「シミュレーション・ウォー・ボードゲーム(長いので、以下SLGとします)というものを、一度くらいはやってみてもいいんじゃないかなぁ・・・」とか、「昔、やってたけど、最近、またはじめてみたくなった」という人がいらっしゃいましたら、このコンテンツをご覧になっていただければと思いまして、このコーナーを設けました。何かの折の参考にしていただければ幸いです。

 とか、なにやら偉そうなことを書いてますが、書いてる本人も、SLGは大学時代までやっておりましたが、その後プッツリやめまして、10年程度のブランクの後、30代にまたこの趣味をはじめた、所謂「出もどり」した者でして、あんまりこの趣味を隅々まで知り尽くしてるわけではありません。
 初心者が初心者に向けた記事ということになりますね。スンマセン。

 ですが、まあ、初心者経験者とでもいいましょうか、出もどりの時の「浦島太郎体験」と言いますか、身に覚えのあることをツラツラと書いてみようと思いまして、この記事を書いています。
たいした参考にはならないかもしれませんので、その辺はひとつ、ながーい目で、お願いします。

 ベテランの方々からのご指摘などもお待ちしております。

 まぁ、前置きはこのくらいにして早速お話を始めましょう。

 さて、これから始まる未知の趣味のために、まずは、慎重になりましょう。
・・・というのはどの趣味でも同じこと。まずはじっくり情報収集・・・

 ・・・なんて、じつはまどろっこしい。
 もったいぶらずにドンドン教えてほしい!という人のために、ドンドンいきたいとおもいます。
 (※注 ドンドンいっちゃうので、多少無責任な点は、棚に上げたいと思います)

 まず、ゲームをしたいなら、ゲームが必要ですよね。
 というわけで、試しに1つ買いましょう。

 さて、どんなゲームをプレイしたいですか?
 一口にSLGといっても、本当に様々なゲームがありますよ。

 SLGを入手しようと思うキッカケとしては、

 NHKの歴史番組や大河ドラマを見て、
 「主人公の動向や人間ドラマは大変に堪能したが、実際の軍事的な状況は客観的にどんなものだったか知りたいと思った」というの、ありそうですよね。こういう欲求にはSLGがある程度答えを出せるんじゃないかな。

 あるいは、戦記小説やドキュメンタリーを読んでいたが、図版が少なくて、「一体ドコで誰が何をしてるんだか」ワケがわかんなくなってしまった。これについても、SLGがある程度要望にこたえられると思います。

 あとは、こう何か、今まで見たことも無いような、「奇妙なゲーム」をプレイしてみたい!というのもあるかもしれません。これについては、もう、SLGは充分答えを出せると思います。

これらのキッカケを整理すると、
 
 1、ある「時代」の事象に興味がある
 2、「ゲームシステム」に興味がある

の2点が挙げられるとおもいます。
 
 この2点について整理しておくと、購入ゲームを選択するとき、余り迷わなくて済みますよ。

 たとえば、ジェット戦闘機を操縦して、相手にミサイルを当ててみたいとか、
 ナポレオンになって、欧州大陸を席巻したいとか、
 できるだけ自由な部隊配置で、ノルマンディー上陸作戦を指揮してみたいとか・・・、
 あるいは、真珠湾攻撃が失敗していたら、どんな戦争になったのか大局的に考えてみたいとか・・・。

 つぎに、もう1要素、「スケール」について考えてみてください。

 ココで言っている「スケール」というのは、あなたが理解したい、もしくは実感したい戦争(軍事的な状況あるいは政治状況の)の、規模の事です。

  たとえば、あなたが映画「プライベートライアン」を見たとして、
自分も、ケッテンクラートを鹵獲したりしながら、タイガー戦車に勇敢に立ち向かうゲームを捜しているとしましょう。
 しかも、操作の不慣れなPCゲームではなく、知恵と勇気を武器に、頭脳をフル回転させて、堂々と遊んでみたいと思い、あろうことか、SLGをやってみようかなぁ・・・と思ったとしましょう。

 そうすると、目指す「スケール」は、より兵士の視点に近い「戦術級」というスケールがいいでしょう。
たしか、映画「プライベートライアン」は第2次世界大戦の西部戦線、1944年のノルマンディー上陸作戦以後ですよね。

 この時代と舞台を持つSLGにもいろいろありまして、 戦術級(兵士の視点で) 作戦級(将軍の視点で) 戦略級(元首の視点で)というものがあります。
 ナポレオニック以前の時代には 会戦級(関が原とかアウステルリッツとか)といったものもありますし、戦術級と作戦級の間の戦術作戦級とか、作戦級と戦略級の中間程度の戦役(キャンペーン)級のようなものもあります。

 このスケールを取り違えますと、購入したゲームには、タイガー戦車も、バズーカ砲も登場しないで、代わりに米軍の機甲師団コマとかが沢山入ってきてしまいます。

 時代、システム、スケールの3つの組み合わせのどれもがピタリとくれば、あなたの琴線に触れるアイテムになるとおもうのですが、すべてを満たすアイテムを見つけようとすると、結構品数が絞れてきます。

 「時代」は大きく、古代、中世、ナポレオニック、南北戦争、近代、WW1、WW2、戦後、現代、近未来、未来、架空、SF、アニメ、ファンタジーぐらいに分けられます。

 「スケール」は、先ほどお話しましたとおりの区分があります。

 「ゲームシステム」については、時代とスケールでだいたい決まってくると思うのですが、その中でも、さらに、ルールが簡単なもの、中ぐらいのもの、複雑なもの(難易度という、各メーカーが設定している指標が示されているゲームも多いです。)のほか、カードゲーム、カードとボードを併用するもの、また、1人プレイに向いているものや、向いていないもの、多人数(3人以上)のマルチゲームなどがあります。

 同じ時代の同じスケールでも、いろんなシステムのゲームがあります。
 これに加えて、プレイ時間のかかるものや、短時間で決着がつくもの、評価の良いもの悪いもの・・・、有名なメーカー、無名なメーカー・・・、たぶんあなたは迷われることでしょう。

 でも、ここは、えいやっと勘に頼りましょう。
 誰かの信じられそうな評価を当てにするのもいいでしょう。ネットを1時間も回ればだいたい見当がついてきますよ。

 まあ、でも、そのゲームがあなたにとって、面白いか面白くないか、は実は誰にも分かりません。
 多数のSLGゲーマーの評価が良いものは、ゲームを入手後、対戦相手に恵まれやすいということはあるでしょうが、だからといって、評価のよくないゲーム(や、登場する部隊の戦闘序列に誤りがあるとか指摘されているゲームや、ヘクスの形が歪んでいると繰り返し指摘されているゲーム)が、あなたにとって、面白いか面白くないかは、プレイしてみるまで分かりません。

 バラは美しく、雛菊は可憐だというのが世間の定評かも知れませんが、サボテンの花こそが、この地上で最も美しくそして可憐だと感じる事もあるのです。しかも、時と場合(あるいは対戦相手)で、その評価は(自分の評価も含め)、大きく変わることでしょう。

 ゲームをプレイしてみましょう。面白さは、そこからしか得られない気がします。 

 さて、あなたはシミュレーションゲームとの出会いを幸せなものにするためにも、実際にゲームを手に入れてみることにしました。
 加えて、時代とスケールとゲームシステムの選択によって、目的のゲームもある程度、明確になりました。

 でも、そもそも、SLGっていったい幾らなんでしょうか?

 では、次にSLGの価格帯別の概況を書いてみたいと思います。