皮膚科疾患と漢方治療

皮膚科疾患と漢方治療

     古来、各種皮膚疾患は何百とあり、かつ古人は漢方で
これに対処して、それなりに成功してきております。
とくに、西洋薬の副作用で皮膚の症状が出る昨今、
また原因不明のアレルギー性皮膚炎に悩まされる当節、
漢方・鍼灸に対する期待は大きく、またそれに応えることの
できる治療成績が出てきています。
難治性・慢性のアトピー性皮膚炎も、漢方をうまく適応すれば
かなりの改善が認められます。成人にきびなども漢方治療の非常に良い対象
疾患になります。難治とされている乾癬なども
改善例、完全治癒例が結構あります。この秋に、中国四川省の成都の
漢方大学の老中医・鐘教授のところで、その治療のエッセンスを学習して
来ております。

西洋医学的な治療で、行き詰まった方には
漢方による皮膚治療がお奨めです。
実際、そういう方が三々五々、漢方治療を求めて来診されています。
      
 私が、難治性な皮膚科疾患に漢方が非常に良いと思ったのは、
約17、18年前です。北京中医学院の元院長の高鶴亭氏から
  彼の同窓生がロンドンで漢方治療で成果を挙げている話を聞いた時です。
丁度その前に、医学雑誌ランセット(歴史の古い欧米の医学雑誌)で
ロンドンで、西洋医学治療で治らない皮膚疾患の患者さんが、
漢方薬治療に鞍替えしている記事を読んでいましたので、
この話で意を強くしました。11年前の上海で中国漢方
修行中は、馬先生という、皮膚科の老中医と親しくさせてもらい、
中国漢方の皮膚科診療、治療を一通り学ばせて貰いました。

 本年度中に総疾患数約230、膠原病など難治性疾患、また一般的な皮膚疾患
などを含め、古来からその治療が難渋とされてきた種々の疾患を扱った
漢方書(中医皮膚科書の翻訳・再編集本)を上梓する予定です。

(現在224篇終了 本文だけで800頁を越えました)

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