活動責任者 片岡友美(リス・ムササビネットワーク会員)
■九州でニホンリスを見たことはありますか?
ニホンリスは日本の固有種で、現在は本州(主に滋賀県以東)と四国地方の山林や平地林に分布しています。かつては九州にも生息していたと言われていますが、現在、九州地方のニホンリスは絶滅したか、あるいは、生息しているのかどうか分からない状態です。哺乳類研究者の間でも「そもそも九州にリスはいなかった」あるいは「いつごろ絶滅したのか」、いや「今も生息している」など様々な憶測があり、九州地方におけるニホンリスの実態は未だ明らかになっていません。
そこで、リス・ムササビネットワークでは九州地方におけるニホンリスの生息状況を明らかにするため、今年度から南九州の自然林やアカマツ林(=ニホンリスの生息環境)で分布調査を開始しました。また、ニホンリスの目撃情報や過去の生息記録に関する文献なども収集しているところです。しかし、広い九州で幻のニホンリスを探す(!?)には、まだまだマンパワーが不足しています。もし、当活動にご興味のある方がいらっしゃいましたら、是非私たちと一緒に野外調査にご協力を頂けますよう宜しくお願い申し上げます。または、もし目撃情報や写真・毛皮・標本などの資料をお持ちの方がいらっしゃいましたら、当会までご一報いただけますようお願い申し上げます。
■リス・ムササビネットワークとは
日本におけるリス類研究の発展と日本産リス類の保全を目指し、研究者やアマチュア観察者などが、各自の調査成果の公表や情報交流を行っています。当会は1996年に発足し、現在、全国各地に200名の会員がいます。具体的な活動は以下のとおりです。
1、 研究者・環境調査に携わる技術者・アマチュア観察者・ムササビ観察会の関係者等
リス類に興味を持たれている方々の交流・情報交換の場を提供する。
2、 全国各地におけるリス類の生息・生態情報をネットワークを通して収集し、また、調査・
観察結果等の学術的な情報を蓄積する。
3、 上記の1.2.の内容を含めたニューズレター
「リスとムササビ SCIURID INFORMATION」を年1~2回発行する。
ホームページ: http://www.rimunet.jp/
■調査ボランティア募集
○調査期間 2008年2月1日~2月10日
○調査地 鹿児島・宮崎県境;「霧島山・韓国岳周辺」
○調査内容
調査地内を車または徒歩で移動し、ニホンリスの食痕や生息痕跡を探索します。
○応募者条件
・18歳以上の方(未成年の場合は保護者の要承諾)
・野外調査の経験不問。 体力に自信の無い方でも参加可能です。
・現地までの交通費、食費、滞在費は、原則として自己負担。
→現地の調査活動に使用する車(ガス代含む)・機材・資料・参加者のボランティア
保険に掛かる費用はこちらで用意します。
○参加申し込み方法
上記の調査期間で参加可能な日をお知らせください。折り返し、調査日程と活動に関する詳細をご連絡
いたします。参加は1日だけでも長期間でも受け付けます。申し込みは、参加希望日の3日前までにご連
絡をお願いします。
■ニホンリスに関する情報をお寄せください
○目撃情報
九州地方でニホンリスを目撃した年・時期・場所などをお知らせください。かなり
昔の話や曖昧な情報でも構いません。
○写真・毛皮・はく製
1993年までニホンリスは狩猟獣として捕獲され、リスの毛皮は国内外で売買されて
いました。公的な狩猟記録から、過去に九州地方でもニホンリスは狩猟捕獲されてい
たことが分かっています。しかし、当時のニホンリスの毛皮やはく製で、現存するも
のはまだ1つも入手できていないため、本種が当地に生息していた確固たる証拠があ
りません。これらの毛皮やはく製、写真をお持ちの方は是非お知らせください。
*提供して頂いた資料は鑑定・記録等の後、必ず返却いたします。
■参加申し込み・情報提供・調査に関するお問い合わせ
片岡 友美 risusagashi@fieldnote.com
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