千葉耕市 fragments

ま行

 

マッドハウス

 ヴィンセント・プライスが演じた怪奇映画俳優トゥームズを千葉耕市。人を食ったプライスの大振りな芝居を見事に調理、名作に昇格せしめたのも、千葉の熱演があればこそ。初放映は昭和五十四年三月七日、TBSで。

 

ミステリー・ゾーン

 昭和三十六年よりTBSで放映された名作アンソロジーの本邦番組名。当初、ロッド・サーリングは久米明が吹替へ、三十八年に再開した時に明石一に代はったと思しい。五ヶ月ばかりの中断を経て、三度始まった昭和三十九年九月十三日「幻の宇宙船」以降、サーリングを千葉耕市。これに先立つ三十五年にも、日本テレビで「未知の世界」の題で放映されてゐる。

 

ミセス・コロンボ

 ピーター・フォークがごねた為、泥縄式に制作されたらしい本作では、オルデン編集長を千葉耕市。

 

未知との遭遇・特別編

 昭和五十七年十月十日にテレビ朝日で初放映。千葉耕市は細かく四役も。R・ドレイファスが電話で話すアールと名のる友人、デヴィルス・タワー付近の住民を避難させる口実を考へる当局の一人、送還されるヘリコプターに乗った老人、最後に、基地のスピーカーから聞こへる指令の声。同一作品で三役兼ねた作品には、『見知らぬ乗客』があった。

 

名探偵登場

 吹替の愉しさを堪能できた日本語版の傑作。声の配役が豪華この上なく、アレック・ギネスを千葉耕市、デヴィッド・ニーヴンを中村正、ピーター・セラーズを羽佐間道夫、ジェームス・ココを滝口順平、エルザ・ランチェスターを高橋和枝、ピーター・フォークを小池朝雄、トルーマン・カポーティを内海賢二…。昭和五十年代末に藝達者をこれだけ揃へたのも、「月曜ロードショー」の命運が尽きるのを察しての蕩尽かと勘繰りたくなる。

 

名探偵再登場

 千葉耕市はシド・シーザー。前作にも顔を見せたP・フォークが同じ小池朝雄の他、マーシャ・メイスンが小原乃梨子、マデリン・カーンが平井道子、アン・マーグレットが武藤礼子、アイリーン・ブレナンが高橋和枝、ジェームス・ココが富田耕生、ニコル・ウィリアムスンが阪脩といった面々。筆者としては、ジョン・ハウズマンの塩見竜介が嬉しかった。恐らく、映画そのものの出来はこの二作目の方が上。


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