おもに個体識別しての行動調査のため付けられたもの
ツバメ類
Hirundo rustica (House Swallow) : Tsubame
ツバメ(足輪)
巣で捕獲するのは簡単そうだが、思ったほど装着例見当たらない。足が短く、付けても羽毛にかくれて見えにくく、組み合わせて付けられないことによるらしいが、調査している方に聞くと、飛んでいる個体も心眼(神眼?)でみるそうです。
装着例
- 親に 黄色 、子に赤 赤 :親は翌年帰還
小熊幸恵 (2002)
- 繁殖期初期の低温がツバメの繁殖に及ぼす影響 日本鳥学会2002年大会発表
イワツバメ(着色)
Delichon urbica (House Martin) : Iwa-tsubame
染色して移動を調べた例があるようです。
おまけ
ツバメ類ではないですが、ヒメアマツバメにプラスチックシールを腰の白い部分に貼りつける方法をとった例があるそうです(上田・樋口,1988)。
ハシブトガラス
Corvus macrorhynchos (Jungle Crow) : Hashibuto-garasu
ウィングタグ
装着例
国立科学博物館附属自然教育園(東京都港区目黒)
- 調査終了し、装着個体も残っていないらしい。
- 以下に装着の報告と若干の観察記録あり。
- 千羽晋示 (1997)
- 「鳥類(カラス類を主とした)と人との関わりに見られる都市環境の変化」の研究(平成7年度) 自然教育園報告 28:41-57:
- 藤村仁・菅原十一・武藤幹生 他 (1998)
- 「鳥類(カラス類を主とした)と人との関わりに見られる都市環境の変化」の研究(平成8年度) 自然教育園報告 29:19-29
- 藤村仁・菅原十一・武藤幹生・千羽晋示 (1999)
- 「鳥類(カラス類を主とした)と人との関わりに見られる都市環境の変化」の研究(平成9年度) 自然教育園報告 30:25-36
ほかに都内(東京大学:PHS調査の補助)などのタグ装着例あり。
ハシボソガラスも含め、繁殖生態などの研究のための足輪によるマーキングも各地で試みられているようだが、成鳥は捕獲が困難らしい。
観察記録・標識個体写真等
誰がつけたのだろうかカラスのタグ(フィールド日記フォト)
調査結果報告
都市と中山間地域における人と野生鳥獣の共存のための被害防止及び個体群管理の方策に関する研究 (I)都市に生息するカラス類と人間との共存の方策の研究(自然教育園)
ハクセキレイ
Motacilla alba (White Wagtail) : Haku-sekirei
足輪
ハクセキレイの色足環(大阪鳥類研究グループ:大阪自然史博物館の和田さん「鳥小屋」)
装着例
大和川河口の集団ねぐら(2002年:大阪市立大学の高木さん)
- 左脚に二つ、右脚に一つ(左右・上下関係も必要)
- 使用色: 青 、 薄い青 、 赤 、 濃いピンク 、 薄いピンク 、 オレンジ 、 黄 の7色( 色の識別が難しく、失敗のようです。小鳥類で大量の個体識別はきびしそうですね。)
その他
ヒヨドリ(肩タグ)
Hypsipetes amaurotis (Brown-eared Bulbul) : Hiyodori
標識装着例
日本生態学会2007年大会講演要旨に肩タグを使って個体識別をした調査発表あり。
ヒヨドリ・ツグミ(足輪)
Hypsipetes amaurotis (Brown-eared Bulbul) : Hiyodori
Turdus naumanni (Dusky Thrush) : Tsugumi
標識装着例
最近見た鳥2(大阪自然史博物館の和田さん「鳥小屋」)
- 1998年に長居公園でヒヨドリ2羽・ツグミ10羽にカラーリングを付けたという記述あり。両足に2個ずつ(左右同色・上下区別)
- 使用色: 青 、 黄緑 、 オレンジ 、 赤 、 水色 、 白 、 黄 の7色
イカル(足輪)
Eophona personata(Masked Grosbeak):Ikaru
標識装着例
長野県茅野市でカラーリングを付けたことがあるようです。
観察記録
足環付きイカルの身元判明:長野県茅野市→練馬区(日本野鳥の会東京支部研究部ブログ:2009.9.18):
左赤
+
右赤
イカルの足環(埼玉の里山、見沼田圃(見沼田んぼ)の鳥日記:2008.7.16):
左青
+
右赤
(観察は茅野市)
野鳥の撮影=イカル(八ヶ岳の青い月2:2007.4.21):
右赤
(左は見えない写真)
スズメ(足輪)
Passer montanus (Tree Sparrow) : Suzume
標識装着例
下記の上野動物園での調査のほか、都市鳥類研究会の唐沢孝一さんも足輪を付けて調査をされたそうです。
調査結果
福田道雄.1992.
- 東京都台東区上野動物園西園におけるスズメの標識調査結果.鳥類標識誌 6(2):68-72.

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