Memorandum




________________________________________________ memo-004/2006-1-21 ______

ブックオフで買った多木浩二の『ヌード写真』(岩波新書)。すでに絶版になっているようで、新刊の書店では見かけなくなった本です。探していた本なのですが、それを105円でゲットできました。岩波新書なのに『ヌード写真』なんていうタイトルの本を出すのは意外な感じもしますが、著者の多木浩二氏は美学者だし内容も充実(或いは岩波らしく「教養的」)しているので、手に取ってみると「ああ、やっぱり岩波っぽいところあるな」などと思ってしまいます。ヌード写真を扱いながらもあまり色気のない本というか。でも難解な文章ではなく、分かりやすい文章なので、わりとその辺は好感が持てます。

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多木浩二の『ヌード写真』と一緒に、マルキ・ド・サドの『新ジュスティーヌ』(澁澤龍彦訳、河出文庫)も買ったんですが、結局読みませんでした。最初の部分を少し読んだのですが、やっぱり自分に合わないと思い、そのまま放棄。あとは本棚の肥やしです。また、中島義道という哲学研究者による『不幸論』(PHP新書)も同時に買った本ですが、これも最初の方を少し読んだだけで内容的に疑問を感じ、結局これも途中で放棄。読むほどの内容はないと判断(この判断は人によってだいぶ異なるだろう)しました。

結局この時に買った本でちゃんと読んだのは多木浩二の『ヌード写真』の他に、西野武彦の『決算書がスラスラ読めるようになる本』(角川ONEテーマ21)くらい。西野さんの本は広義のハウツー本なので読んで役に立つ内容ですね。この本は全体的に分かりやすい本ですが、部分的に説明が不十分と思われる箇所があり、その辺は僕のような専門外の人間にはやや理解しにくいところがあったように思います。それでも個人的に役に立ったところが多かったです。

ブックオフでこうやって何冊も安く本を買えると、読んでいる途中に、その本がつまらないと思ったり、自分に合わないと思う本を、あまり躊躇なく放棄できたりして、昔と本の読み方(本とのスタンスといった方がいいかも)が随分変ってきたと思います。まあ、そもそも昔なら、あまり読みそうもない本は絶対に買わなかったですが。ブックオフのように本がひどく安いと本来なら読まないような本でも、目についただけで、ついでに買ってしまうことがあるってことですね。買う際によく中身を吟味しないからでしょうね。安い本でもよく中身を吟味して買うようにしないと、結局たくさん本を買ってしまうことになり、書棚に本の置き場がなくなってくることに。これからは安くてもよく選んで本を買うようにしないと。

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ヴァイオリニストの井川郁子さんのHPを見ていたら、プロフィールに、「大阪芸術大学教授」という肩書きがあった。なんとこの人、こんなに若くて美人なのに大学の教授!芸術系の大学って、こういった人が教授にいるのか。とてもではないが、同じ大学でも法学部だの文学部だの経済学部だのでは考えられない、いや、あり得ないことだ。特に僕のいたような大学では絶対に考えられない。随分違うよな、と思う。だって、この美しいドレス姿、見て下さいよ。これですよこれ。











________________________________________________ memo-003/2006-1-11 ______

久々にクラシックサイトで有名なSyuzoさんのブログに行ったら、僕のまったく知らないことを取り上げていて、「あれ?これは何だろう?」と思い、ちょっと不思議な感覚を覚えました。それは「えべっさん」について書いてある文章です。「えべっさん」なんて言葉は本当にはじめて知りました。ネットでちょっと調べてみたんですが、やっぱり東京にはない風習で、関西中心のものらしいですね。どうりで今まで聞いたことがなかった。参考に「えべっさん」について書かれたサイトのリンクを貼っておきますね。

「西宮のえべっさん」
「西宮神社十日戎・えべっさん(えびす祭り)」
「えべっさん入門」

なんか、これ、僕にはたいへん珍しい感じです。こんな風習が日本にあったんですねえ。今までぜんぜん知らなかったし、聞いたこともないですからね。同じ日本でもやっぱり関西と関東では多少、文化が違うところもあるようです。関西では昔からあるようですが、東京にはまったく伝わってないんじゃいかな。東京も探せばどこかの神社で似たようなことをやっている所もあるかも知れませんが、僕は聞いたことはありません。Syuzoさんがブログで「巨大なマグロ」とか、「笹」とか、「福娘」とか、書いているんですが、これ全部、僕にはナゾだったわけです。上記リンクのサイトなどを調べると、あるある。マグロとか笹。これでナゾは解けました。でも「福娘」はよく分かりませんでした。(ここまで知らなかったことをはっきり書くと、関西の人から「それでもお前は日本人か」と言われそうですが・・・)

まあ関西らしい風習といえば関西らしい風習だなと、思いますね。新年にこうした風習があるのって、楽しそうでいいですね。東京にも輸入したい気分です。東京の神社もやればいいのに、って思う。神田明神あたりでやれば人も来ると思うんだが。どうなんだろう。

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(追加記述2006-1-12)

僕も新しいデジカメが欲しいのですが、最近狙っていたリコーのCaplio R3 の評判が思ったよりも芳しくないようです。このリコーのCaplio R3はコンパクトデジカメなのに、光学7倍ズームを持つカメラで、しかもマクロにも強く、また28ミリの広角撮影も可能というものです。大変優れたカメラだと思うのですが、カカクコムあたりの評判だとレンズカバーの調子が悪くなるケースもあるようで、様子を見ています。まったく故障しない、という人の書き込みもあり、初期トラブルかも知れないし買うか否か。リコーは新しくCaplio R30なんていう製品も出したようだし、こっちの評判がよければR30でもいいかなと思案中。

ところでリコーのHPソニーのバイオのHPにある、電話対応のお姉さんの写真、同じ人なんだけど、ちょっと気になる。フリー素材とかで、このお姉さんの写真があるんでしょうか。

とうとうお待ちかねの Intel Mac、出ました。個人的にかなり期待していたんですが、思ったほど期待できるマシンではない気もして、少し残念な感じもした。

Mac初のIntelマシンは、iMacとMac Book Proというマシン。これらはデザインも従来のマシンとだいたい同じで、Intel のチップを積んだだけという印象もある。iMacにかんしては、Intel のチップ以外はデザインも前とまったく同じだし、新鮮さがまるでない。スピードが速くなったというが、これは確かノート向けのCPUだし、G5のような64ビットではないようだから、本当に速くなったのかは疑問もあり。

Mac Book Pro は PowerBook G4 とデザインがほぼ同じで、これも Intel 製のチップか、Power PC を使っているかの違いくらいで、あとはたいした違いを感じない。カメラが内蔵されたり、フロントローを使えたりと、以前のPowerBookと違う点もあるが、これらは所詮すでに発売されている機能を付加したものに過ぎない。どうも新しさを感じない。これもスピードが最高4倍も速いというふれこみだが、従来のPowerBookがそんなに遅かったのかと逆に疑問になる。でもまあ、様子を見て、良かったら買います。どうせMacを買うしか僕にはないようだし。











________________________________________________ memo-002/2006-1-6 ______



上がTASCHENの画集
下が昔買った洋書の画集

サイズは洋書の画集よりも
ひと回り小さい。

JR大森駅にあった駅ビルが、新しく「アトレ」として新装開店したので立ち寄りました。そこにある「ブックファースト」という本屋を見ていたら、美術関連のコーナーに、このルノワールの画集(TASCHEN 刊)が安値で売っていたので、思わず買ってしまいました。

もちろん日本語版の新品です。大きめのサイズで、縦が約32センチくらいあるし、430ページくらいあるものです。その上ハードカバーでずっしりと重い。普通なら5000円から6000円程度かと思われる代物ですが、なんと1900円という値段。これは買わない手はないと思い、さっそくレジに持っていって買って帰りました。お店で手さげ袋に入れてもらったものの、その重量のせいで重くてしょうがない。持って帰るのにかさ張るは、疲れるはで、一苦労でした(ちょっと大袈裟ですが)。

夕食を食べてから、買ったルノワールの画集を眺めると、そこにはルノワールの美しい作品群が、これまた美しい印刷と共に僕の眼前に広がる、という感じ。実はすでにルノワールの画集は持っていて、それは洋書でしかも今回の画集よりもさらにひと回り大きいものなのですが、これは古本で買ったものです(左写真参照)。

だから刊行から10年以上も経っています。そのせいか印刷が若干、今回の画集よりも落ちるし(鮮度に欠けるような感じか)、白黒印刷のページも多いことから、今回買った画集の美しさに、ひどく感心しているところです。以前に買ったルノワールの洋書画集はタイトルを『Renoir: His Life, Art, and Letters』といい、ルノワールの手紙の写真やルノワールのポートレイト写真などが多く掲載されていて、資料的には充実したものです。それに対して今回買った画集は『ルノワール:幸福の画家』というタイトルで、著者のジル・ネレがルノワールの作品を年代別にテーマを掲げ、ルノワールの全体像を解説しています。ルノワールの肖像写真なども載っていて、なかなかまとまった画集です。作品も多く載せているし、モデルになった人物の背景など詳しい記述もあり、かなり楽しめます。もうこれでルノワールに関する本は必要ないと思わせるほど充実しています(研究本などは別)。

ラファエルなどのルネサンス芸術からすると、印象派の作品は近代的な個人主義の世界というか、画家の私生活の中にある風景や人物が中心で、その作品世界のスケールの小ささは否定できない。それでもルノワールの作品世界はたいへん美しく、私生活の中にある風景などがこれほど豊かに彩られた例も少ないのではないか。

何だか、この画集に接してから他の印象派の画家の作品集も欲しくなってきました。

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ここ最近、日経平均がかなり上がってきています。僕からするとちょっと異様です。今までは売られ過ぎで、ファンダメンタルズに合った株価になってきたとか、そういった批評もあるようですが、僕には違和感がある。あまりにも急ピッチな上昇ですからね。普通ならもっと調整してもおかしくない。それにこんなに国家財政は緊迫しているし、マスコミで言われているほど景気が良くなったとも思えないですしね。景気が本当に回復しているのなら、それに応じてもっと税収も多くなっていないとおかしいわけで。だが実際は歳出の見直しで、竹中総務大臣が国家財産の圧縮をやろうとしている。それに日銀も量的緩和政策を続けているし、なかなか金融引締めをやろうとしない。まあ福井総裁は金利を引き上げたくてウズウズしているようですが、どうゆうわけかできていない。仮に金融引締めが行われたら、株式市場には資金が回ってこないんじゃないのか、と思ったりもして。それでも日経は上げ続けている。一体、いつ急落(大幅調整)が来るんだろう?もしかしたら調整は来ないのか。2月辺りに米国のFRB議長にバーナンキ氏が就任する予定だったはずですが、これが調整のきっかけにでもなるのだろうか?調整でかなり株価が下落した場合、やっぱり景気回復は幻想だった、とかそんなことにならなければいいのですが。











________________________________________________ memo-001/2006-1-2 ______





The Complete Work of Raphael
HARRISON HOUSE

今年も僕の正月は相変わらず寝正月的な感じで、もっぱら雑誌に目を通したり、本を読んだりして過ごしています。

わりと画集などを眺めている場合が多く、例えばヤフオクで落札したラファエルの作品集とか、眺めています。この画集はかなり大型で、縦のサイズが38センチくらいあり、ページ数も600ページからあります。Complete Worksというタイトル通り、ラファエルの全仕事が羅列されているようです。洋書(英語)なので、読むというよりも観る専門ですね、これは。図版が多いので観ていて飽きません。残念な点はモノクロの部分が多いこと。やはりラファエルの作品はカラーでないと、その良さが伝わりにくいですね。

この画集には、あのヴァチカンにある有名なフレスコ画も掲載されています。「アテネの学堂」とか「ヘリオドロスの追放」、「聖ペテロの解放」などです。これらはカラー印刷で(日本で印刷したらしい)しかもページ全部を使って掲載されているので迫力があり、細部もまあまあ良く見えるので、かなり満足。もう正月はラファエル鑑賞で充分に精神的な快楽に浸っています。

それにしてもルネサンスの芸術というのは、他の時代の絵画作品とは格が違うというか、凄みがあるように思えます。バロックやロマン派もいいのですが、やっぱりルネサンスは凄いなと。まあフレスコ画が多く残されているというのもあるだろうし、テーマも宗教作品が多く取り上げられているので、何かスケール感が他の時代の作品とは違うと感じますね。


The Economist
The World in 2006
(毎日新聞社/¥1200)

ラファエルの画集の他には暮れに買っておいた雑誌などにも目を通しています。わりと細かく読んでしまったのが、この「エコノミスト」誌。これは日本の「週刊エコノミスト」ではなく、本家のロンドンの「エコノミスト」の日本語訳版です。だから最初に掲載されている「図解2006年過剰マネーはどこへ」という記事以外は全て外国人の書いた記事の翻訳になっています。この号の特集は「The World in 2006」つまり世界の「2006年政治経済予測」です。米国、アジア、欧州、中東・アフリカ、カナダ・中南米と、それぞれの地域ごとに政治経済予測が載っています。どれもなかなか興味深いもので、う〜ん、これは信じてよいのか?と色々と考えさせられてしまう。日本の「週刊エコノミスト」でも「週刊東洋経済」でも今年の展望のような特集を出していたと思いますが、このロンドン版はまた少し雰囲気が違うので、参考になるところがあります。

新年になったので、こうして実に久々に更新しているわけですが、誰も見てくれないのだろうと感じています(汗)。もうとっくの昔に忘れ去られているような気もする。あまり更新しなかったので仕方ないですね。今年は戌年です。皆様、明けましておめでとうございます。





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