やっぱりあたしにしては
超贅沢・お車チャーターして万里の長城めぐり

 

夕べ寝たのは結局12時過ぎ。
だけど、目が覚めたのは4時。二度寝して5時には起きてお仕度。

北京に着てから普段のあたしでは考えられないほど早起きペースになっていました。

劉さんは時間に正確だから、と約束の時間より少し早くロビーに出て、劉さんを待っていたのですが、 どうにも昨日疲れたらしく(こき使ったのはあたしじゃ)15分遅刻してやって来ました。
(困ったほどあせった顔してやって来たのですぐ許したよ。)

そうして今日は万里の長城4カ所めぐり。
しかも遠い所ばっかり。
体力使うの分かり切っているのに、朝食抜きで出発しました。

 

 

何だって、一気に4カ所もの長城に行きたくなったのか、 いいわけを書かせていただきますと

今まで、八達嶺と慕田峪長城は行ったことあります。
だけど、観光用に修復されたぺかぺかの長城でした。

明の時代からあるものがこんなにきれいって納得行かない。
修復はされているものの、「落書き」ならぬ「落彫り」(っていうのかな?)が多くて、汚い。見苦しい
もっと自然なまま、ボロボロに風化されていてもいいから、なるたけ修復されていない長城をじっくり見たり登ったりしてみたい。

そんな基準でネットでいろいろ調べていたら『古北口長城』というのがあることが分かりました。
んじゃ、ここだ。と決め込んだら近くには『司馬台長城』と『金山嶺長城』もある。ここは行ったことないぞ。
ちょっと離れてるけど15年前に、初めて中国に行った時に行ったことのある『慕田峪長城』も行きたいなー。

ということで

『無理だと思うけど、金山嶺・司馬台・古北口・慕田峪の4つの長城を一日でまわること出来ますか?』
と、問い合わせてみたらあっさり「朝早めに出れば大丈夫」という返事が来たので
「こりゃ行くしかないでしょ」
ということになりました。

なお、この時点では「歩くのが遅い女です」ということは伝えていませんでした。念のため。

 

 

車は昨日とは逆方向。北へと向かって進みます。
なんといっても今日は長距離移動。ここでは公表出来ないぐらいの▼□★◇や◎▲▽□★など 巧みな運転で激走。 『ひょー??』っと思っている間に慕田峪長城に着きました。

 

慕田峪長城

まだ早朝なのでほとんど人がいない、すがすがしくて気持ちよい長城を楽しむことが出来ました。

大昔、ここに来たのは真冬で、確か雪が少しだけ積もっていて・・・
なんて思い出しながらのんびり歩いて、見晴らしのいいところで座り込んで風景を目に焼き付けました。

 

そう、ここで劉さんにメッセージ。

あの日言い忘れてしまっていたので。

今回はこの慕田峪長城登るのにロープウェイ使ったけど、15年前は1000段の階段を このあたしが歩いて登ったんだからね!
いつもいつも、お金使って極楽しているだけじゃないんだよ。ふふふ。

それだけ。念のため言っておきたかったのさ。

駐車場に戻る道端の土産屋のおじさん達のお誘いを強硬に振り切り、車に戻り、次は司馬台長城へ。

 

司馬台長城

どうしてあんな所に作ろうと思ったかな・・・

ダムで分断されてます

司馬台長城って、何だってよりによってこんな所に作っちゃったの???っていう所に作られてるんですよ。
絶対に自力では登れなさそうな感じ。ふふん、ロープウェイがあるもんねー・・・ってロープウェイ修理中。(またか)
しゃーないから歩いて行く。長城にたどり着く前にに気管が痛んできた。やば。

やっと長城に着いた時にはすでに体力なし。
ゆっくり登りながら、時々呼吸を整えつつの繰り返し。
中国に来てからの乾燥でちょっとやられてたんだけど、こんな所で来たかっていう感じでした。

このあとも2つあるし、無理しちゃったらパーになっちゃうっていう気持ちが強くなって、そこそこの所で断念。
『欲張りすぎたのかなー』なんて思いながら車に戻ると
「早かったねー」と言われてしまいました。

理由を話して、すぐに次に出発。
ほんのちょっと走ると道端の広場で人だかり。
簡易ステージが設置されていて、京劇が上演されていました。

「はい。ちょっとだけ見てきなさい」と車を止めてくれたので行ってきた。

ステージ右に演奏隊・見える?

簡易ステージでもちゃんと生演奏付きで、たくさんの人が見に来ていました。
どうやら村主催のイベントの模様。
思いがけない所で、ちょっとだけど京劇をただで見られて、あの独特の発声についつい見入ってしまいました。

腹減った。
お菓子をつまみながら走って、いよいよ一番お楽しみな古北口長城。

 

古北口長城

 

体調も戻ったし、ここはそんなにはきつそうじゃないし、大丈夫だろう。うんうん。
「ちゃんと登って来なさいよ」
という後押しを受けて山道に入っていきました。

だけど、ここ誰もいない。売店もなければトイレもない。観光客もいない。
熊とか出ないのかな。イタチくらいはいそうだな。
誰もいなくて本当に静かだから、鳥が木にとまったり、飛び立つ音が妙に響く。
そんな感じの山を登って長城にたどり着きました。

山道を長城に向かって進みます

落ちたら怖いぞー

ポツン

この長城、両脇に壁がない。空がつかめそうなくらいまわりを見渡せる。そんな状態がずっと続いている。
幅が狭いからこけたら落ちる。そんな緊迫感も味わいながら歩き続けました。
起伏が少ないので、歩くのも全然楽ちん。

思わず、一番高い所で仰向けに寝てしまいました。

こんな大きな、本当に青い青空を見たのはどれくらいぶりだろう。

久々に光合成出来たっていう充実感を味わえました。

 

奥の壁は長城です

民家の一番奥にお寺

このあと、近くのちっちゃいお寺をいくつか見て(古北口長城と入場券がセットになっていたのよ)いよいよごはん〜〜。

ここまでまともな食堂がなかったのと、とにかく行けるとこ行っちゃわないとっていうのと
劉さんが前に来たときにおいしかった店があったんでということでここまで我慢してきたんだけど、本当に腹減ってた。
朝飯抜きで、お菓子だけでごまかし続けて来た甲斐あっておいしい食事にありつけました。

 

そして、最後の長城は金山嶺長城

 

もう、夕方近くになっていたので暗くなるまでには戻るよと言い残して出発。テクテク歩いて行きました。

『着いてこなくていいよ、何も買わないから』
そう言ったのに、ひとりのおばちゃんが「ともだーちー」と言い続けながら着いてきた。

ちなみに司馬台長城にもいたんだけど、とにかく観光客にくっついて来て案内や手助けをしてくれて、
最後におみやげを買ってもらおうといういうもの。
結果的にはこのおばちゃんに助けられちゃったんだけどね。

 

油断して歩きすぎちゃって、気が付けばかなり暗くなっていて、降りるにはこっちが近いとおばちゃんに言われてそっちについて行ったら道なき道で、
どんどん暗くなって来ちゃって、転んじゃうし、おろおろしていたら警備のおじちゃんに発見されてやっと懐中電灯の灯りに会えて。

駐車場から長城まで、ちょっと距離があったんだけど、さすがの劉さんも焦ったらしく車で入って来てくれちゃいました。

車のライトを見つけたとき、『劉さま〜』と心で叫んでた。

『遭難しかけました』
そう言って、やっと車に乗るとおばちゃんはターゲットを劉さんに変えてお金を要求してきた。
劉さんは動揺しているあたしに変わっておばちゃんにお金を渡してくれて。

金山嶺長城を出てちょっとの間はまだ動揺してたな。わけの分からないこと言ってたもん。
恥ずかしいお話でした。

ちなみに、金山嶺長城は夏にはライトアップしているらしいので、夜でも遭難しないで済むみたいです。

ってことは、あたしはやっぱりどこかひとつ、まぬけな女ということか?
まあ、今分かった訳ではないから。それはそれでいいんじゃないかな。何とか生きてるし。

ただ、人様に心配かけたりは出来たらしたくないなぁ。
そんなことをしみじみ思ってしまう今日このごろであります。

 

北京に戻る途中の道では2回ほど検問がありました。

Reeが北京に着いた日から人民大会堂では『全国共産党大会』が開催されていて北京に入るものはチェックされる体制になっていたようです。ちゃんとパスポートを持っていたので問題なし。(パスポートの写真と顔を見比べられたとき、Vサイン出しちゃった。へへへ。お子様なわたし。)

買いたいものがあるという希望を聞いてくれてハードロックカフェにも寄ってもらって、9時過ぎにホテルに戻りました。

この日の走行距離371qだったそう。

劉さん、本当に長距離をありがとうっっ。お疲れさま〜。

 

そして、この夜もReeはホテルの近所を徘徊しました(^o^)。

 

 

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