のロゴについて
 笠松紫浪氏は、信州を愛し自然を愛し、信州の
自然を描いた数多くの作品をのこしている。
 その中に、乗鞍を題材にした作品がある。
「放牧」である。
 1979(昭和54)の作品で、高原内にある
一之瀬牧場の風景である。(右写真)
 この作品は、笠松紫浪氏の御子息喬介氏
より当館へ寄贈していただいたもので、下の
写真は笠松紫浪氏在りし日のその作品の
制作風景である。


氏のプロフィール
 笠松紫浪氏は、1898(明治31)年1月
東京浅草に生まれ、1912(明治45)年
14歳の時に、画家鏑木清方の門にはいり
ました。その後、1916(大正5)年より
「巽画会」および「郷土会」で活動、文展および
海洋美術展などに入選、受賞しています。
 笠松紫浪氏は、1919(大正8)年に木版画
版元である渡邊木版画店(現渡邊木版美術
画舗)より伝統版画の技法を現代に生かそう
とした新しい版画、いわゆる「大正新版画」の
第一作を出版して以後1941(昭和16)年頃
まで同店より数十点にのぼる木版画作品を
出版し戦後の1948(昭和23)年から1950
(昭和25)年にかけては、渡邊金次郎を版元
として、七点の木版画作品を制作しています。
 さらに、1952(昭和27)年から1959(昭和
35)年までは芸艸堂を版元として百点近くの
作品を制作しています。
 また、1955(昭和30)年からは、画、彫、摺
のすべてを自ら行ういわゆる自刻自摺作品の
制作をもはじめ、個展を通じて、木版画の紹介
に努め、1991(平成3)年93歳で没する直前
まで、旺盛な制作活動を続けました。
(木版日本百景-笠松紫浪木版画展-より抜粋)
乗鞍岳をバックに一之瀬牧場にて
「放牧」
一之瀬牧場
この牧水苑のロゴデザインは、著名な画家、笠松紫浪氏によるもので、
右の当館看板は笠松紫浪氏と、当館初代当主上松洋との共同制作による
ものである。
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