天使の囁き、悪魔の誘惑。


それは甘く、そして苦く。

 お酒飲みにはわからない感覚でしたが、良く聞くのがこの一言
 「お酒飲めるのって羨ましいですね。」
 って、これは絶対お愛想だと思ってきたのですが、なんか最近本気で言われる事が。あー飲めない人っているもんね。体質的にダメなのはもちろんアウトなんだけど、でも実は聞いたら味がダメとか言う人がいたり。あー、何でも飲むバードさんにはここで教えてあげられる事がひょっとしてあるかも、と、思い今月は楽しくお酒を飲むために、お酒を楽しむ為にちょっとしたヒントになるといいかなぁと。ではアルコールの「天使の囁き、悪魔の誘惑。」へようこそ!

 画像は、時間をローギアにギアチェンジしてくれる安息の空間、野毛のバー「APRENDO」

これは1つの物差しです。

 お酒が飲めるか飲めないか、その物差しはやっぱりこれ。どう考えても全く苦くて飲めない。最初の一口目だけが美味しい、コップ一杯目、ジョッキ一杯。何杯飲んでも美味しい、って感じで。
 ビールの美味しさはその苦味。甘いジュースでは取れない渇きが、その苦さで取れる事に気付く所からその誘惑にハマルのです。でもその苦味を越えるきっかけがあったら、って思ってる人、ビールになんか足すって手がありますよ。ビールがもっと薄かったらなーって人にはジンジャーエールを足した「シャンディーガフ」、甘口ならカシスビア、爽快感ならミント、苦味を楽しむならカンパリ、そしてレッドアイ。そうですこれこれ、ビールにトマトジュースを足したレッドアイはビールの苦味を爽やかにトマトジュースの美味しさを壊さず比重をかるーくライトにしてくれます。夏の休みの昼間にいーかんじです。

バーと言う名の回転軸。

 バーの中は時間の進み方が違います、本当です。がぁ、上司が場を読めないOLを連れて来るバーではその魔法にかかる事は出来ません。
 一度その時間がゆっくりと流れる空間を味わうと、忙しい仕事場の時間や楽しい友人との時間など、同じ1時間でも違う進み方をしている事に気付きます。ではそんなお店で「何飲んだらいいの?」とお思いのあなたには強い見方がいます。それはバーテンダー。彼らのお酒の知識を使わない手はありません。自分がどれ位アルコールが弱いか、どんな味の物を飲みたいのか。それを伝えて作って貰うこと。それ飲んで美味しいか、強すぎないか。そう言うコミニュケーションからバーの時間は紡ぎ出されるのです。
 画像のカクテルは「APRENDO」で作って貰った、「ボンベーサファイア」と言うジンに「シャトリューズ」と言う香草系リーキュール、フレッシュレモンジュースで作った「スプリングフィーリング」、味は春の野の爽やかさ、早春の草の萌えを思わせる淡く美しい緑色のカクテル。(凄くアルコール強いです、全く初心者向きではありません。)

初めて家に置くなら、これでしょ。

 お酒を飲むようになると、一人暮らしや、自分の部屋になにかお気に入りのお酒を置きたくなったりしますが(しないって?いいからとりあえず置きたいって事にしといて)、まぁビールや缶チュウハイは缶で買えるし、買ったらすぐ飲んじゃうんで別として、置いておくと物凄く重宝するのがカシス。
 カシスは黒スグリと言う果実で作られたお酒で、その味の美味しさから、ベリー系リキュールで最も世界中で愛されているんじゃなかろうか。で、なんで重宝するかって言うと、ソーダとレモンでカシスソーダ、白ワインで割るとキール、スパークリングワインでキールロワイヤル、ビールでカシスビア。何しろ組み合わせる対象が物凄く多い、お酒以外に烏龍茶で割るカシスウーロン、アールグレーでカシスアールグレーともう自由自在!バードさんのイチオシは、尊敬する作家の山田詠美さんの話の中で黒人男性がオーダーする「赤ワインで作るキールに氷を浮かべる」キールのオンザロックスタイル。ジュースを飲むような時間じゃないけど、本格的にバータイムでも無い位に丁度良い。味も白ワインベースに比べると一癖あって美味しいですよ。

リキュールは天使のお酒。

 アルコールの力、そのひとつに果実や香草などの旨みを写し取ったリキュール。リキュールの事を知っていると、お酒の弱い人でもみんなと並んで楽しい時間を過ごせます。そんなリキュールの中でも高い人気を誇るのが中国の果実ライチのリキュール「DITA」
 最もポピュラーなカクテルはグレープフルーツで割ってブルーキュラソを加えた魅惑の青「チャイナブルー」アルコール度数も低くて飲みやすく何しろ色が綺麗。アルコール度数の低いリキュールにグレープフルーツやトニックウォーター。この組み合わせなら、美味しく飲めて外さない王道。でも飲み易いからと言って飲みすぎてはいけません。
 それでは本末転倒です。

 DITAの瓶を「APRENDO」で撮らせて頂きました。有難う佐藤店長。

五味・五色

 料理の五味五色ってご存知ですか?色の方は赤・黄色・緑(青物)・白・黒。この五色が全部揃うように料理を作ると栄養のバランスが整う。
 味の方は甘い、辛い、酸っぱい、塩味、苦い。この五味が揃うと体のミネラルやビタミンバランスが取れるのです。そのうち苦味を食事で取るとすると、貝や魚の肝に当たるのですが、鉄や亜鉛みたいな体に重要なんだけどなかなか採れない栄養素が「苦味」なんですね。で、カンパリ。
 香草のリキュールはイタリアンレッドの爽やかな苦味。ビールに、ソーダに、オレンジジュースに。パッと色を美しい赤に染めて爽やかな苦味がアルコールの酔いと混ざって悪酔いを抑えてくれますよ。

 バックの黒板には「Style」の今日のスペシャルメニュー、今日のメニューも良い感じ!美味しそう。

でも甘い方がねぇ。

 あー、やっぱり甘い方がいいっすか。んじゃ話の「種」になりそうな物なんかが良いでしょ。んじゃぁ「アマレット」このリキュールの原料は杏の種の中にある核をアルコールに漬け込んだ物です・・・。ん?で何って?杏の種の核が原料って言えば「杏仁豆腐」の原料っすよ。あんにん。お察しの通りアマレットの味は洋風だけどかなり杏仁チック。そしてこれをソーダで割ると、あーっこれ飲んだ事あるような味。そう、ドクターペッパー、あれあれ。このリキュールはブランデーやウイスキーとの相性が良くて「フレンチコネクション」や「ゴットファーザー」等のカクテルが有名!

 ダイナマイトのスタッフに仕事中にもかかわらず「瓶持って!」と言って撮らせて頂きました、すんません。忙しい最中に。

イタリアはシチリアからこんにちは。

 チャオ!イタリア→ナァシチリア→ナ↑、カクテルにはライムと共にアクセントとして良く使われるレモン。レモンイエローって見た目にも綺麗だしねぇ。で、ふっつーは考えないと思うんですけど、そこはやっぱり葡萄からも林檎からもお酒作っちゃうのが人間ですから作って見ましたレモンでお酒。
 三角柱の瓶が珍しいこちらはシチリアの無農薬レモンから作られた「レモンチェロ」、イタリア産のレモンって酸味がすっきりしていて本当に美味しい。レモンチェロももちろん美味しい、アペリティフにはもってこい。んがっ、すんごく凄ーく甘い、まさに「極甘」。バードさんが飲む時にはロングのグラスでソーダ割りにしてカンパリを足して貰う。色目が丁度ピンクグレープフルーツぐらいの色にするとレモンの酸味に甘味も、それにカンパリの苦味が加わって爽やかさ倍増。おすすめ!横浜東口のダイナマイトではレモンチェロ常時ありますのでお試し有れ!

お茶もあります。

 お酒はどうも、どっちかって言うとお茶派なんで。と言うあなたには美味しいダージリンティーは如何でしょう。
 画像は紅茶系リキュールではバードさん一押しの「TIFFIN」
 なんといってもその香りは、本物の上質な茶葉にも負けない程の良い香り。そのままでも飲めますが、あまあま。ソーダで割っても美味しいし、ミルクで割ってももちろん美味しい。お茶系のリキュールって意外に有って緑茶のリキュールも美味しいの有ります。緑茶のリキュールを使ったのでバード一押しは「照葉樹林」グリンティーリキュールのウーロン茶割り、今度は夜にバーで美味しいお茶でも如何でしょうか。

 画像は「Style」。撮影させて頂きありがとですサイトゥー店長。

美味しい方程式

 リキュールをソーダやジュースで割る、タンブラーなどで出て来るロングカクテルもいいけれど、2種類以上のアルコールから全く新しい色や香りそれに味が生まれる、作られていく過程から美味しい方程式、この方程式なら学校で習った公式より素早く楽しくほろ酔いで覚えられるのでは?バーテンダーが振るシェーカーから鮮やかな色が零れ落ちるのを見ているだけでも楽しい!この画像のようなグラスはショートカクテル。ショートカクテルは比較的強いお酒を組み合わせパンチがある。決してガブガブ飲むもんじゃ有りません。時々凄くアルコール度数が高いくせして飲み易いのが有るのでお酒に弱い方はご注意を。でも強くて美味しいカクテルをすっと飲めるのは大人っぽくてカッコイイかも。

軸ですよ、軸。

 カクテルには軸があります、それがスピリッツ。良く使われる4種類がジン・テキーラ・ラム。と、どれも良く言えば個性的、悪く言うと曲者の3種類と、癖が無くて何と合わせても相性ばっちりなウオッカ、ウオッカの故郷はロシア。スミノフはもちろんロシア生まれと思って裏見たらあーーーーーアメリカ産だった、騙された。
 因みに最近の缶入りチューハイって美味しいのいっぱい有りますよね。キリンの氷結、実は焼酎じゃなくてウオッカ系のお酒が使われてるんだそうで。混ぜた相手を邪魔しない名プレーヤー。ウオッカベースのカクテルの数が多いのでも明らかです。

 画像はいつもお世話になりっぱなしの「ダイナマイト」キャンドルライトが染めるオレンジがかった夜の雰囲気は美味しい料理とお酒の良さをグレードアップしてくれますな。

南の島の甘い誘惑

 だって原料さとうきびだもの甘いに決まってんでしょう。たった一口で一気に南の島にかっさらってくれるのは、ラムの原産国がジャマイカだからでしょう。熱い夏に窓開け放ってレゲエやカリビアン聞きながらグラスに氷を入れてラムを注ぐも良し、ソーダで割ってガブガブ飲むのも良し、「甘すぎっ」と呟きながらストレートで舐めながら踊り狂うのも良し。そして結構お菓子にラムは使われる事が多くて。クリームをホイップする時に足すと途端に大人の味!昔まだ甘いお酒ばかり飲んでた頃(あったんですよそんな時期も)、マイヤーズダークラムとカルーアを1:1で氷入れてダラダラ飲むのが一時期ブームだったんですが、良く考えたえらアルコール度数高い組み合わせだったよ。(すでに酒飲み道をまっしぐら)

金色の悪魔

 バード何でも飲みます、ハブ酒からブランデーまで。しかし苦手もあります。その苦手は「味」ではなく、「記憶」に係るのです。
 4大スピリッツの悪魔テキーラ。「リュウゼツラン」と言う植物を原料に作られたお酒。人間って何からでもお酒造るんだねぇ。で、ここに写っているのは「クエルボ・ゴールド」。透明な「シルバー」もあるのですが、バードさん味は圧倒的にゴールドが好き。味は。でもこれショットで4杯も飲んだら記憶がなくなるです。翌朝無事にベットで寝ている自分に、人間の帰巣本能の凄さを感じます。ところでテキーラはライムと相性が良い。映画とかの飲み比べで、かんかんショットグラスのテキーラをあおるシーンがありますが、この酒だけは吐くね。飲み過ぎると。

 画像は大ぶりの花器に鮮やかな花が美しい、「PANE E VINO」。思っていた以上に家族連れでお食事していらっしゃる方が多くて。良い店。本当に。

運命の美味しい出会い。

 運命を信じますか?バードは信じます、出会いは偶然にして必然。そして圧倒的に人生に寄り添うのです。
 ジンって不味くないですか?昔飲み初めの頃、舌にチリチリと来る味。「絶対エチルだよ、エチル。」と心の中で呟いたものでした。そんな折、初めて深い緑のボトルのジン「タンカレー」に出会う。このジンが「へー、ジンでも美味しいのがあるんだ。」と、単品で飲む物では無い実験用アルコールのような代物、から飲めるお酒として格があがり、そしてとうとう出会うのです。ブルートパーズのような美しい青い瓶。「ボンベイサファイア」生まれて初めて出会うこの味に、稲妻に打たれたような衝撃!その時このお酒に感じた感想は「完全体。」このジン自体か完成度の高いカクテルのように研ぎ澄まされた精度で調合されたハーブの香りはDNAに焼きつきました。これを冷凍庫で冷やしてとろりとしたところをショットで飲むのと、ライムを絞ってソーダで割るのとがあれば。バード、ハッピーでゴザイマス。

最近良い感じです。

 バードの父は良くお酒を飲む人で、「大五郎」と言う焼酎の4リットルペットを脇において麦茶で割ったりして飲んでいました。子供の頃からそれを見ていて父のような酒飲みには決してならないと心に誓ったハズなのに、あぁハズなのに。バード母はお酒が体質にあわず一口でもアウト。何故そっちに似なかった?まあいい。で、何度も何度も「今、焼酎がブーム」って言葉聞きましたが、今はそんな言葉が無くっても美味しい焼酎が沢山あります。本核焼酎と呼ばれる物は、米・麦・薩摩芋・胡麻など原料の風味をいかし単品で。またやっすい奴でも割る物で美味しく飲める。気安いのに良い気分になれる相手は長く付き合えるもんっすね。

 グラスが綺麗だと中身も高く見える好例。カウンターがガラス張りで魚が泳いでいるバー「1or8」。でもグラスの中は焼酎ロックにライムを足したもの。良いの良いの堅い事言わず楽しく飲めれば。

ぶどうって凄いよ。マ・ジ・で

 昔、日本にはバブルと共に「ワインブーム」と言う浮かれポンチなブームがあり一本何十万円もする、ただ古くて酸っぱいワインとかを珍重するあほな時代がありました、「エセぶるじょわ」や「ナオミかわしま」等を生み出し胡散臭さ満載な中ひとつだけ良い事もありました。優秀なソムリエさんが増えた事、それと安くて美味しいワインを探す楽しさにみんなが気付き今や何処のお店でも2000円から3000円位の美味しいワインを結構揃えていますよ。
 バーテンダーさんと同じで、ソムリエさんに自分が飲みたい味を伝えて味見して好きな銘柄を探すのも宜し。因みにここに写ってるワインは「ダイナマイト」の中でも好きな赤。ブラックカラントのような深い良い香りで味もグー!

ヨーロッパの底力。

 ぶどうからお酒作って、1つの文化として成立したら普通そこまでじゃないですか。ところがヨーロピアンはそれでも物足りずに蒸留しちゃったんですよ。あーぁ。そんでもってまた樽に詰めて出来上がったら、これが強情で一筋縄では行かないお酒として全世界に広がります。ブランデー。
 強情で芳醇。あまりごくごく飲むお酒じゃないし、お酒が弱い人には縁の無いお酒、と思うでしょ。ところがお菓子に良く使われている事からも察しが付くように、生クリームと組み合わせるとこーれが美味しい。「アレキサンダー」と言うカクテルなんですが、バードも大好物。凄く美味しいケーキ屋さんのケーキみたい。でも強いから飲み過ぎないでくださいね。美味しいけどほんとに。

 画像は関内の隠れ家レストラン「PANE E VINO」、兎に角広くてゆったり。清潔で暖かな店内。カウンターのある店っていいね。だって一人で行く事多いから。誰かたまには一緒に行きましょうよ。ねぇ。

美味しいリサイクル!

 ワイン作って蒸留しているんだから、もちろん高くて当たり前のブランデー。上流社会のお金持ちに珍重された高価なお酒だったせいで、作ってた労働者の口には入りませんでした、おしまい。
 んな訳ない、で、奴らは考えた!「よーし、じゃーワインを造った時のぶどうの絞り粕から蒸留酒つくっちゃえー!」で、出来たのが「グラッパ」今や立派に1つのジャンルてして確立するほど美味しいものがたくさんある。ブランデーに比べたらワイルドでアルコールが立っているけど、アペリティフ(食前酒)としてはハッキリとしたインパクトがあり、かつ絶妙なニュアンス。画像に映っているグラッパも凄く美味しかった!

 ところで「ダイナマイト」の店長菅ちゃんに瓶持たせてポーズとらせたら、骨組みがしっかりした体付きのせいで妙に格好良く撮れてしまい、なんかとっても妬ましい。自分で頼んだくせに。

大人のお酒。

 バードの中では大人のお酒「ウイスキー」。
 今まで飲むタイミングが無かった為にその美味しさに気付かなかったんですが、先日スコットランドウイスキー「ジョニーウォーカー」の試飲会に行ってから一気にファンになりました。シングルモルトのお酒とかにも美味しいのが沢山あると知り、これからそっちの方もずんずん突き進んで行こうかと思う今日この頃。バーボンは結構飲むんですがウイスキーは飲まず嫌いでした、勿体無い勿体無い!ジョニーウォーカーなら進んで飲んじゃいそうなくらいお気に入りに。

渇きが取れると思うのですよ。

 甘いジュースって、飲んでも飲んでも喉の渇きが取れずにむしろもっと喉が渇いてしまったり。で、ビールも喉の渇き取れますよ。でも個人的に「ハーパーソーダ」コレがいっちばんスッキリするような気が。
 学生の当時ウイスキーは味的にダメで手が出なかったバードですが、バーボン飲むのは格好良いってイメージが、で単品で飲んだらそりゃバーボンもウイスキーの仲間。子供が飲んで美味しいわきゃぁない。が、バーボンをソーダで割って飲んだらこーれが滅茶苦茶美味しかった。夏に向きだと思うんだけど?どう?

 画像は安息のバーAPRENDOで、佐藤店長爪大きくて綺麗ですね。って事で店長に持って頂いて貰ったり。有難うございます。




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