この映画を見ているキルターはきっとたくさんいるでしょう。キルトを愛する人ならもちろん、そうでない人も映画を見終わった後にじわーっとハートが暖かくなるはず。。。
この映画をみて、いかにアメリカの日常の暮らしとキルトが深く結びついているのがよくわかります。
キルト作りをする7人は次々に、結婚を控えているフィンに自分のほろ苦い愛や結婚の経験を話します。結婚を不安がっているフィンになんで?って最初は思っていたけど、映画の中に出てくる詩を聞いてなるほどぉ!と思いました。その言葉とは・・・「若者は完全な愛を求め、年を経た者は端切れを縫い合わせ、色の重なり合いの中に美を見いだす。」というものです。確かに、確かに、と何度も頷いてしまいました。
映画に出てくる「ウェディングキルト」のテーマは《愛の住む処》。老婦人達は自分の一番輝いていた頃の想い出をキルトに綴ります。ある婦人は、家を出ていってしまった夫との初めてのデートに着ていったワンピースの布をアップリケしたりして。。。キルト作りと共にそれぞれの回想シーンが次から次に。このあたりになるともう涙ボロボロ・・・・。
キルト作りの仲間の間でも問題がありぎくしゃくしていたけれど、このキルティング・ビーを通してみんながひとつになっていく姿にも感動。そしてなんと言っても出来上がった「ウェディングキルト」が素晴らしかった!アメリカンキルトには生活道具や飾りという以前に、作った人々の強い思いが込められているんですね。主人公のフィンが結婚生活に悩む事があったとき、これを手にとって見たらきっと前に進む力になるのでは、と思えるようなキルトでした。
私も今は勉強中の身なので、あまり余裕がないのですが、あの老婦人達の年代になった頃、昔を思い出してキルト作りが出来ていたらなぁ。
普通の人に歴史あり