工具

JISハンドブックには、ねじ向けの工具として「ねじ回し、スパナ」の項目があります。

そして、各モンキーレンチねじ回しスパナめがねレンチ十字ねじ回し

ソケットレンチ用ソケット六角棒スパナ、手動式トルクレンチ、片目片口スパナ

が載っています。

JISにはありませんが特殊なねじ穴(トルクス、LHS)向けの工具なども工具メーカーでは作っています。

電動ドライバー向けビットなども工場では欠かせない工具です。

ねじ山を作る工具としては身近なところでタップ、ダイスを利用します。

検査などに利用する計測器具も重要な道具です。

その他の工具ウラ技便利グッズ自動化    戻る    ネジのページへ戻る  


まず最初に、工具は良いものを買っておきましょう。

ネジ山をつぶしたり、六角の角を舐めたりして泣くのは自分自身です。

良いものを求めておけば、ミスも少なくてすみますし、気分良く作業できます。

頻繁に利用しないのであれば高級工具まで買う必要はありませんが、100円ショップのものなどは.....

 購入する工具は、行う作業によって異なるので一概には言えませんが

一般家庭では、+と−のドライバーの大中小(ネジのサイズとの関連は後から説明します)、

モンキーレンチ中、スパナ小中、めがね小中、六角棒レンチなどがあるといいでしょう。

その他、便利グッズも多いので後から紹介します。

モンキーは便利な工具ですが応急用と考えてください。小さいナットに力をかけすぎて壊してしまったり

大きなナットの隅をナメてしまったなどということの起き易い工具です。

 また、バイクや自動車をいじる人はソケットレンチが必需でしょう

メーカーにはそれぞれ得意分野や特色がありますが、一般的には気にする必要はないと思います。

プロ用にはSnap−on、PROTO、KTCミラーネプロスなどの高級品がベストですが

普通は、国産品で良いと思います。


写真 ドライバー

ドライバーにはプラスとマイナスがあります。

サイズは一般に1、2、3番の大きさがあります。

ねじの呼び 十字穴の番号 #    
M2〜2.6      1 ちいさいねじ用  
M3〜5      2 普及しているタイプ  
M6、8      3 組立家具など  
M10      4  普通は、ほとんど使わない  

小さいねじには特に しっかりとした良いドライバーを利用しましょう。

めがねやカメラ用は 0番になります。

現代では利用されることのなくなったすり割り付き(−(マイナス))のこねじですが

ねじの予備によってすり割り幅も変わりますので、ドライバーにもサイズがあります。

ねじの呼び − すりわり幅            
  M2  0.8 +0.15            
  M3  0.8 +0.15             
  M4  1   +0.2            
  M5  1.2 +0.2            
  M6  1.2 +0.2            
  M8  1.6 +0.25            
  M10  2   +0.25            
  M12  2   +0.25            
  M16  2   +0.25            

 エアロビックス

  いままでの+字とは異なるもので

  マイナスに近い形状に2つの突起が少なくなっています。

  突起を少なくすることで、ねじの十字穴への食い込みを

 良くして、つぶれた+などを はずしやすくしています。

 もちろん軸は柄を貫通していて、

 柄の後ろをハンマーでたたくことによって

 より強く 食い込ませることができます。

シャフトも硬い材質でできています。

もちろん、普通のドライバーとしても使いやすいし、値段も安く、常備用として1本あると便利です。

san

   写真上  ショックドライバー、インパクトドライバー

   柄の後ろから、たたくことで、

   ドライバーを回転させる機構をもつものです。

   主に、かたく締まっているビスを外すのに利用します。

値段は高めでベッセル製など 4000〜5000円程度するのが普通です

.

写真下はナットブレーカー

さび付いてどうしても動かないナットを壊してしまう工具です。

穴部へナットを入れ スパナで右部ねじを回転させて クサビを

ナット横面の平坦部に喰い込ませて割り破壊します。

ナットの二面幅 mm   品番   刃巾  使用スパナ mm  対象ナット
   9〜12  #1   8   12  
  12〜16  #2  10   14  
  16〜22  #3  14   19  
  22〜27  #4  16   21  

貫通ドライバー

ドライバーには、軸がドライバーの柄の中で止まっているものと

突き通しているものがあります。軸が貫通しているものを

特に貫通ドライバーと呼ぶことがあります。

貫通の方が丈夫で、後ろからハンマーでたたけるなどの利点がありますが

高圧の電気を扱う作業では、貫通式は利用しません。

 

ロングタイプ

+#2、または−6幅,軸長さ400ミリ、全長510ミリ(ベッセル)

フレキタイプ

シャフトが自由に曲がるタイプです。

キャッチタイプ

狭いところへの取り付けや、ビスを落としてはいけないような状況では

ドライバーの先端へビスを保持したい場合があります。

先端を磁力化して、鉄製ビスを保持するタイプや

ふつうのドライバーの軸に磁石をまいて磁力化して保持するもの

スイスのPBでは、細長い2本のスプリングで先端のビス頭を挟みます。

ビット交換式

ドライバーの先端が付け替えられるドライバーです。

軸が曲がるタイプなどもあります。

ラチェットでは、通常の電動ドリルドライバ用のビットをそのまま流用できるものが多いようです。

ドライバーも多く利用していると磨耗したり破損したりします。

製造ラインなどでは定期的に交換して品質の向上を図ります。

ラチェットタイプ

あまり強いゆるめなどには利用できませんが

ラチェット機構により、柄の持ち直しがなくて作業性が向上します。

電動ドリルほど大げさでもないし便利です。

狭い隙間で利用するものなども便利です。

ガンタイプのドライバーもあります。

プロト アンチカムアウト ドライバーなど 先端にキザをつけて

ドライバーの欠点である カムアウト現象を防止しようと

刃先に工夫をこらしたものもあります。

ナットドライバー

小さいナット締め付けようにソケットをドライバーに付けたものです。

メーカーにより深さの浅いものと深いものがあります。

ヘックスドライバー

六角棒レンチを柄に付けたものです。

Lレンチと同様ボールポイントタイプは斜めにしめられるので便利です。

 


写真 ビット  ベッセル製

写真はデルボ電動ドライバー向け工具差込六角が対辺5ミリのもの

 

 

  ベッセル製 ボックスビット 

  普通は工具側六角は対辺6.35ミリが多いが

  写真は、デルボなどの電動ドライバー向けの

  工具側六角が対辺5ミリのものです。

  ナットを締めるのに利用します。.

 .

.

 


 モンキーレンチ 

 あらゆるボルトサイズに対応できる便利性を持つことが

 最大の特徴で、家庭の工具箱にも入っているのではないでしょうか

 ただし、開口部がスライドする構造なので、ボルトの六角頭を

痛めやすいのが弱点です。

特に安物はガタがおおいので、お奨めできません。

小さいものには大きな力がかかりすぎますし、臨時利用としておいたほうが安全です。

スパナ部がスライドなので大きく、狭い作業スペースに入らないなどの欠点もあります。

モンキーにもサイズがあります

150,200,250,300,375,450ミリ(KTC)

4(102ミリ)〜24(610ミリ)インチ(スナップオン)

スライド部メモリ付き ...KTCネプロス、トネ、スタビレー(ドイツ)、

                スナップオン(アメリカ)、バーコ(スウェーデン)

スライド部ギアの飛び出しがない...バーコ

スライド部ガタが少ない...バーコ

開口部内側にギザギザがあり、外れにくく角をつぶしにくい

         ...スナップオン フランクドライブ プラス モンキーレンチ


 スパナ  両口スパナ

 写真上は水道管など向けの

 適用範囲が広い万能スパナ

 家庭に1つあると便利 

両口スパナは、厚み、幅、オフセット角などの異なる いろいろな形状のものがあります。

スナップオンツールでは内面にギザをつけて滑りにくくしたフランクドライブスパナや

早回し用のフランクドライブスパナなどもあります。

左写真は、国産ですが 早回しができるタイプです。

ボルト頭サイズ参照はここをクリック


写真 めがねレンチ

6ポイント(六角穴)は六角頭にピタリと合いますが、ピタリと合わせないと入らないので

レンチを動かす幅が大きくなります。

12ポイントは、かたく締まっている六角頭の角を舐めてしまう可能性はありますが

作業性は良いものです。

8−10,10−12,11−13,12−14,14−17,17−19,19−21,22−24

8−9,9−10,10−11,11−12,12−13,13−14,14−15,...

とメーカーにより、いろいろ組み合わせがあるようです。

 ラチェット式は便利ですが 機構が複雑なので ガサばるのが欠点です。

最近では一定方向のみ回せる コンパクトなのもあります。

ラチェット式で 計4サイズ使用できるものもあります。

 

 

ボルト頭サイズ 

                         
M3                        
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         

 

 

自動車関連の場合のボルトサイズ

ねじの呼び径 (平径)レンチサイズ   ピッチ 一般に利用される並目のピッチ 一般のレンチサイズ    
  M5     8  0.8                  0.8          8    
  M6    10  1.0                  1.0         10    
  M8    12 1.0 1.25                  1.25         13    
  M10    14 1.25 1.5                  1.5         17    
  M12    17 1.25 1.5                  1.75          19    

めがねレンチは レンチと異なり クランク状にオフセット角がついているものがあります。

メーカーによりラインナップは異なりますが10,15,30,45度の設定です。

ドイツのスタビレーSTAHLWILLEやハゼット(HAZET)だと80度近いものもあるようです。

形状には、短いもの、長いもの、S字状にうねっているもの、半弧状のもの、先端に割のあるもの

ラチェットのついているものなどがあります。

マックツールでは狭いところでも15度あれば作業できるミクロターンレンチなどもあります。

 

 

 


写真 ソケットレンチ用ソケット

ソケットレンチの差込角には1/4インチ(6.3ミリ)、3/8(9.5)、1/2(12.7)の

3種類がありますが、3/8のものが種類が豊富なようです。

6ポイント(六角穴)は六角頭にピタリと合いますが、ピタリと合わせないと入らないので

レンチを動かす幅が大きくなります。ただし、ラチェットを組み合わせれば 

この不便はなくなります。

12ポイントは、かたく締まっている六角頭の角を舐めてしまう可能性はありますが

作業性は良いものです。

ソケットを回すための工具としては、柄やスピナーハンドル、L型ハンドル、T型ハンドル、

ラチェットハンドル、スピードハンドル(クランク状)、スライドヘッドハンドルなどがあります。

差込角サイズを変更するアダプターや

首振り、フレキシブル、ユニバーサルジョイント、延長といったエクステンションバーも

いろいろなものがあります。

マックツールのエクステンションバーは、エクステンションバーの丈夫に六角部が

設けられていて、固いボルトはずしには、めがねレンチをかけて使用することができます。

 


 六角棒スパナ

六角棒スパナ 適合表へ

 


 

  トルクス

  トルクが効率よく伝えられるようにした形状が特徴

        詳しくはこちらをどうぞ

   写真はT型トルクスとビット

.

T型トルクス  (穴タイプ) ドライブタイプ

T M2 M2.5 M3(3.5) M4(4.5) M5 M6 M8 M10 M12 M14 M16
ボルト、小ねじ、タッピン T6 T8 T10 T20 T25 T30 T40 T50 T55 T55 T60
穴付きボルト - - T10 T25 T27 T30 T45 T50 T55 T60 T70
止めねじ - T5 T6 T8 T10 T20 T27 T40 T45 T50 T55

T型トルクスの呼びと穴部最長部寸法(mm)

T5 T6 T8 T10 T15 T20 T25 T27 T30 T40 T45 T50 T55 T60 T70
1.47 1.75 2.39 2.82 3.35 3.94 4.52 5.08 5.61 6.76 7.92 8.94 11.33 13.44 15.72

トルクスではT型が多く使用されています。

.

E型トルクス (外側タイプ) ドライブタイプ

  M3 M4 M5 M6 M8 M10 M12 M14 M16
ボルト、小ねじ E4 E5 E6 E8 E10 E12 E14 E18 E20
ナット E6 E8 E10 E12 E16 E18 E20 E24 E28

E型トルクスの呼びと突起最長部寸法(mm)

E4 E5 E6 E8 E10 E12 E14 E16 E18 E20 E22 E24 E26 E28
3.70 4.58 5.54 7.29 9.19 10.95 12.67 14.50 16.38 18.16 19.99 21.84 23.60 25.40

 


その他

タップ、ダイス、NoGoゲージ、ピッチゲージ、ノギス、マイクロ、投影機

 タップ&タップハンドル

 写真上はスパイラルタップ

 雌ねじを造るのに使用します。

 また、ねじ穴の修正にも利用できます。

普通は3本のタップが一組となっていてタップの先端の食いつきの長いほうから先タップ、中タップ、上げタップ

(1番、2番、3番)となっていて、指定したサイズの下穴に1番から順に使用します。

      くいつき部 先タップ9山 中タップ5山 上げタップ1.5山程度

呼びM5以下のタップは先端がとがっています。呼びの小さいものはタップハンドルを利用した手仕上げ作業を

することがありますが、下穴にたいして垂直に作業するのが基本です。

作業数が多い場合は可変速電動ドリル、旋盤やボール盤に取り付けたタップマシンを利用します。

これは押すときは正転し、引くときは逆転する仕掛けを持った道具です。

他にもスパイラルやガンタップ、ナットタップなどいろいろなタイプのものがあります。

ナットタップは喰いつきが長く、刃先の寿命が長くなるようにしてあり、シャンクも切り終わったナットが多くためられるように

長くなっています。ナットの排出を工夫しシャンクを横に曲げた曲げタップもあります。

スパイラルタップは歯と溝をねじって(右ねじれのスクイ面)切小の巻く方向へあわせキリコの排泄を工夫したタップで

自動機などでよく利用されています。

ガンタップは、くいつきのスクイ面を右ねじのタップに対して先端のみ反対の左ねじれにしたもので

キリコが下向きに排出されるので、貫通穴に有利です。

止まりタップや通りタップなどという人もいます。

また、下穴に対して一発で雌ねじをつくる転造タップもあります。

タップでねじを切った後にはキリコがたまります。メクラ穴ではキリコを取らないと使い物になりません。

圧縮空気のエアを利用するのが手っ取り早いですが、小さい物では、洗い油でふるい洗いしたり、プラハンマーで叩いて

キリコを落とします。それでもダメな場合は上げタップにグリスを塗りつけて通します。

作業中にタップを折ってしまうと厄介です。

折れた残りが穴から出ていればその部分にハンドルを食い込ませるなどして何とかなりますが、穴の中の場合は

タップ抜きで処理するのが適当だと思います。

昔からの方法では、タップの溝にピアノ線を立てて棒にかませて抜く方法

ポンチやタガネで軽く叩きながら逆転させる方法などがあります。

ねじ山の破損が激しい場合には、ヘリサートなどのインサート金具で修正します。

.

 ダイス & ダイスハンドル

 雄ねじを切ったり、修正するための工具です

 タップと類似した使用法ですが、雄ねじは旋盤で加工できますし

 ほとんどは転造ですので、少数加工以外あまり利用することはないと思います。

半ねじのボルトにダイスでねじを切って、ねじ長さをながくすることはお奨めしません。

止め位置を変更して半ねじで利用できるようにするか、ワンサイズ太いボルトの全ねじを利用すべきです。

転造ダイス

上で紹介したねじ切はねじ山を切削加工で作りますが、市販される大量生産のねじ類は転造でねじ山が作られています。

転造とは、素材に力を加えてムリヤリにねじ山の形に永久変形させてしまう(塑性変形)ことです。

ねじの呼びより細い径の丸棒に対してダイスを回転させながらダイスに圧力をかけると、ねじの谷になる部分は凹み

ねじの山となる部分は盛り上がるわけです。

3ロール式などの小さいサイズで旋盤用のダイス工具などもありますが、量産用には専用の転造機械が用いられます。

この転造に利用するダイスには平ダイスと丸ダイスがあります。これにより機械も異なります。

どちらも材料を強制的に変形させてねじ山を作るために、ねじ山の形状が斜めの溝山として刻まれています。

木ねじやタッピングの1種(A種)などのように先端のとがっているねじでは、このダイスに工夫がしてあって

ねじを作りながら先端を尖らせ、余分な材料は落とします。

平ダイスによる転造では2つのダイスを利用します。ひとつは固定ダイスで、もうひとつは稼動部に取り付けられる往復ダイスです。

一定間隔で一方のダイスが往復運動をしていて、その間に材料を送り込み通過する間に変形させます。

ダイスの長さには制限があり、そこを回転する材料の径も制限されます。

量産の場合、金型コスト的には丸ダイスよりも有利なようです。

このダイスの往復運動は目にもとまらぬような とても早いスピードで動き、ねじを作り出していきます。

丸ダイスによる転造にはいろいろなものがありますが、基本的な2ロール式では同型、同回転のロールの間の所定の位置に材料を置き

片側の丸ダイスを材料に押し付けます。加工後ロールを離してねじをとりだします。

発展型として丸ダイスの大小、回転などにより周速に差をつけたり、編芯させたりして材料を送り込んだり

脱落させるものがあります。3つのダイスを利用することもあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真 ノガ イスラエル製のねじ山修正機です

傷んだねじを挟んで回すと修正完了

サイズが2つあります

広いサイズの修正が1つの工具でできて便利です。

特に太い径のボルトなど、輸送のときにねじ山に打痕ができて

ナットが入りにくい場合などに便利です。

この工具は、軍用に開発されたということです。

 

検査、測定用器具

ネジゲージ 

ネジゲージには標準ねじゲージと限界ねじゲージがあります。

標準ネジゲージは、ねじ基本山形とおりに作られたネジプラグゲージ(雌ねじ用)とネジリングゲージ(雄ねじ用)とが

互いにしっくりとはまり合う様に作られた一対からできていて、検査用 工作用 等級などの区別がありません

ゲージと合わせてみて、しっくりはまり合うかを見るので慣れが必要です。JISにはないものですが

JIS限界ネジゲージ2級用に準じて作られています。

限界ネジゲージは有効径を検査するもので、通り側と止まり側からなっています。

止まり側のゲージで測定してねじがゲージを貫通しない&通り側のゲージで測定してスムースに通る

を確認することで許容半内のねじであることをチェックします。止まりゲージではムリヤリ通そうとしてはいけません。0

 (NoGoゲージ、通り止まりゲージ) メートルねじ用限界ゲージJIS B0251

 表示は左から順に ねじの巻き方向(右ねじの場合は表示なし、左ねじの時は左またはLH)

 ねじの種類(メートルねじのとき M) ねじの呼び x  か P の記号のあとにねじのピッチ

ゲージの種類(WP、IP 写真のように両頭もある。溝や赤いラインのある方がWP(止まり))

そして等級(Uなど)となっています。NR(リング) NP(プラグ)

雄ねじの通り止まりの一体化したものに はさみゲージ があります。

リングゲージには磨耗したときに修正できる調整式のものもあります。

また、メッキ代(しろ)を見越したゲージもあります。

付属書では等級に1級(精)2級(中)3級(粗)とありますが、現在のJISではリングゲージで4h(精) (6h) 6g(中) 8g(粗)

プラグゲージでは (4H) 5H(精) 6H(中) 7H(粗) のハメアイ公差によるものとなっています。

新しい公差のほうが上下ともに若干ゆるい数値ですので1.2.3級は包括されることになります。

はめあい区分 精 は 特に遊びの少ない精密ねじでアローワンスの設定もなく

            水密や振動の激しい場所などで利用されるねじです

          中 は機械、器具、構造体などに利用される一般のねじです

             普通利用する半ねじのボルトを中ボルトといったりしますが、一級の上ボルトと区別した呼びかたです。

             3級のボルトを粗ボルトとは呼びませんが、黒皮ボルトが相当します。 

          粗 は建設工事の据付など汚れや傷のつきやすい環境や熱間圧延棒へのネジ切や

             長い(予備x1.5〜)メクラ穴へのねじ立てのように加工が困難なねじです。

 

 

ピッチゲージ

ピッチサイズを調べる専用工具

メートルとインチ用があります

ピッチはねじ山から、ねじ山までの寸法です。

インチサイズの場合は1インチ(25.4ミリ)に何山あるかで表します。

慣れないと見にくいものです

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 ノギス

デジタルノギスは見やすいのはもちろんですが

任意の位置で、ゼロリセットできるので便利です。

ノギスはミツトヨ製を選べば間違いないと思います。

1/100ミリメートルまで計るには、手軽で便利な測定器具です。

幅、溝、深さ(下部に出る棒状のもので)が計れます。

最近カードノギスという商品を見つけました。

カード型なので携帯に便利です。精度の方はなんともいえませんが

ちょっとしたチェックには便利ですし、薄いので普通のノギスでは測れない狭い溝を測るのにとても便利な代物です。

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 マイクロ

1/1000ミリメートルの単位まで計測できます

見方はノギスに準じた物ですが

デジタルは見やすくて便利です。

真ん中は電子式、右下は機械式のデジタル表示式

計る部分は硬い材質で出来ています。

右端のつまみはラチェットになっていて、一定の締め付けで計ることが出来ます。

一般のマイクロメーターはねじの外径を測るのに利用できます。

ねじマイクロメーターは、スピンドル側(移動する側)に円錐のジョー、アンピル側にV溝のジョーを使用したもので

ねじの有効径を計るのに利用します。

測定子は60度のV溝と円錐となっていますので60度以外のねじ山は測れません

また、ねじ山に傾きなどがあると正確に測れません。

一般のマイクロで雄ねじの有効径を測るには三針測定が利用されます。

三針法は直径の分かっている3本の径の等しい針状のローラーを利用して測る方法です。

測ろうとするねじのピッチによって適正な針径を利用します。

Ex) P0.5 ⇒ 0.288mm  、 P0.7 ⇒ 0.433mm  、 P1.0 ⇒ 0.577mm

   詳しくは JIS B0271 ねじ測定用三針 呼び針径表をご覧ください

有効径の計算

d = M - (1+1/sin α/2)d0 + P/2cot α/2 + C1 + C2

d:有効径 M:マイクロメーターの読み α:ねじ山角度 P:ピッチ d0:針の直径

ねじ山αが60度の場合(メートル、ユニファィ)は d = M + 0.86602P - 3d で求められます。

針は上から吊るすと楽に作業できます。

 

写真未 投影機

拡大投影検査器ではねじ山をレンズで拡大して投影スクリーンに映し出します。

テンプレートを利用してねじ形状や角度等をチェックします。

ピッチ、有効径などもチェックできます。

小さいタイプもありますが、機能が限定されるので 大きくて高価なものが多いようです。

 

ルーペ (拡大鏡)

スケール(角度などのメモリ)付きの物を利用すると楽に計測できます。

各種テンプレート付きの物もあるようです。

 

 他に ねじ高さゲージ、メネジテーパーゲージ、スリーダイヤルゲージなど

 専用の測定器具もあります。

 左計測器は一般的なものですが台に固定して編芯などを

 調べることが出来ます。

 

 

スナップリング脱着ツール

 

ピックアップツール

   狭い隙間に落としたビスなどを拾うのに便利です。

   3本つめと2本つめのものがあります。 

リベッター

  ブラインドリベットをカシメるツールで

  ハンドツールとエアーツールがあります。

  ハンドツールはガンタイプで、握力によりカシメます。

  ベッセルのハンドリベッターはラチェットがついているので楽です。

  同様に、ブラインドリベットをカシメるハンドツールも有りますが

  いずれも、太いものはハンドツールでは無理です。 


便利グッズ 

 

写真は なべ小ねじ 皿小ねじ 共用の ネジパチ くん です。

品番はSLN-01.. 価格は1000円..10グラム..プラスチック製..色は赤です ビット付き

+なべ小ねじでM4、M5 +皿小ねじでM3,M4、M5 が利用できます。トラスは不可です。

手で持たなくてもねじ込めるので、便利に使用できます。

もともとは建設向けのコーススレッド系のらっぱ頭(皿の皿部分がえぐれたラッパ状)用に造られたもので

パーチクルボードなどを木材へバンバンとめていくので、コースレットビスを固定して締め付けが

できるので 作業が、はかどります。

これは、ツラキチくん といいます 皿頭(またはラッパ)専用で

品番はSLN-02.. 価格は1000円..10グラム..プラスチック製..色は青です ビット付き

.san


参考 

ステンレスビスキャッチ

 

株式会社 兼古製作所 製


参考

 ダブルソケットビット

 

株式会社 兼古製作所 製


自動化

  

 キュービット

  こねじメーカーの富士精螺さんの開発したねじの吸引締め付け工具で、電動ドライバーの

  先端に着けて使用します。ホースの先は吸引機に接続します。

  プラスのビットの先端から穴があいていて吸引によりビスをくっつける事ができます。

    

  ステンレスや真鍮、樹脂の様に磁性ビットで使用できないものの締結合理化に便利です

  従来の吸引式がネジを外から包んで吸引するのに比べ とてもコンパクトで 作業が楽です

  取り付けも簡単で、狭い場所の締め付けにも便利

  具体的にはラインの中で同じネジ径で長さの違うビスや同じビットを使用する

  (00=M0.6〜1.2、0=M1.4〜2.5、 1=2〜2.6、2=M3〜5 bQ=M6〜8)  

  場合にとても有効です。キュービットのビットはbP,2のみ

  同じサイズのネジだけを多量に供給するのであれば、自動供給装置付きの大型のものが

  従来からあるので、そちらを使用すると良いでしょう。 

  ビットの中心に細長い穴を開けて強度を確保するのに開発された富士精螺の方はずいぶんと

  苦労されたようですが 難をいえば ビットの値段が高いです。

  しかし、細かくて奥のある場所へのネジ締めなどキュービットならではの作業性の良さを 

  生かした使い方をすればとても良いと考えます。

 


自動整列機 ねじ供給機

 


ウラ技  

ボルト頭をなめてしまったとき

   1. 6ポイントソケットでゆるめられないか再確認します

      安い工具や使い込んでガタのあるものではないこともチェック

   2. ヤスリで六角が削れるなら 少し小さめのレンチサイズに削ってトライ

        (インチだとミリより小幅になるかも)

   3.バイスプライヤーで挟んで回す

     マックツールのロボ クリッププライヤーは挟むとキザキザ歯が自動的に対象物に

     くいこんで滑りにくく、バイスより良いかもしれません。 

   4.サンダーで頭を削り取り、軸を外す

ボルトが折れた

   1.専用工具を利用する  

   2.ポンチでたたきくぼみをつけ、 けがき針等でたたいて回す

     ばねポンチ(オートポンチ)でゆるめ方向へ回す

   3.中心に穴を空け、中を掻き崩す。

     ただし 相手の雌ねじを痛めないようにねじの谷径以下で穴開けを 

 左はハンマーで叩くタイプ

右は バネを内蔵していて 強く押すと 押し切ったところで バネの力で

はじけ ポンチングできる。

排気管取り付けボルトがゆるまない...バーナーで真っ赤にあぶり冷めない内にゆるめる

                         ただし、工具を痛める

                         切断機で頭をとばす(ナットとはさんであるとき)

 


UPDATE 2003/04/26

参考 工具、実践的活用法 藤沢 公男 著 株式会社 グランプリ出版 1997.06