北京
2002年 11月

 

北京首都空港。ここからすでに時代は変わっていた。

たくさん揺れて気持ち悪くなった飛行機やっと降りて、入国審査の為並んでいる頃から
「ピロピロ」「ペラリパレ〜」
携帯電話の着信音。メールだ通話だと、やたらににぎやか。

『ここまで来てもやっぱり同じか〜』

なんて思いながら、両替を済ませ(自動両替機・主要各国通貨対応という優れもの)、フリーパス状態の税関を抜けてやっと自由の身になった気分。
酔いが抜けないまま、リムジンバスに乗り込み市内へと向かいました。

本当は北京着後、その日のうちに張家口市へ向かおうと思っていたんだけど、どーにも気持ち悪いのとかったるさから今晩は北京泊に決定。北京駅近くのユースホステルに向かいました。

が、行ってみてびっくり。何と10月末で営業を停止していた。
その代わりに徒歩10分ぐらいの所にある別のユースを紹介してもらってそっちに移動。
4人部屋ひとり60元を取って、やっとでかいカバンを降ろして、大した目的なしの、行き当たりばったり北京の徘徊が始まりました。

まずは、翌日に張家口市に向かうための列車のチケットを購入しに北京駅へ。

そして、そこから地下鉄で『前門』へ。簡単な食事をして天安門広場、そして天安門へ。
すでにとっぷりと日は暮れて、きらびやかな街並みになっていました。

ピカピカ天安門

初日の徘徊はほんのちょっと。

翌日、北京南駅から朝の列車に乗って張家口市へ。
張家口市で一泊して、夜9時頃北京西駅着の列車で戻ってきました。

 

で、この西駅から、予約していたホテル『建国客桟・前門店』まで向かおうとタクシー乗り場に行って先頭の車の運ちゃんに行き先を告げると どうやら場所を知らなかったらしく、住所を見せても分からないらしく、なんと乗車拒否をされてしまいました。

そうしていると、乗り場の配車担当のおじちゃんが、あたしのカバンを次に並んでいた車に乗せて、あたしをその車の助手席に乗せて その車の運ちゃんに
「とにかく前門大街に行けば分かるんじゃないか?この人外人だから、よろしく」
運ちゃんは「こんなホテル知らないよー!前門大街だけじゃ分かんないよー!!」
と叫んで出発しました。

この、西駅からホテルまでの道がすごかった。

『ここはどこ?本当に北京??』
高架道の両側にはビルがたくさん建っているんだけど、そのほとんどがライトアップされている。
幻想的っていうか、カラフルにきらびやかっていうか。

あたしの中の北京って8年前で歴史が止まっていたので、すごいびっくりした。
口開けて、ボーっとしちゃったもの。

気分は『Back to the Future』でした。

とにかく前門大街まで向かって、運ちゃんは道行く人にホテルの場所を聞いてくれてなんとか到着。
叫んだ運ちゃん、どもどもありがとう。

ここから6日間のおうちにチェックイン出来ました。

 

建国客桟こと如家客桟

ホテルの近くは食堂だらけで助かりました

今回、選んだこのホテル、まだガイドブックにはあまり載っていないと思うんですが、場所が気に入って予約しました。

大好きな前門大街の一本西側の道にあって、前門まで歩いて10分位。歩くにはかなり便利。
2001年に出来たばかりの新しさ。そして、安い。

実際、こじんまりとしていて、かわいい外観、内装。かなり気に入りました。
フロントは英語が通じるし、親切だしで気持ちよく過ごせました。

「建国客桟」というのは、北京を中心に中国全土ににチェーン展開しているホテル。
きれいで安いっていうのを売りにしているみたいなので、豪華じゃないけど、本当にいい感じですよ。

 

 

やっぱり行っちゃった
北京自然博物館
(人体真奇妙)

古い「北京」のコーナーでも紹介していますが、張家口から戻ってきて一番はじめに行ったのがなぜかここ。
ついつい、「かわはぎ君」(全身の筋肉の様子を見られる人体のホルマリン漬け)や
「はらわた丸出し君」(お腹を開かれている人体のホルマリン漬け)を見たくて。

以前は写真OKだったんだけど、いつの間にか禁止になっていました。

あれは、やっぱりすごい。
すごいというか、怖い。
「怖いもの見たさ」っていう言葉がぴったりの場所。

 

 

円明園

清朝の庭園遺跡です。

円明園自体はものすごく広くて、その中の西洋楼跡っていうところが一番の見どころ。
ずいぶんと園内を歩いてやっと着きました。

いたる所に遺跡のかけら(と言ってもでかいんですが)がごろごろしていていました。

修復もしているらしいんですが、ぺかぺか新品みたいな修復はしないで欲しいものです。

場所柄か?にわかカメラマンみたいな人が何人もいました。
パチパチと写真撮りまくっていて、シャッターを押してもらえないか頼んでみると
角度が気に入らないだの、光の当たり方がどーのと細かく身体の向きに注文を付けられてしまいました。
でも、おかげでいい写真が撮れました。

 

円明園のあと、西単までバスで行って、どうしてか前門まで歩いてしまいました。
約4q。疲れた。

 

鼓楼・鐘楼・胡同

本当は、「香山公園」まで行こうと思っていたんだけど、風が強くなってきたし、行ったことなかったしで行ってみた。 ついでに胡同も散歩。

この辺には、まだまだ昔の北京が、中国が残っているっていう感じてす。

胡同は観光で北京に来る外国人から見たら「風情」だの「ノスタルジー」だの感じちゃうんだけど、 住んでる人は不便で大変らしいです。
オリンピックまでには、ずいぶん無くなっちゃうらしいけど、どうなんでしょ。

鼓楼より鐘楼と胡同。
ビルとのギャップが印象的

鼓楼での「太鼓ショー」

胡同にて

鼓楼では、30分毎に10分程度の「太鼓実演」が行われていました。
なかなかの迫力で、見ごたえありでしたよ。

係のお姉さんが英語と中国語で解説をしてくれるんですが、私と欧米人夫婦の3人しか見ていなくて、 そのお姉さん、中国語の解説の時にはあたしの目をじっと見て喋ってくれるんですよ。

分かんないって。だけど、そんなこと言えない。

そして、英語の時には夫婦の方に身体の向きを変えて話していたんだけど、 若干英語の方が理解できたので、目でそれを訴えてみましたが通じていませんでした。ははは。

 

 

『北京友誼商店』という、高級おみやげ屋とでもいうのかデパートとでもいうのか、そんな店があるんですが、 そこで恐ろしいものと遭遇。

修学旅行の高校生。
11月の北京で女子はミニスカ。生足にルーズソックス。
その足に降り注がれる、冷たい視線。
中国人はもちろん、欧米人からも。
男子は絶対値切りに応じない店だというのに、一生懸命値切ってるし。
ちゃんと教えといてよ、ガイドさん。
(教えたとしても聞いていないだけかもね)

翌日王府井でも、その集団がバスから解放される所を見かけてしまい、
そそくさと移動してしまった私でした。

 

 

ちなみにその王府井にある書店で「常用中日漢字詞語対照辞典」という辞書を購入。
これで、また中国語頑張るぞっっ。
と言いつつも、はやちゃん産んでからずーっと休んでる。
復活するぞぉぉぉ。頑張るぞぉぉぉ。

 

その王府井なんですが、すごいことになっていました。8年前は、ただの道だったんだ。そんな感じ。

今やきれいなビルが並び、道も美しく舗装され、とっても歩きやすい。
見渡せば視界の中に3つ位ずつマックやケンチキやピザハットの看板が入ってくる。
夜は夜で、ネオンきらきら。人はうじゃうじゃ。

王府井に限らず、あらゆるところがピカピカになっている北京。
上海はもっとすごいことになっているらしいけど、10年以上行ってない。
中国パワー全開っていうのを光で、進歩の早さで感じ取ることが出来ました。

 

 

古観象台

予定通り、ちゃんと行きました。古観象台。
行くたびに必ず行こうと思っていても、なんでだか行ったことなかったの。

世界最古の天文台だそうです。
大きくはないんだけど、なかなか見るものはたくさんありました。

観象台の下にこまごまとした展示物、上に観測に使用していた大道具の複製品。

上に登ってもまわりのビルが高いので、見渡せるっていう感じではないんだけど、
まあまあ気持ちよかったです。

 

瑠璃廠(ルーリーチャン)

Reeの家族で、末っ子はやちゃんだけが、中国で作った印鑑を持っていなかったので、作りに行ってきました。
別に瑠璃廠まで行かなくても、おみやげ屋とか、ちゃんとしたホテルのおみやげコーナーでも作ることは出来るみたいですが、 今回はわざわざ行ってみた。
だって、瑠璃廠も通ったことは何度かあるけど、用があって行ったことはないんだもの。

目に入った店で石を選んで、字体を選んで注文。20分で出来るということでしたが、 焦って雑な作りになっては嫌だったので『ゆっくり、丁寧に彫ってね』と頼みました。

というのも、昔から中国の観光地では「すぐ出来ます」「今、ここですぐ彫ります」 というような印鑑造りの店があるんですが、目の前で彫ってくれるのは確かに早くて便利なんだけど、おおむね雑。ちょっとくらい待たされても、落ち着いた丁寧なものの方が後々いいよ。 そう思って、わざわざ頼んだのでした。

とは言っても、そんなに時間があったわけではないので、30分位でとりに行っちゃったんだけどね。
でもこれではやちゃんにも、ちゃんとした(?)はんこが出来たのでした

 

 

秀水市場

珍しく買い物もたくさんして荷物も増えたし、安いかばんを探しに行ってみました。

別名『シルクマーケット』と言われていて、怪しいシルク製品や普通の衣料品や雑貨などなどの店が軒を並べています。

今回はかばんしか買わなかったんだけど、昔来たときにお姉ちゃんのおみやげに『シルクのパンツ』を買ったの、ここで。 で、サイズはどんなん?と思ってSからXLまで全部広げて見てみたら、あろう事か全部同じ大きさだったという経験がありますの。その時は『じゃ、フリーサイズっていうことで〜(^_^;)』とデザインで選んだんだけど、充分見てからの購入をおすすめします。

ちなみにお分かりだとは思いますが、値切ったもの勝ちです。
今回買ったかばんも言い値の半額以下で購入しました。

ここで笑っちゃったのが、多分欧州からの旅行者のおじさんがなんと『キャスター付きのヴィトン』を持って、というかカラカラ引いて、すっごい嬉しそうに歩いていました。もちろん、コピー商品。
おじさん嬉しそうだけど、帰国するとき没収されちゃうんじゃないのかな〜???
まあ、今嬉しければいいのかな〜。

 

 

前門大街

 

おいらの一番好きな通りです。
ここの通りを歩いていると落ち着くんですよ、あたし。
王府井や西単みたいに派手じゃなくて、庶民的な所がいいのかな?

『どこがそんなにいいの?』って聞かれると回答に困るんだけど、何となく好き。そんな感じです。

あ、北京に初めて行く人が「中国式道路の渡り方」を覚えたいなら、やっぱりここ前門大街がお奨めです。
道路の幅が丁度よいし、みんなホイホイ渡っているから、ついていけば自然に覚えられるし。

そんな前門大街も昔に比べたらずいぶんとあか抜けていて、小汚い店構えだった大好きな焼売屋さんもぴかぴかの店になっていたし、洋服屋さんもおしゃれになっていた。

大街の入り口(っていうのかな?「前門」のバス停がたくさんあるところ)に並んでいた、屋台の盆飯(お弁当)屋さんもすっかり無くなってしまっていて、これはちょっと哀しかった。

時の流れを感じずにはいられませんでした。

昔、行くたびに笑顔で迎えてくれた盆飯屋のお姉ちゃん、会いたかったなぁ。元気かなぁ。

今回は前門に近いっていうのが最大の理由でホテル選んだだけあって朝も夜も、毎日ウロウロできて幸せでした。

 

天安門ですわ。

登れるようになってからは、行くたび登ってます。
つまりは昔は登れなかったのですよ。ここ。

今回は最終日、帰国する日に行ってきました。何となくそう心に決めていたので。

朝、ホテルを出て歩いて前門-天安門広場-天安門と。
そのまま故宮に入っちゃうと、飛行機乗れなくなっちゃうので天安門止まり。
ここまでずっと晴れていたのに、初めて曇った日でした。

中国人の団体も多かったのですが、みんな写真とか撮ったらさっさと降りちゃうんです。
『次はいつ来れるかな』などと黄昏つつ広場を見つめていたら
警備の兄ちゃんに「いつまでいるんじゃ、こいつ」という目で見られちゃいました。

 

←天安門の楼上。皆さん観光中。

楼上の端っこから。→
寒そうな警備員さん

天安門から広場を一望

写真を3枚無理矢理つなげて見ました。なんて見苦しいのかしら・・・パノラマ写真ができたら差し替えます。ということでこの写真期間限定(^_^;)

 

ちょうど広場向かって右側の人民大会堂で「全国共産党大会」開催中ということで、
広場の真ん中には看板が設置されていました。

「中国は今、新しい局面を迎えている」というような事(多分)が書かれていました。

 

おみやげ

今回、おみやげで購入してきたインスタントラーメンと、パンダのぬいぐるみです。
ラーメンは、カルフールで旦那のおみやげにと、適当にかごに放り込んで買ったので、ちょっと足りなかった。
旦那は赤いパッケージの「統一100」が気に入ったらしい。

パンダはただのパンダではないよ。
「ハードロックカフェ」のオリジナル。
ちなみにお値段は異例の高さで、劉さん(劉さんについては別ページで詳しく紹介してますのでそちら参照)もびっくりした(っていうか怒った?)という代物。

ハードロックカフェ北京のロゴ入りセーター着てます

足は旦那です。左は汁ビーフンでした。

ラーメンたち。もっと買って来るんだった

そう言えば昔、でっかいパンダのぬいぐるみ持って、北京空港のロビーで一泊しちゃったことがあるんですよ。
(早朝発の便だったので、タクシー代とホテル代を浮かそうと思ってね。若かったわ、昔は。)

友達に今回買ったパンダをおみやげにと渡したら
「あんた、また空港で寝たんじゃないでしょうね」
と言われてしまいました。
今回は寝てません。

 

 

今回、何度かホテルのパソコンを借りて、友達とメールで連絡を取り合っていました。

この料金が様々で、最初は昔泊まったことのある「新北緯飯店」のビジネスセンターのパソコン借りたんですが、
なんと1分1元も取られた。しかも日本語入力不可。表示はOK

それ以降は泊まってた「建国客桟」の事務所のを空いてた時に借りてたんだけど、1時間10元。
こちらも日本語入力、表示も不可だったけど、Hot-mailがちゃんと使えて、メールの本文だけはきちんと日本語で出てきてました。

この料金の違いって、何よ、ねぇ。

 

結局、3日北京で歩く時間があったけど、のんびりペースのあたしが回れたのはこんなものかな?
もちろんすべてを紹介したわけではないけど。

やっぱり、北京はいいよ〜。
行くたびに新鮮で、驚いて、楽しくて。
リゾートなんかでは味わえない感動があって。

また行くぞぉぉぉ。

いよいよ、マイルゲッター宣言してしまった私でした。

 

 

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