼ぐのはLuckじゃないのよ。もちろんLuckも時として必要だしLuckに助けられることもあるが、ものを言うのはやっぱり実力よ、実力。日本の馬券師をなめんなコラ。って誰に言っているんだ。