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「未読王購書日記」発売中でござるよ。 オンライン書店bk1で購入できます。
買物かごに入れとくよ。

■ 本書を購入しようとされている方へのご注意(1) ■
 今、書店でこの本を手に取っていらっしゃる貴方、もしも本書を買われた後になって貴方と揉め事になったり裁判沙汰になったりするのは嫌なので、一言、この本を購入されるにあたっての注意事項を述べさせて戴きます。後になってから「そんな話、まったく聞いてなかった」などとは絶対に仰らないように。何があろうとも返金することはありませんので。
 まず、本書は「読書録」や「書評集」や「ガイドブック」ではありません。もしも今、この『未読王購書日記』なる本を買って、面白そうな本を選ぶための参考にしようなどと考えている方がいるとすれば、それは大きな間違いです。何せ、この本の中に書名の出てくる本のおよそ98%は、全く読んでおりませんので、その本が面白いかどうかなんてことは私にはさっぱり分かるはずもありません。
 次に、本書の中には内外のミステリを中心として数多くの古本・新刊の書名が出て参りますが、資料として何の役にも立ちません。何故ならば、書名や作者名も含めて本書に書かれているデータが間違っている可能性が充分にあるからです。特に古本の場合は、発行年などの本書に書かれた書誌データは決して信用なさらないでください。今更、我が家の本棚をひっくり返してそういった細かいデータを調べ直すのは到底不可能−−というか、やるとなったらこりゃものすごく面倒くさい。私、面倒くさいことは大っ嫌いです。ですから、この類の本には付き物の書名索引や注釈等を入れる手間も当然のことながら省きました。編集部もそれでいいと言ってくれております。どうやら編集部も面倒くさいことは大っ嫌いなようです。同じ理由で、珍しい本の書影などを本書に入れる考えも最初っから全くございませんでした。
◆まえがき「本書を購入されようとしている方へのご注意(1)/未読王」より
■ 本書を購入しようとされている方へのご注意(2) ■
 著者自らが注意書き(1)で述べているように、本に纏わる日記でありながら、ブックガイドとしてこれほど役に立たない本も珍しい。しかしいったん読み始めたら、ページを繰る手を止めることはおよそ不可能だ。これほど本好きの心をくすぐる面白本も、また珍しい。
◆あとがき「本書を購入されようとしている方へのご注意(2)/茶木則雄」より

【活字倶楽部】 2003春号/BOOK REVIEW; エッセイ・ノンフィクション・ガイドブック
『未読王購書日記』未読王 本の雑誌社 1800円
 現在もインターネット上で開かれている未読王(ハンドルネームです)氏のサイト「未読王購書日記」を本にしたもの。「本書を購入しようとされている方へのご注意(二)」を書いているのは、著者の不幸な後輩、書評家の茶木則雄氏だ。

 たぶん、『かつくら』読者なら気がついていると思う。世の中にはおそろしいマニアが存在することを。SFファン、ミステリファン、古本蒐集家……。そのジャンルで有名な某作品を読んだことがないといえばなぜか怒られ、誰もが知ってる某作品を好きだといえば鼻で笑われ、この本を古本屋で○○円で買ったといえばおれなら買わないねと勝手に鑑定してくれる。そんなイヤな人々は現在も生きているのです。そして、それがあなたの上司だったり先輩だったりするかもしれないのだ。社会って厳しい。世の中って厳しい。
 著者は間違いなくマニアである。蔵書は一万冊を大きく超える。しかし、本書に本の内容はいっさい出てこない。とにかくあれを買ったこれを買ったという報告のみで構成されている。そんなところもマニアのマニアたるゆえんか。そんなものが果たしておもしろいのか? おもしろいのである。とにかく語り口がおもしろい。本だけでなく、彼の周辺人物たちもおもしろおかしく描かれる。彼の友人にはなりたくないとしみじみ思うぐらいだ。
 たぶん、『かつくら』読者なら「自分はひょっとしたらマニアなのでは?」と思ったことがあるだろう。ぜひ本書を読んでみてほしい。安心するだろうか? それとも? (柏)
【BRUTUS】 2003年5月1日号/V.I.A.BRUTUS; VARIETY; BOOK
邪悪なる趣味、読書・購書の奥の細道。
橋本麻里/Mari Hashimoto ●ライター&エディター
(前略) 斎藤美奈子の趣味が読書なら、名古屋の未読王の趣味は「購書」。読むのは二の次三の次、つーかこんな勢いで買ってたら読むほうが追いつくわけないよね、の購書ライフ(ネット上で現在も連載中)を詳録した『未読王購書日記』、他人事とは思えず目頭が熱くなる。(後略)
『未読王購書日記』未読王/本の雑誌社/本体1800円/ホームページはhttp://homepage2.nifty.com/bambixx/furuhon/
【週刊新潮】 2003年4月3日号/十行本棚
『未読王購書日記』未読王 本の雑誌社・1800円
正体不明の著者だが、蔵書は2万冊。でも、大半は読んでもいない。それでも、また今日も買ってしまう。その破滅的な日々がホームページで公開され、読書人の間で話題だった。書評でも読書録でもない本書はその単行本化。壮大な自慢話が求道者の告白に思える。
【朝日新聞(関東版)】 2003年3月28日 夕刊/BOOK TIMES
『未読王購書日記』未読王 著 本体1800円 本の雑誌社
ミステリーを中心にマニアが縦横に語る
 著者は、「金に糸目をつけずに思う存分古本が買えると思うと、更に一段と爽快な気分」といってはばからず、「皆さんもぜひ、少なくとも月に一度は古本百冊一挙まとめ買いをすべき」と説く古本マニアである。何しろ2001年の抱負は「一年間に千冊以上、本を買わない」と自戒するほどのマニアぶりを発揮。蔵書は優に2万冊を超えるが、本書で書名の出てくる本の98パーセントは読んでいないと誇らしげに宣言する。
 さて日記スタイルの本書には、当然のことながら、著者が購入した本の題名が次々に登場する。しかし書評が載っているわけではない。それにもかかわらず本書を読んだ瞬間、軽妙でテンポの良い語り口に引き込まれる。推薦文に書かれた、「自分の買った本の自慢話を、内容に触れずにこれだけ面白く読ませる作者は、まずいまい」という賛辞にも納得させられる。
 ところで、「買った古本を読もうとするなんてことは、古本コレクターとしては百害あって一利無し。まったく邪道極まりない愚挙」という著者にとって、蒐集の狙いは珍しい本を安く買うことにある。そのためには、常日頃、古本屋通いをして古本の相場観を鍛錬する必要があるともいう。そんな著者ならではの交友録にも思わずにやりとさせられる。
【週刊文春】 2003年3月27日号/山口文憲の「お役に立ちます?」
<注意>この書はブックガイドではありません!
 最近はあまり聞かないが、本を買っても読まないで積んでおくことを、昔は「つんどく」といった。「いやあ、読書といっても私のはもっぱら“つん読”でしてねえ、ははは」。
 もちろん、これは一種の謙遜表現。読書をすることがエラかった時代なればこそ通用した、お約束のいい回しだが…。
 さていまはどうか。読書がべつにエラくなくなった昨今でもつんどく派はいて、みずから「未読王」を名乗る。その驚異の日常をあますところなく伝えるのが、この『未読王購書日記』(未読王著、本の雑誌社)。
 この人の場合は、「なかなか読めない」とか「そのうち読みたい」というのではない。一貫したポリシーは「とにかく俺は読まないの!」(オビ)。そもそも「本は買うもの蒐めるもの」(同)で、古本市に出かけては「鵜の目鷹の目攫うもの」(同)だという。
 その結果、あれよあれよというまにミステリー中心の蔵書は二万冊を突破。ひとくにちに二万冊というが、本一冊の重さが平均四百グラムだとして、その二万倍なら総重量は八トン。自動車五、六台をいつも家のなかに置いていることになる。
 ようするに、最近各地で問題になっている「ゴミ屋敷」常態か。そして著者は、ゴミ屋敷の主よろしく、きょうもきょうとて街へいそいそと本を拾いに出かける。
「十一月十六日木曜日
 本日買った古本は、ジェームズ・ブラディ『パリ・ワンの謎』(KKベストセラーズ、1979)、ジェイムズ・サーバー『サーバーのイヌ・いぬ・犬』(早川書房、昭57)。どちらも百円。てゆーか、どちらも百円じゃなきゃ間違っても買わなかった本だ」

 でも百円ならすぐ買ってしまうというあたりが、やはり未読王の王たるゆえんか。
 ちなみにネタ元はネットで評判をとったこの人の日記。その点も深く考えさせられる。
【中日新聞】 2003年3月8日 夕刊
『未読王購書日記』未読王著
 インターネットの個人サイトを書籍化した古書、新刊の購入日記。名古屋の購書マニア≠ナある著者は、ミステリーを中心に、蔵書2万冊を超えるが、その98%は読んでいない。当然、読書録や書評集ではなく、資料としても役に立たないと宣言しているが、古書市めぐりや目録購入のノウハウが学べる深さや、本好きの親しい友人と会話をしているような楽しさがある。(本の雑誌社・1800円)
【毎日新聞】 2003年3月3日 夕刊
『未読王購書日記』未読王著(本の雑誌社・1800円)
ダブリ買いは当たり前。ミステリーを中心に蔵書2万冊超という謎の「名古屋の購書マニア」の日記。
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