SI単位 商品カタログへ戻る
メートル法はフランスで創設され、国際統一単位として条約が明治8年(1875)に締結し日本は 明治19年(1886)に加盟しました。
その後、科学技術の発達に従い各種の単位系が作られましたが
一本化するべく昭和23年(1948)国際社会で検討され昭和35年(1960)承認されました。
ISO規格では昭和46年(1971)よりフランスとイギリスが国際単位系System International (SI単位)を使用しています
昭和53年(1978)よりEC諸国で、昭和55年(1980)には東欧諸国で法規により使用を義務付けました。
日本では昭和26年(1951)まで尺貫法、ポンド、メートルなどがいろいろな産業で混在していました。
同年メートル法が採用されたもののCGS(センチ、グラム、セコンド)や重力系は枝分かれした状態でした
昭和35年から重力系を除くSI単位系の拡張でMKS(メートル、キログラム、秒)の採用が決議されています。
実際に日本でメートル法が完全実施されたのは昭和41年(1966)だそうです。
長さはメートル、質量はキログラムなど、大部分はすでにSI単位と共通のものですが力の単位などは違いました。
平成4年に実施された計量法の大幅改正により、日本の計量単位も SI単位 を採用しました。
応力や圧力などの保安関係では、7年間の猶予期限がありました
1999.09.30で、その期限も切れ10.01よりSI単位が義務付けになりました。
まだまだ、浸透していないようですが ねじに関係する 締め付けトルクの単位や材料の応力などは
kgf ⇒ N (ニュートン)やPa(パスカル)になります。
正式な書類、図面ではSI単位で記載する必要がありますがSI換算表を添付しても合法だそうです。
旧単位証明の在庫品販売についても問題はなく1999.9.30時点での区別や証明は不要とのことです。
圧力、熱伝導率、工率、仕事量などが変更期限です。
原則として旧単位を使った取引、証明、機器の販売は禁止され違反には50万以下の罰金が科せられます。
.
以下 参考です
ねじ強度表などの単位kgfは簡単に 1kgf≒10N と換算すると見やすいと思います。
正式には規格協会の資料、文献等をご覧ください。
| 物象の状態量 | 現行軽量単位 | SI単位 | 両者の換算関係 |
| 力 | kgf 重量キログラム | N ニュートン | 1kgf≒9.80665N |
| 力 | gf 重量グラム | N ニュートン | 1gf≒9.80665mN |
| 力 | tf 重量トン | N ニュートン | 1tf≒9.80665kN |
| 力のモーメント | kgf.m | N.m ニュートンメートル | 1kgf.m≒9.80665N.m≒0.1N.m |
| トルク | kgf.cm | N.m | 1kgf.cm≒9.80665x10の-2乗N.m |
| 応力 | kgf/mu | Nmu mPa | 1kgf/mu≒9.80665Mpa |
| 圧力 | kgf/cu | Pa パスカル | 1kgf/cu≒9.80665x10の4乗N.m |
| 仕事エネルギー | kgf.m | J ジュール | 1kgf.m≒9.80665J |
| 工率 | kgf.m/s | KW | 1kgf.m/s≒9.80665x10の-3乗KW |
| 工率 | PS 馬力 | KW | 1PS≒0.7355KW |
| 仕事率 | W ワット | ||
| 電荷、電気量 | C クーロン | ||
| 電位、電圧 | V ボルト | ||
| 静電容量 | F ファラド | ||
| 電機抵抗 | Ω オーム | 1Ω=1V/A |
g=9.80665m/s2 1kgf=9.80665N 1/9.80665kgf/(m/s2) = 0.101972 kg ≒1kg ≒ 1 N/(m/s2)
工学単位 重量キログラム=kg 、国際単位 質量キログラム=kgf
ニュートン第2法則 F=mα (力の1kgf = 質量の1kg x 重力の加速度 gm/s2)
基本単位
| 量 | 名称 | 記号 |
| 長さ | メートル | m |
| 質量 | キログラム | kg |
| 時間 | 秒 | s |
| 電流 | アンペア | A |
| 熱力学温度 | ケルビン | K |
| 物質量 | モル | mol |
| 光度 | カンデラ | cd |
| セルシウス度 | ℃ |
.
補助単位
| 量 | 名称 | 記号 |
| 平面角 | ラジアン | rad |
| 立体角 | ステラジアン | sr |
.
組立単位
| 倍数 | 名称 | 記号 | |
| 18 | エクサ | x1000000000000000000 | E |
| 15 | ペタ | x1000000000000000 | P |
| 12 | テラ | x1000000000000 | T |
| 9 | ギガ | x1000000000 100万倍 | G |
| 6 | メガ | x1000000 | M |
| 3 | キロ | x1000 | k |
| 2 | ヘクト | x100 | h |
| 1 | デカ | x10 | da |
| -1 | デシ | d |
.
長い間親しんだ単位が変わってしまうと 数値自体がとらえどころのない物となってしまって慣れるのに苦労してしまいます。
しかし、国際単位の標準化はこれからの産業発展にも寄与する大切な事項ですからSIは重要です。
ねじと関係の深いところでは 力の単位としてはN(ニュートン) 、圧力の単位としてPa(パスカル)があります。
最初に重さの単位kgは、一般の生活慣習とはやや考え方が異なるので最初に確認します。
一般には物の重さはkgで呼んでいますが、これは質量を言い表しています。
そして、その質量に働く力(重力)の大きさを重量kgf(キログラムフォース)としています。
力の単位「N」というとどうもピンとこないところがありますが、ニュートンが万有引力をひらめいたというリンゴの逸話から
ニュートン家の庭のリンゴの木の実は小ぶり(現代のリンゴは品種改良されて大きいですが)で100グラムだとしますと
100gのリンゴの実に働いた重力はだいたい 0.1kgf = 0.1 x 10N = 1N となります。(1kgf=10N)
これを想像すると1Nがどの程度の力かわかりやすいです。
ニュートンの運動の第2法則は F=mα (力(フォース)の1kgf = 質量の1kg x 重力の加速度 gm/s2)です
地球の引力はすべての物体に同じ加速度 g = 9.8m/s2 を生じます。
そこで 質量1kgに働く重力の大きさ 1kgf は 1kg x 9.8m/s2 = 9.8kg・m/s2 = 1kgf = 9.8N ≒ 10N となります。
近似的に1kgf = 10Nとしたほうが換算が楽ですし、実用上は差し支えないようです。
圧力は単位面積あたりの力で表すので Pa = N/m2 と定められています。
ただし1平方メートルに100gのリンゴ1個分の力がかかっているというのはとても小さな圧力ですので
実用的にはKPa(キロパスカル)や100万倍のMPa(メガパスカル) という形で利用されています。
1気圧は従来1kgf/cm2で使われてきましたが、今度は100kPaということになります。
1気圧 = 1kgf/cm2 = 100kPa = 100000Pa = 100000N/m2
応力の単位としてよく利用されてきたものでは 1kgf/mm2 = 10Mpa となります。
気象学では 1bar = 100000Pa = 1000hPa(ヘクトパスカル) ヘクトは100倍を表す
1mbar = 100Pa = 1hPa
気象情報で今まで1000ミリバールの台風といわれたものは1000ヘクトパスカルの台風といった具合に変わっているはずです。
update 1999.10.01
富田螺子株式会社