映画感想 <2001年版>           TOP 


  「メメント」 ★★★★★

  『革新的・リワインド・ムービー』 これで全てを言い表している、困った。

 もう映像表現なんて出尽くした感があり、『新しい』なんて物は単に過剰であったり、奇特であったり、
 晦渋であったりして、ソレを楽しめる事は意外に少ない。
 しかしそんな中、この作品のアイディアは実に素晴らしい。

 こんな手があったかっ!!! 

 ストーリー自体は結構シンプルなのに、こんなにドキドキするなんて! 上映中、ホンの一瞬も目を離せない
 猛烈な緊張感がキモチ良い。(この辺は、好き嫌いが分かれるかも)

 「キューブ」「バウンド」辺りの映画が好きな人には絶対のお薦め。  凄いぞ。


  「モンキーボーン」 ★★★★

  なんとも奇っ怪なコメディ。 「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」の監督の作品とあって、モロ「あの世界」。
 更にダリズム(画家のダリね)も散見される。 うー、酔いそう。

 ブレンダン・フレイザー(ハムナプトラ)、ブリジット・フォンダウーピー・ゴールドバーグ、等立派なキャストなのに
 単館上映、何故なんだっ! もちろん、作品の出来だってかなり良いのに。

 まあ、この作品の結論としては「人間、誰もが抱えている『モンキー』を認めてこそ、本当の自分だ」って所か。

 私も見るまでは全く知らなかったのだけど、あのスティーヴン・キング(本人)がチョイ役で出演してたのには
 驚き、凄く嬉しかった。  細かいギャグ満載で笑えるよ。


  「スパイ・キッズ」 ★★★

  楽しい!  バカバカな映画なんだけど、間違いなく家族で楽しめる作品だと思う。
 特に「ポワゾン」で、のたうち回った姿を見た後だと、アントニオ・バンデラスの仕草一つも可笑しく見えてくる。
 まあ、映画と言うよりはテレビ的な作品ではあるけど、ドリフ的なドタバタ・コメディで楽しかった。

 最後に出てくる大物スパイは、、、あの「G.C」 (さあ、誰かな?) ちょっと嬉しいサービス出演だった。


  「スパイ・ゲーム」 ★★★

  (うーむ、並べてしまうとハリポと同じ★3つなのだな、、、この辺りが難しい所だ。)

 一見、ロバート・レッドフォードの映画と見えるが、そうでも無い。
 「レッドフォードの映画」の中にブラッド・ピットの劇が内包されて、『共演』する映画なのだ。

 ブラピはバリバリの主役を張った映画も良いが、最近は例えば「ファィト・クラブ」「スナッチ」や、
 本作品の様に、一歩退いた役のモノの方が面白い様な気がする。

 ドッカンドッカンと花火の様に華麗な映画ではないが、良く出来ていると思う。
 特にラストの「泣かせ」の部分の清潔さが素晴らしい。
 ドロ芝居にならない、スタイリッシュな清々しさが気持ちよい。

 サラリとキメる裏腹に凄く熱い情念を感じさせるのだ。


  「ハリー・ポッターと賢者の石」 ★★★

  間違いなく子供向けの映画。
 しかしソレを踏まえていれば充分大人の鑑賞にも耐えられる作品だと思う。

 映画を見終わって、「だから何なのさ」 というのは確実にあるが、
 ここは一つ、少しヒザを曲げてあげる感覚で暖かく見てあげよう。

 ともあれ2時間半くらいの長い映画を見終わって、
 子供達や、カップルや家族連れ(いわゆる善良そうな人達)が、とても嬉しそうな笑顔で出てくる。
 これは素晴らしい事である。
 ちなみに「A.I.」では出てくる人達の半分以上は「・・・・・????」って顔をしていた。

 だからと言って、別に人に薦めたくは無いけどね。

 

 とても素晴らしいオーケストラ・サウンドに感心していたら、あら吃驚、ジョン・ウィリアムスだったのね。
 流石だわ。


  「ソードフィッシュ」 ★★★★

  面白いっ! 

 余りこの様な単純過ぎる感想は書かない様にしているが、この作品では他の言葉が見つからない。

 衝撃的なオープニング(山崎努とトヨエツの「黒生」のCMを彷彿させる)から、
 息もつかせぬ怒濤の展開。 とにかくもう面白い映画のエッセンスが凝縮された一本。

 ジョン・トラボルタがブチ切れた役で登場するが、彼は本当にこういうのをやらせるとハマる。

 安からぬ入場料を払って、充分に「楽しむ」事が出来て、満足する映画だと思う。

 

  しかし少し気になったのは、結局この映画が「対テロ」の為のテロを認めてしまっている事だ。
 現在の恐ろしい状況の中、この映画の語る事に対して、思うべき事は多い。


  「ポワゾン」 ★★★

  好きです。 ★を4つにしようか迷ったくらい。

 少し「グリーン・マイル」を彷彿させるのは、処刑道具(007ワールド・ノット・イナフにも登場した「首折り椅子」)
 のせいだけではない。
 愛とは人を喜びにも破滅にも導く、ある種の呪いである。
 少し格好つけて言うなら、生きる事は愛をなくして成り立たない訳で、
 すなわちLife≒Love≒Liveだと思う。
 それが端から見て、愚かであったとしても、

 

  原題は「Original Sin」 絶対、このままの方が良かったと思うけどな。

  ほんの数分だがアンジェリーナ・ジョリーアントニオ・バンデラスの、AVかと思う程の濡れ場があり、
 恐らく、その為にR-18指定となっている。
 まあ、素直にA.ジョリーのオッパイが見れたのは嬉しいが、特に映画のストーリー的に必要なシーンでもない。
 わざわざ規制を受ける様な事を何故するのか、ちょっと真意が判らないところだ。


  「エボリューション」 ★★★

  ジュリアン・ムーア(ハンニバル)とデヴィッド・ドゥカプニィ(X-ファイル、この人いつも「眩しそう」な顔してるね)
 の共演、と言う事もあり、「見ずに死ねるか!」級に期待していたのだけど、、、
 結果から言うとマァマァって感じだった。
 爆笑シーンもあったし、ハナからB級SFコメディと割り切って見れば楽しいかもしれない。
 X-ファィルを見ている人なら嬉しいニヤリとするセリフもあるしね。

  まあエイリアン襲来モノなのだけど、ソレが単細胞生物から始まって→コケ類→植物→恐竜→類人猿へと
 爆発的なスピードで進化(evolution)をしていく、と言うモノ。

 そのクリーチャーがウルトラQ(古いなぁ)の様でもあり、FF-](ゲーム)の様でもあり、
 要するにちょっとチープ。 ま、あくまでコメディという事で納得するしかないのかも。

 全体的にテレビと映画の中間くらいの造り、と言う印象で、そのせいか(いや違うだろうが)
 最後は唐突にCMになってしまう。 ちょっとこのラストは酷いんじゃないか?

  ま、「浣腸攻撃」で笑かしてくれたから★は一個オマケ。


  「怪獣大決戦ヤンガリー」 ★★

  見つけた化石はいじくるなァ♪  ヤンガリー!ヤンガリー!

  私の妻より恐ろしィ♪   ヤンガリー!ヤンガリー!

  子供のバスは大丈夫ゥ♪  ヤンガリー!ヤンガリー!

 

  大槻ケンヂ率いるバンド「特撮」のこの主題歌(?)そのままの内容。

 韓国版ゴジラなのだけど、キャストは全てアメリカ人。 邦画「アヴァロン」と同じ作戦ですな。

  そうね、楽しかったよ。


  「チルファクター」 ★★

  見た事さえ忘れかけていた、トホホなB級映画。
 深夜に「特攻野郎Aチーム」を見た、位の印象しか残らなかった。

 超破壊兵器を巡って、偶然巻き込まれた一般人の青年とテロリストの激しい攻防ってトコです。

 音楽がハンス・ジマー(グラディエーター、バックドラフト、グラディエーター、ライオン・キング他)
 って言うのが不思議だった。


  「クローン」 ★★★★

  今、懸念されるテロの手段の一つに、「人間天然痘爆弾」と言うのがあるらしい。
 すなわち、天然痘保菌者を世界各地にバラまくと言うモノだ。
 これが一番効果的なのは、本人にその(保菌者であると言う)自覚が無い場合だろう。

 他にも、身近な所ではコンピューターウィルスがある。
 知らないうちに自分のPCがワームに浸食され、本人の与り知らぬ内に、友達などにウィルスを
 送りつけてしまう。

 知らないうちに、自分という存在が『悪』になっているのである。

 

  この映画の主人公(ゲイリー・シニーズ)は果たしてevil(邪悪)なのか。

 一応、舞台設定は未来の地球vsケンタウリの亘星戦争、と言う事になっているが、
 別段、現在の状況に置き換えても構わない内容だと思う。
 つくづく、怖い時代を生きているんだなぁ、と思ってしまう。

 

  さて、映画の印象としては、ハリソン・フォードの「逃亡者」が近いかな、と思った。
 全編を通しての追いつ追われつの緊張の中に、何度もリチャード・キンブルの影を見た。

 そしてラストのクライマックス、G,シニーズの『目』が効果的だった。他の役者じゃダメだ。

 

  かなりお気に入り映画なのだが、唯一、『クローン』と言う邦題は少し安易に過ぎないか。
 ( 原題「impostor」(にせもの・詐欺師) )
 羊や牛のクローンに成功し、マンモスのクローン復元も理論上可能となった現在では、
 もっと「クローン技術」そのものを扱った作品が出てくるハズ。
 そんな作品にこそ、そのものズバリの「クローン」というタイトルを付けて欲しいのだ。
 つまり、少し勿体ないワケだ。

  原作はフィリップ・K・ディック。 エアバスの滑空、着陸シーン等は同じくディック原作の
 「ブレードランナー」へのオマージュと言って良いだろう。

  ちょっとエンドロールが変わっていて、キャストがアルファベット順に並んでいる。
 普通は主役が一番上に来るのだが、この映画では「兵士A」みたいな端役の人から流れている。


  「ラッシュアワー2」 ★★

  全てがテキトーで都合良く作られている。
 まぁ、アクション・コメディ作品なので、スピード感を大切にしたのだろうけど。
 しかし、それならそれで、もっとブッチギリのイケイケ映画にしてくれれば良かったのに、と思った。
 10年前のジャッキーのコミカルなカンフーアクション物と何一つ変わらないと言うのは痛い。

 エンドロール時のNGシーン集が一番面白いってのはモンダイでしょ?

  そのNGシーンで、クリス・タッカーって本物のバカかもしれないと思ってしまった。
 (ファンの人、ゴメンね。(別に嫌いでは無いんだけどね))

 いや、こんな映画の為に前作をビデオで見てから行った私も相当なバカだが。


  「ブロウ」 ★★★

  ドラッグを題材とした映画だが、実在の麻薬王の半生を描き込んだ異色作。
 麻薬の売買を単に『悪』として捉えるのではなく、1つのリスキーな職業として見ていく。

 当然ながら彼にも父や母がいて、その肉親達の葛藤も良く伝わってくる。

 やはり「ドラッグな生き方」 「宗教な生き方」等々、それぞれ『職業の選択の1つ』だと私は思う。
 それが合法であるか非合法であるかはまた別問題だろう。

 しかし何であれ、多くを手に入れるには、大きな支払いが必要。

 FBIの黒人捜査官に抱かれた少女の眼差し、それがこの映画の全てを語っている様に思った。

 

  さて、主人公のヤクの売人役はジョニー・ディップ。 この人は本当に作品によってまるで印象が変わる。
 この作品中でも色んな髪型になるが、どんなスタイルでも異様に格好が良い。ハンサムとはそういうものか。

 そして妻役に「コレリ大尉のマンドリン」のペネロペ・クルス。 美しいの一言だ。
 「コレリ〜」の時の可憐さは無く、かなりギトギトした役だったのには驚いた。
 なんかシャンプーだか化粧品だかのCMにも出てる様ですが、かな〜り好きな女優さんです。


  「ワイルド・スピード」 ★★

  前半はなんとも刹那的な刺激のみのクダラナイ映画だと思って見てましたが、
 中盤からだんだんとストーリー展開があって、それなりに面白かった。

 ま、君達、みんな速いけど、リュック・ベッソンのタクシーの兄ちゃんには敵わないだろう。

 取り敢えず、クルマ好きな人向けだろうネ。「ドリブン」「60セカンズ」の方が私は好きかな。
 音楽もゴミだしな。


  「トレーニング・デイ」 ★★★

  30余年を生きてきて、随分と汚れてきてしまった。
 それと引き替えに手にした物はホンの少しの優しさ(、の様な物)かもしれない。

 清廉潔白な人間なんて、もうどこを探しても見あたらない。
 しかし、それを悲観する事ももう余りなくなった。

 (ダメな人間なりに)より「善く」在りたい。 せめてそう願う気持ちは持ち続けていたい。

 

  対照的な2人を描いてはいるが、どちらが、「正義」だろうか。
 ジェイク(イーサン・ホーク)のやり方で、この世を救うには、もう遅すぎる様に思えるのだが。

 デンゼル・ワシントンが凄い役をやっている。今までの彼のイメージからすると驚きだ。


  「ドラキュリア」 ★★★

  トランシルヴァニア系「では無い」吸血鬼の物語。

 なぜ、ヴァンパイアは十字架や銀を畏れるのか。ちょっと斬新な解釈と言えます。

 ま、キャストにも特殊効果にも、さほどお金を掛けていない、小粒な映画ですが、
 そこそこ楽しめました。

 ちょっと古くさい映像と、音楽はナカナカ好印象でした。


  「スコア」 ★★★

  非常にオーソドックスな映画。

 基本的に、白波モノはある程度面白いのは当たり前だと思っている。
 厳重な警備を突破してブツをかっさらう、盗みがテーマなのだからして、
 「ハラハラドキドキ」の映画の楽しみは最初から保証されているも同然。

 当然、多の作品と差別化を図るには、それ以外の人間関係などで、どれだけ面白く
 するかに掛かっている。

 この作品では、その「盗んだ後」の人間関係のトリックが余りに平凡。


  しかし、そんな平凡でオーソドックスな映画を救ったのが(特に前半に於ける)
 エドワード・ノートン。 彼は危険な俳優である。
 「ファイト・クラブ」「アメリカン・ヒストリー・X」 実にアブナイ。この映画でもアブナイ。
 それだけに、終結部分での彼の扱いに、もう一味欲しかったのだ。

  ロバート・デ・ニーロは、彼らしい格好良さで、いつも通りですな。
 しかし、ちょっと仕事し過ぎなのでは?とも思える。

 前述のように、後半はやや軽いモノの、前半〜中盤にかけてが、非常に面白いので、
 見ても損はしないと思います。


  「コレリ大尉のマンドリン」 ★★★★

  この美しく哀しい映画には、「構成上のある仕掛け」がある。
 ちょっと思いもよらない展開に見ていてビックリした。

 ストーリー以前にまず、ギリシャ・ケファロニア島の美しい景色だけでも見る価値があると思う。
 おおらかに生きるギリシャの人々と深い叙情を湛えた海の深さ、
 秋の寂寥に満ちた透き通る空気、険しい山々、 素晴らしい。

 「ギリシャの猫」の写真集が好きで、良く眺めているのだけど、あの海の碧さは、
 こんな悲惨な歴史も静かに見つめてきたのだなぁ、と感じ方も少し変わって来た。

 ストーリー的には「マレーナ」と少し似ているかもしれない。
 アレよりも遙かに「救い」のある話ではあるけれども。

 繰り返す様ですが、美しく、哀しく、そして力強い優しさに満ちた映画です。
 是非、見て欲しいと思います。

 

  今まで見たことの無いニコラス・ケイジが見れます。
 そしてペネロペ・クロスの凛々しい美しさも特筆モノ


  「ドリブン」 ★★★

  この所、少し低調気味のS,スタローンの久々のヒット作。
 ここでは制作方面に力を注ぎ、スクリーンの中では脇役に徹している。
 コレが功を奏して、なかなか良い出来となっている。

 少し、テレビCMっぽい臭さのCGではあるけれど、絶対に実写では不可能(人、死ぬって)な
 クラッシュ・シーンも大きな見所。

 引退した元F1レースチャンプが新人レーサーのサポート役としてカムバック、
 そしてチームの優勝に挑む。
 まるきりスタローンとキップ・パルデューの関係がタブって見えてくる。
 出世作「ロッキー」で、やはり引退したチャンプの復活を見てきたダケに、さあ、今回は・・・

  バート・レイノルズ(どうもポルノを連想しちまうな)、
  エステラ・ウォーレン(「猿の惑星」、この人もな〜んかエロい)
  ジーナ・ガーション(「バウンド」、もう激エロ)
  等、ちょっと個性的なキャストでも楽しませてくれます。

  ただ、一つ気になるのは、何で外国映画に出てくる日本人ってあんなに不細工なんだろう?
 まあ、せっかく東の果てのヘンな国でロケをするのだから、より「アジア人」らしい人を撮りたいのかも
 しれないけれど。

  なかなかグッと来るセリフもあり、感動出来るかも、ちょっとお奨めですな。


  「ファイナル・ファンタジー」 ★★★+α

  一昔前('82年)のSF映画に『トロン』と言うのがあった。
 これは「世界初のコンピューター・グラフィックによる映画」として鳴り物入りで公開され、
 当時、私達はその斬新な映像に驚きもしたものだ。

 しかし、後に制作者が語った所によると、私達がCGと思っていた映像の殆どは、
 実はモノクロで撮影したフィルムに色鉛筆で彩色して発光している様に見せかけたモノだったそうだ。
 手書きのアニメとそうは変わらなかったワケである。
 が、まあ手法はどうであれ、このディズニー映画『トロン』はそれなりに面白く、
 今となってはレトロ趣味でもあるが、お奨めするにやぶさかでは無い。


  さて、それから20年を経て、また強力なCGを謳い文句にした映画が公開された。
 それがこの『F.F.』である。
 ストーリーは一言で、「ファイナル・ファンタジーだ、」  と言っては身も蓋もないか・・・
 ううん、、、「インディペンデンス・デイ」と「スターシップ・トゥルーパーズ」ですな。
 勿論、CGに重きを置いた作品ではあるけれど、決してストーリー、脚本も悪くないので、
 安心して見れると思います。

 地水火風のエレメントを封じ込めたクリスタルだの精神体だのを探して進んでいくRPGの要素も
 ちゃんと踏襲しており、ゲームファンにも納得出来るのではないか。

 ゲームシリーズのキャラクター・デザイナーとして天野喜孝氏のファンも多いとは思うが、
 残念ながら、今作品では彼の匂いは皆無。
 まあ「ヴァンパイア・ハンター・D」で堪能、、、しないか?

  さて肝心のCGだが、凄い、の一言に尽きる。
 特に冒頭のゴーストタウンに探査艇が着陸したり、ケルベロスの犬(人狼)を彷彿させる、警備隊
 が出てくるあたりは、ゴシック趣味のアメリカンコミックがそのまま動き出しているかの様な美しさ。

 そして、やはり最も画期的なのは「人間」の描き込み。
 毛穴から眼球の濡れ具合まで、よくもココまで、、、と感心。
 実際の人間を使って実写しても撮れない所まで描き込んでいるのだ、凄い。
 正にその事によって、この映画が「実写を超えたリアリティを持ち得たCGである」と主張している。

 面白い例としては、脇役のキャラにはそこまでの描き込みがされていないが、
 「それ故に」(主人公よりも更にリアルに)実写の人間の様に見えてしまう。
 (ex,黒人兵を見よ)

 

  この形態のCG映画の将来を考えると、どれだけその作り出されたキャラクターに観客が
 のめり込めるか、がポイントになってくるのではないか。
 何度も見て、お馴染みとなったブラッド・ピットが、ジョン・ローンが殺人犯を、皇帝を演じるからこそ、
 私達は安心して感情移入が出来るのだ。

 可能性としては、亡くなった俳優の「新作」が制作出来る(ex.「クロウ」byブランドン・リー)
 そしてクリーチャーがより生物らしくなり得る。
 「イット」の化け物で爆笑せずに済むなら、イイではないか!

  映画の新しい可能性を切り開く作品だと思う、日本人、エライじゃん!


  「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」 ★★★

  まず、このホラー(?)映画のキャッチコピー『吸うか、吸われるか!』と言うのに大爆笑。
 しかし見終わると、如何にこのキャッチが秀逸であったかと思い知らされます。

 オープニングが少し「ナインス・ゲート」に似た雰囲気でした。
 美しくも破滅的(暴力的、と言う意味とは違う)な管弦楽が期待感を煽ります。

 古き良き「怪奇映画」を偏愛する人には絶対のお勧め。 映画に懸ける異常なほどの愛情が
 この作品の肝でもあるからです。

 さて問題のヴァンパイアは名優ウィリアム・デフォーがもの凄い特殊メイクで演じています。 
 コワイ。 しかし、、可笑しい。

 映画監督の役は、これまた名優にして怪優、ジョン・さのばびっち マルコビッチ、
 今回は髪の毛アリです。 それもまたコワイ。

 

  ラストシーンが非常に良かった。
 冷たく黒光りするカメラのレンズが映すモノは、、、、、


  「トゥームレイダー」 ★★★

  マトリクスは色々と斬新な映画だった。その中での「ワイアー・アクション」の復活は、その後の
 映画に大きな影響を与えた。(「グリーンディスティニー」「DENGEKI」等々、)

 そしてこのトゥームレイダーの面白い所は、ワイアーが見えている事だ。
 堂々と見せてしまう逆転の発想で、迫力のアクションを見せてくれる。

 ストーリー的な事を言うと、まあ「インディ・ジョーンズにオッパイが付いたモノ」と思ってくれて
 マチガイは無いでしょう。
 「ハムナプトラ」も、コレも「レイダース〜失われた聖櫃(アーク)」の亜種と言えます。
 (きっと3作目までやる事でしょうね。)

 と言う訳で、安心して楽しめる作品、と言う訳です。

 

 主演のアンジェリーナ・ジョリーのプロモーション・ビデオにも見える。
 彼女のお父ちゃんのジョン・ボイドも出てます。(劇中でも父親役)


  「彼女を見ればわかること」 Things You Can Tell Just by Looking at Her ★★★

  正直な所を言うと、私は「女」と言う生物の事なんか、てんで判らないのです。
 で、この長いタイトルの映画を見て、ホンの少しその理解の助けになったかも、って思いました。

 彼女達の逞しさ、脆さ、寂しさ、そして仄かな希望。

 登場する男達、彼らは彼らで「優しい」と思うのだけれど、女性はそう見ないのかもしれない。
 現実の生活で私達、男が良かれと思う「優しさ」が意図した通りに相手の女性に伝わらない事は
 多いのです。 
 しかし、これはまあ仕方ない、と思う。 私が彼女達の事が判らないのと同様に、
 彼女達も男の事なんか判らないのだろう。

 

 5つの短編のオムニバス作品なのですが、微妙に各作品がリンクしていて、
 最終話で一応まとめてくれます。

 この映画の監督、そして脚本はロドリゴ・ガルシア。
 ノーベル文学賞作家、「百年の孤独」「族長の秋」の、ガルシア・マルケスの息子です。


  「千と千尋の神隠し」 ★★★★

  正直、「わざわざ映画館でアニメってのもなぁ」と敬遠気味だったのですが、
 ゴメンナサイ、私が間違っていました。 素晴らしい出来です。
 映像(特に構図)も音楽も非常に美しい。

 色んな事が込められていると思うのですが、言葉にして語ると壊れてしまいそうで、
 敢えてこの場所で言おうとは思いません。
 (ま、「顔ナシ」は痛かったな、、、)

  外国の方はこの様な映画を見て、どう感じるのでしょうかね。

 

 この夏のシーズン、沢山の映画を見ましたが、私が推薦するのは、

 ◎ 「A.I.」
 ○ 「千と千尋の神隠し」

 です。 貴方はどの作品が好きでしたか?


  「キシュ島の物語」 ?????

  イランの変わったな映画。
 3本の短編のオムニバスだが、どれも摩訶不思議。

 我々とは、価値観や時間の感覚がこれほどに違う、それ自体がカルチャーショックでもあった。
 この映画を私達の(西洋に傾倒した)価値観で理解するのは不可能だし、余り意味の無い事かもしれない。

 「他人」は「自分」とは違う生き物だ。 
 それでも彼は彼で生きている、それが判れば良いかな、って思いました。
 (モチロン、映画の意図とは関係無く、ですが)

 

  すいません、正直に告白します、第二話の「指輪」は、余りに眠くて殆ど覚えていません。


  「キッス・オブ・ザ・ドラゴン」 ★★★

  ぐわっはっはっ!お前の秘孔、「キッス・オブ・ドラゴン」を突いてやる〜〜〜♪

    違います。

  続けてアクション物。ジェット・リーが主演、そして脚本等、制作にも係わった、
 「一本丸ごとジェット・リー」な作品。
 しかし、一時期のスタローン、シュワちゃん等の様にイヤミにならないのは、
 やはり彼のイノセントな笑顔のせいだろうか。

 強い、この一言に尽きます。
 「リーサル・ウェポン4」の時の様なマシーンじみた物とは少し違って来ていますが。
 セガールの重戦車の様な強さも格好良いけど、リーの戦闘機の様な強さも良いね。

 演技もナカナカ味があるのです。


  「DENGEKI」 ★★★

  こんな邦題で良いのかっ!(原題 Exit Wound )
 いつ見ても口の結び方に違和感のあるスティーヴン・セガール主演のアクション映画。

 この様なアクション映画は大抵どれも同じ様なモノなのですが、これは、ややストーリーが凝っていて、
 ちょっとした仕掛けも楽しめます。

 しかし、それよりも、本編が終わってからのオマケが凄い。メチャメチャに下品で笑えます。

 

  「ロミオ・マスト・ダイ」に出ていた、デブの黒人ボディガードが出てきます。
 全く同じ役柄なのは可笑しいが。


  「ジュラシック・パークV」 ★★

  ストーリーもヘチマも無い、この映画を見たのは、名優サム・ニールが出ているから。
 インディ・ジョーンズばりの帽子も良く似合い、シリーズも同じ様に三作目までキッチリ商売してくれた。

 「神の領域を侵す」云々は前二作でお馴染みのテーマ、今回は「家族愛」と「話す恐竜」が新機軸か。

 しかし、そんなモノはあくまで映画を作る為の大義名分に過ぎず、
 実際には、巧妙な仕掛けで観客を楽しませるビックリハウスみたいなモノだ。
 「映画」を期待して行くのでは無く、「遊園地のアトラクション」の感覚で楽しむと良いかも。

 その肝心の仕掛け(SFX)だが、これは完璧な出来映え。
 かつて、アニメーションでしか成し得なかったイマジネーションが、実写と変わらない自然さで
 体現される。
 これは素晴らしい事だ。


 「パール・ハーバー」 ★★

  戦争映画ではありません。
 恋愛映画の舞台背景がタマタマ真珠湾攻撃ってだけの事です。

 面白かったけれど、これで良いのか?

 ま、ヒロイン役のケイト・ベッキンセールが滅茶苦茶に綺麗だったので、良いか。

 疑問なのは、何で3時間も掛かるのか?って事だ。


 「誘拐犯」 ★★

  「ユージアル・サスペクツ」の脚本家が初めて監督として手掛けた作品、
 と言う事なのですが、やや不調。 

 トリックが主役(ベニチオ・デル・トロ(赤井秀和に似てる))に絡まない、と言うのが
 決定的に弱い部分です。
 もの凄く複雑に見せかけて、実はオチはこれだけ?

 銃撃戦は派手なので、単にアクション映画として割り切って作った方が良かったのかもしれない。

 

 ケヴィン・スペイシー主演の「ユージアル・サスペクツ」の方をオススメしておきましょう。


 「Planet of the Apes」 ★★★

  もの凄く期待をしていたので、ちょっと肩すかしを食らった様な感じ。

 莫大な制作費(140億円)を掛けた超々大作なのですが、その巨大なプロジェクトに、監督の
 ティム・バートンの『あく』とも言える個性が呑み込まれてしまった感があります。

 もちろん、所々で彼ならではの圧倒的な妖しくも美しいシーンは見れます。
 しかし脚本が少し弱いのでは???

 プロデューサーのR,ザナック氏は「とても納得の行く楽しめるエンディングだよ」と発言してはいるが、
 それは違うのではないか、と思う。
 色々と考えて辻褄を合わせて行く楽しみはあるけれど、明確で納得できる結末では無いと思う。

 

  ティム・バートンの近作で言うと「スリーピー・ホロウ」の方が彼の持ち味が出ていると思う。


  「王は踊る」 ★★★

  音楽と踊りを愛したルイ14世と宮廷音楽家であり、近代指揮法の始祖と言われるリュリの愛憎の物語。

 今日お馴染みとなった「タクトを優雅に振って音楽を統率」する以前は専任の指揮者は存在しなかった。
 このリュリの「大きな杖でドンドンと床を打ち付ける」、と言ういささか乱暴なモノが『指揮』の原型らしい。
 そして、この実在の人物、リュリの死因は全く映画に描かれた通りである。

  リュリが王に対して抱く愛は、音楽に対する愛情と渾然となり、明白に切り離す事は不可能だろう。
 しかし、ラブストーリーについては、私が語らなくても良いだろう。 (それが主題ではあるけれど)

 

  私がこの映画を見て再確認したのは、『音楽に潜むデーモン』である。

 現在、私達が「完成された音楽」として聴いているクラシックだが、
 その洗練は幾多の政治、宗教、怨念、狂気、そして血に依って磨かれてきたのである。

 一聴すると涼しげに聞こえる音楽でさえ、良く耳を澄ますとその音符と音符の狭間から溢れる
 ドロドロした人間の業や、情念を感じずにいられない。

 

 そしてまた、その様な「苦み」があってこそ、音楽が「芸術」足り得るのだと信じてやまない。


  「ドクター・ドリトル2」 ★★

  私は動物が好きだし、エディ・マーフィも好き、コメディだって大好き。
 そんな訳で、過剰な期待こそしなかった物の、まず安心して楽しめるだろうと思っていた。

 しかし、、、、

 コメディ映画は「笑ってナンボ」。 でもこの映画のドコで笑おう? かなり中途半端な出来。

 エディの近作で言えば「ナッティ・プロフェッサー2」の方が遙かに面白い。(下品さも凄いが)

 ただ、動物の喋る口がちゃんとセリフと合ってるのには驚いた。犬もアライグマも英語の発音の
 口パクなのです。 素晴らしい。


  「ダンジョン&ドラゴン」 ★★

  同名のゲームを題材とした映画。 この手のモノでは「マリオ」、もうすぐ公開の「トゥームレイダー」、
 そして今や国民的(洗脳)ゲームとなりつつある「ファイナル・ファンタジー」等がある。

 で、コレは、一言で言うと「スターウォーズの焼き直し」だ。
 見所は、特撮とかSFXとか特殊効果とか、色々有りすぎて書ききれない。

 たった2週間のロードショー公開と言うのは少し可哀相な気もするが、
 ビデオで充分、と言う内容なので、コレはコレで良心的なのかもしれない。
 (大きく間違っている。『面白い』映画を作って配給して下さい)

 これを見ると「ハムナプトラ」の偉さが判ろうと言うものだ。


  「JSA」  ★★★★

  痛切極まりない映画。

 同じ人間、いやそれどころか同じ言葉を喋る、同じ民族が38度線によって分断され、
 今尚、お互いを『敵』と教え込まされて生きている。

 政治と言う都合で何故人々が憎み合わなくてはならないのか。

 (ベトナムや)朝鮮の「痛み」に比べれば、良く聞く「アメリカの痛み」なんて、
 他人の骨を折ったガキ大将が、ヒザを擦りむいてギャーギャー騒いでる程度のタワ言だ。

 

  純粋に映画としても大変に良く出来ています。 実に素晴らしい韓国映画です。


  「A.I.」 ★★★★★

  人がその長い(短い)人生の中で体験する「完全な幸福」「至福の中の恍惚」の時間を全て集めると、
 大体、1日分になると言う。

  この「1日」と言う時間は短いだろうか?
 そして、仮にその時間が「半日」だった人よりも「2日」だった人の方が幸せなのだろうか?

 

  私はそうは思わない。

 その「至福の時」の真っ只中にあって、人は「永遠」を手にするからだ。

 

 そして、人はその「永遠の刹那」の為だけに、人生と言う「限りある永遠」を生きているのだ。
 


  「テイラー・オブ・パナマ」 ★★★

  ピアース・プロスナンで無ければ絶対に成立しない映画。

 このクソったれな現実社会(←最近、表現が汚くなって来た、キングの影響?)に於ける、
 凄くリアルな007外伝とも言えるだろう。

 007の百倍も地味だけど、ずっとマジメな映画。 きっとヒットはしないだろうけど、良い作品です。

 主人公の、本当の意味での誠実な生き方が唯一の救いだ。
 痛みと強さを伴わない愛情なんて、脆くて儚い。

 泥にまみれて、這いつくばって生きる彼こそ、本当に格好良いのだ。


  「ザ・ギフト」 ★★

  子供の頃はこの様なトリックに素直に引っかかり、「うおおおっ!」と感動したモノだが、
 もう映画も散々見て来たオッサンには、ちょっと退屈。
 半分くらいで、オチも大体読めてしまい、
 「なーにチンタラやってんだか」って感じだった。

 すれっからしになってしまったのか??  不幸だ。

 キアヌ・リーブスがノーギャラで出演したらしいが、別に我々のチケット代が安くなる訳でも無し。
 莫大なギャラをふんだくって、死ぬ程面白い映画を作って欲しい、と言うのが正直な所だ。


  「ザ・ダイバー」 ★★★

  前作のコメディ(ミート・ザ・ペアレンツ)から一転、恐〜〜いデ・ニーロが帰ってきた。
 冒頭の傷だらけの表情なんかは「ケープ・フィアー」を彷彿させる迫力、こうでなくっちゃ!

 映画としては、まあ「スポ根」みたいなモノで、ちょいと男臭いです。

 もの凄く長い前フリの間にどれだけ感情移入するかで、後半の感動の度合いが変わって来ることでしょう。
 いつもの事ながら、完全に映画の世界に没入しきってしまう私は、
 クライマックスの「12歩」で心臓が張り裂けそうになりました。

 この映画のモデルとなった元潜水夫が来日して、「ソ連の潜水艦のエピソード以外は全部本当に自分が
 体験した事だゼ、ま、大した事なかったけどな、ガッハッハッ!」と笑い飛ばしたらしい。
 カッコ良い。。。


  「ハムナプトラ2」 ★★★

  素直に楽しめる娯楽作品。

 1作目を見ていなくても充分に楽しめると思うけれど、やっぱり見ておいた方がより楽しい。
 「本棚ガタガタ」もちゃんと再現するしね。

 「E.T.」「スターウォーズ」等のパロディもチョコチョコあって笑えます。しかし、何より可笑しかったのは
 「イット」らしき物が出てきた時だが。

 ヒロイン役のレイチェル・ワイズ(スターリングラードにも出てた)は相変わらずの美しさ&可愛さだが、
 前作の時より、ちょっとトシを取り、少し肉も付いて、ハラを出すのはキビシイ。。。。
 でも好きだからイイや。

 あと、子役が全然知らないガキんちょだったけど、実に楽しそうで良かった。
 今、売れっ子のハーレィ・ジョエル・オスメント君(A.I.)にもこんな楽しい、「子供らしい」子供の役を
 やらせてあげたいなぁ、なんて勝手に思いました。


  「マレーナ」 ★★★★

  「男ってヤ〜ね〜。。。」
 はい、キッパリ答えておきましょう。 男ったらそんなモンです。

 

 さて、絶世の美女、マレーナ超ストーカー少年(いや、『と』という接続詞は不正確だが)のお話。

 マレーナの唯一の罪は、その美しさ。 
  

 少年はあくまで傍観者であり、それ故に真実の愛情を持ち続ける。

 

 ジュゼッペ・トルトナーレ監督ならではの官能的なまでに美しい映像。
 そして、2〜3言しか喋らないマレーナの心情を代弁するかの様なエンニオ・モリコーネのたおやかな音楽。

 良いですぞ。


  「デンジャラス・ビューティー」 ★★★

  最近、コメディ映画が良く当たる。
 内容なんて何も無いバカ映画だけど、コレ、良いです。 特に女性には★4つでオススメしておきましょう。

 サンドラ・ブロックがあんなにキュートだなんて!

 前半の超ブサイクな彼女も、「変身後」の彼女もそれぞれに女性からの支持を受ける事でしょう。

 いや笑った、笑った。


  「ロスト・ソウルズ」 ★★

 「エクソシスト」「スティグマータ」等が近い感じだけど、出来はそれらを大きく下回る。

 少しモヤが掛かった映像や、ウィノナ・ライダーの神秘的な美しさは嬉しい。
 だけど、ちょっとストーリーの面白みが足りないと思った。

 バラバラのバズルのピースが次第に一つの絵になっていく様な手法を摂ってるのだけど、
 もう一捻り欲しかった、と言うのが実感。

 音楽は良かった。ヴォイチェック・キラール(ドラキュラ、ナインスゲート他)を思わせる様な
 ふくよかな弦楽やコーラスが美しかった。 サントラを買おうかな。


  「15ミニッツ」 ★★★★

 かなりシリアス。 人間の中に潜む汚い部分について考えさせられた。

 「建て前」と「本音」の狭間で上手く振る舞う事は実は大きな危険も伴う。
 なぜなら、人間は基本的には「汚れ」ているからだ。

 TV局に持ち込まれた殺人実況ビデオを、人は眉をひそめ、俗悪だと罵りながらも顔を覆った手の指の
 隙間から覗いてしまう。

 凄く良い作品なのに、人気が無い為か、短い公開期間となってしまう様だ。
 軽薄な音楽、軽薄な映画、軽薄なテレビばかりがもて囃される、ソレで良いのか。

 せめてビデオででも見て欲しいと思う。
 デ・ニーロもエドワード・バーンズも凄く良い仕事をしているし、「面白い映画」でもある。


  「リトル・ニッキー」 ★★★★

 「悪魔が好き」で「ヘビメタが好き」(この二つは殆ど同義だが)ならこの映画を見るべきだ。

 ガタガタ言うな、サイコーだ!

 ラストには『本人』まで出てくる反則ワザ。 大爆笑さ!


  「ザ・コンヴェント」 ★★

 Q: 貴方は、この作品を誰かに薦めますか?

 A(私): いえ、絶対に薦めません。「お金は大事に使えよ」って言います。


 Q: ほう、では、貴方もこの様な作品はもう二度と見ないのですね?

 A: んんん、、、いや、、、見るかも。

 

  総天然蛍光色ホラー 血が!内臓が!尼が!

  場内は悲鳴、、、、は無く、爆笑の渦でした。

 まあ、「デモンズ」(←知る人ぞ知るホラー映画)なのだけど、ゾンビ化した人の目や、
 ピュ〜〜ッ!と飛び出す血が何故か
蛍光色
 おまけに、ゾンビがパラパラなんぞ踊ったりして、軽薄の極み。サイテー(最高!)です。


  「タイタンズを忘れない」 ★★★

  エニィ・ギブン・サンデーを口当たり良く、ソフィスケイトした様な感じの映画。
 子供から大人まで幅広く安心して楽しめるのでは。

 人種差別問題について、おおらかに、爽やかに語り、見終わった時にはチョットした
 シアワセ気分にしてくれます。

 (こんなセリフを高校生が言うのは少し不自然な気もするけど、)
 かつて憎み合っていた黒人が白人のチームメイトに向かって、

 「いつか一緒の街に住もう、そして一緒に年をとって、デブになろうぜ」

 と言う言葉には感動させられました。


  「隣のヒットマン」 ★★★

  コメディ映画っていいなぁ。
 これ、バタバタ人も死ぬんだけど、とても楽しい映画でした。
 余り言うと「ネタバレ」になりかねないので、控えておきますが。

 殺し屋やマフィアとかが組んずほぐれつのドタバタなのですが、
 こういう映画の時は、ただ漫然と見るよりも、

 「この場面では、誰が得をするから、コイツはこうする」とか、絶えず一歩先を読みながら
 楽しむのが、私は好きだ。

 良いです。 ぜひビデオで楽しんで下さい。 


  「トラフィック」 ★★★

  何故か、続いてメキシコの話。
 アメリカ/メキシコ麻薬戦争が題材。 シリアスな映画を作るなら、この根深い問題を
 そう簡単に勧善懲悪のストーリーに仕立てるのは無理と言うモノ。

 この映画でも、徹底した客観的な視点で麻薬戦争を描き、それぞれが「一勝一敗」って感じです。

 そして戦いは続いて行く。

 少し変わっているのは、二つのストーリーが同時進行していくのだけれど、
 普通の映画なら最後に、その別々のストーリーが収束する所が、「トラフィック」では、殆ど交わる事無く、
 パラレルなエピソードとして扱われています。

 「スナッチ」にも出てた、赤井秀和に似たオッチャン、なかなか良いです。


  「ザ・メキシカン」 ★★★

  何となくブラピの前作、「スナッチ」とストーリーが似ている。

 アレが男だらけのムサ苦しい映画だったのに較べて、コレはジュリア・ロバーツとの共演。
 当然、映画自体にも華があります。
 ま、ジュリアが(エディ・マーフィーばりの)早口でまくし立てる所は少し「空回り」気味だったけど、
 死ぬホド綺麗(特に後半)なので、許してしまおう。
 ブラピが格好良いのは、もう言うまでも無いが、今回はちょっと情けない部分も多くて、
 見ながら、ニヤニヤ笑える事請け合い。

 超甘口のバカバカ恋愛映画かと思っていたのだけれど、意外とストーリーもちゃんとしていて、
 「面白い」(←ココが肝心)

 ちょいとしたトリックもあって、結構好きなタイプの映画でした。

 最後にやっと出てくるボス役は私の好きなアノ人で嬉しかった
 (エネミー・オブ・アメリカの時より少し痩せたかも)

 ごく一般の方にも(カップルにも)安心してお勧め。


  「スターリングラード」 ★★★

  子供の頃は戦争映画の戦闘シーン等を見るとワクワクしたものだ。
 しかし、恐らく「プラトーン」(オリバー・ストーン監督、必見!)辺りからだろうか、
 血しぶきが飛び、泥の中で悶え苦しむ兵士達を見る毎に、
 胸が痛み、苦しみを覚える様になって来た。

 このスターリングラードでも冒頭の戦闘シーンは痛ましい。

  「 狂気 」

 それ以外に言葉が見つからない。

 

  そんな虫ケラの様に死んで行く兵士の中から一人の射撃の名手が「祖国の英雄」として
 必要以上に持ち上げられ、祀り上げられる。
 兵士達の士気を鼓舞する為のプロパガンダとしてである。

 名も無き一般兵としてであろうと、英雄としてであろうと、
 「一人の人間」としての尊厳、パーソナリティを奪われている事に変わりは無い。

 本当の『敵』とは何だろう。

 向こう側から銃を撃って来る相手兵だろうか? 私はそうは思わない。

 

  「自分が自分であり続ける事」 それは一つの(そして重大な)戦いだと思うのだ。

 

 

 蛇足ながら、ドイツ軍少佐(エド・ハリスが好演)は、「あんな事」は絶対にしないハズ。
 ま、映画のストーリー上、仕方無いのかもしれないけどね。

 音楽は「タイタニック」で有名なジェイムズ・ホーナー。さすがに素晴らしい仕事をしています。
 監督のジャン=ジャック・アノーとは、「薔薇の名前」(ショーン・コネリー主演、超名作!)
 以来のコンビです。 


  「プルーフ・オブ・ライフ」 ★★★

  ストーリーは、ホンの少し「キャスト・アウェイ」を思い出させる部分がありました。
 素直に面白い映画でしたが、内容自体はそんなに深いモノではありません。

 やはり、ラッセル・クロウメグ・ライアンの共演、と言うのが最大の見物です。
 加えて、誘拐された夫役のデビッド・モーズ(グリーンマイルでの看守役や、
 ダンサー・イン・ザ・ダークの警官役が印象に残る。)と言う嬉しいキャスト。

 交渉人(クロウ)の行動原理に多少の疑問もありますが、細かい事を言わずに
 楽しんだ方が良いでしょう。

 女性向けなのかも。

 

 そうそう、メグ・ライアン、さすがにちょっと年を取ったなぁって感じました。
 でも綺麗だけどね。


  「ハンニバル」 ★★★★

  期待していた作品が、予想以上に良かった。    素晴らしい。

 まずは一番心配だったクラリス・スターリング役。 
 前作「羊たちの沈黙」でのジョディ・フォスターの印象が強烈だった為、今回彼女が降板したと聞いて、
 うーむ、、、と思ったのは私だけでは無い筈。
 しかし、代わりに起用されたジュリアン・ムーア(顔も似てる)、バッチリです。何の遜色もありません。

 そして、嬉しい人(俳優)も登場、顔は最初から最後まで判りませんが、こう言う役をやられせば、
 右に出る者はいない、アノ人です。

 更に、リドリー・スコット監督と前作「グラディエーター」でも組んだハンス・ジマーの音楽も最高です。
 時として鳥肌が立つ思いさえしました。
 この様な音楽効果、邦画では味わえない物の一つです。

 トマス・ハリスの強力な原作がここまで完璧に映画化されるとは思っていませんでした。

 

  しかし、

 恐らく、原作を読んで無い人にとっては、かなり判りづらい映画かもしれない。
 もし、これから見ようかな?と思っている人は、先に原作本を読む事を強くお勧めします。
 上下巻の大作だけど、「羊たち〜」よりも、ずっと易しく書かれているので、是非!

 

  これ程ベタ誉めなのに、何故に4つ星?

 それは、、、原作とは異なるエンディングが(唯一)不満なのだ。
 続編でも作ろうって言うのだろうか?


  「小説家を見つけたら」 ★★★★

  他の人には秘密で、引きこもり気味の老人の家へ通う少年。

 殆ど同じ設定のモノに「ゴールデン・ボーイ」(スティーヴン・キング原作、デヴィッド・レンフロ主演)
 がありますが、それが人間の闇を描いたのに対して、この「小説家〜」は暖かな友情を謳っています。

 宣伝もあまりされない地味な映画で公開4週にして終了(4/13まで)してしまうのですが、
 とても上品で素敵な作品です。

 どうしても劇場で見るべき、って事はありませんがビデオででも、是非見て欲しいと思います。

 

 音楽もまた素敵でした。 異常な位に美しいギターの音色が印象的だったのですが、
 エンドタイトルを見て納得、名ギタリスト、「ビル・フリゼール」が弾いてました。


  「ミート・ザ・ペアレンツ」 ★★★

  どちらかと言うと私は、やはり映画らしい大スペクタクル物や、シリアスな物の方が好き
 なのだけど、意外とコメディも好きだったりする。
 余り映画館で見ないのはホラーと恋愛モノかな。(別に嫌いと言う訳では無いが)

 ポイントは「ロバート・デ・ニーロ」に尽きる。
 が、彼の過去の作品「エンジェル・ハート」や「ケープ・フィアー」等々での演技を見たことの無い人には
 ピンと来ないかもしれない。

 コメディ映画としては、そんなに腹を抱えて笑い転げる程の物では無い。
 しかし、(終結部では) 
『泣きながら笑う』と言う非常に特殊な状態にしてくれる。
 これは他のジャンルの映画では、マズ体験出来ない事だ。
 だから好きなのだね。

 しかし、涙をこぼしながらフヒャフヒャ笑ってる所、とても人に見せられたモンじゃない。

 

 劇場で見なくても、ビデオで楽しむくらいでも良いかも。


 「ザ・セル」 ★★★★

 最悪に美しい画像。

 

 衣装は「ドラキュラ」の石岡瑛子、実に素晴らしい。
 そして 音楽もクローネンバーグ監督と良く組むハワード・ショア、これで大体の映画の感じは
 (映画通の方には)判るだろう。

 「イグジステンズ」「ザ・ウォッチャー」で欲求不満の残った方、コレはサイコーです!!

 大体、サイコ野郎なんてのは(映画に於いて、は)このくらいブッ切れてないと面白くない。

 星4つは少し甘い採点だけど、近年このジャンルで良いモノが余りに少なかったので。

 音楽も映像も素晴らしい、映画館で見る価値あります。


 「ブレア・ウィッチ2〜book of shadow」 ★

 つまらん。


 「ネズの木〜グリム童話より ★★★

 1986年制作のアイスランド映画が日本初公開されました。 何故?
 それは主演女優が「ダンサー・イン・ザ・ダーク」で魂の絶唱を聴かせてくれたBjorkだから。

 勿論、当時公開されなかったぐらいの作品なので、一般向けでは無いし
 実際そんなに大した作品でもありません。

 見所と言えば、当時二十歳の余りに可憐なBjork(演技はやはり幼いですが)、
 そして、荒涼とした、しかし美しいアイスランドの大地(やはりモノクロ映像って美しい)です。

 ストーリー云々を語るべき映画ではありません。出来自体はハッキリ言って低いです。
 どうしてもBjorkが見たい人向けですね。


 「スナッチ」 ★★★

 何もメッセージはありませんが
 (強いて言えば、宣伝文句そのままに『アタマ使ってる?』ってトコかな。 )、
 単純に、とても面白い映画でした。

 冒頭で闇雲に多い出演者紹介がありますが、無視して結構です。

 とにかく痛快で、楽しめると思います。


 「キャスト・アウェイ」 ★★★★

 実に良い映画でした。

 「生きる」為に、何が必要か? その答えの一つを教えてくれます。

 

 本当の事を言うと、かなり後半になるまで、私の中では「ちょっとなぁ、、、まあまあかな?」
 って感じだったのですが、終わって、エンディング・ロールの辺りからジワジワと感動が静かに
 込み上げて来ました。

 絶対に、最後の音が消えて行くまで席を立たない方が良いと思います。

 見終わった感覚としては、『ショーシャンクの空に』と近いモノがありました。

 

 トム・ハンクスが最初、ブタの様な腹なのですが、ドンドン痩せていって、最後の方では
 かなりスッキリしてしまいます。
 撮影しながらダイエットしたのでしょうが、たかだか数ヶ月で、アレは、、、
 役者魂の賜物と言えるでしょう、立派!

 そして、見た方にしか判らないのですが、彼女(ヘレン・ハント)の行動。
 私は一瞬、「この、バカ女!!」と怒ってしまいかけたのですが、いや違う。
 「本当に深く相手の事を理解している」からこその行動なのだな、と感動しました。
 もちろん彼(トム)もそれに応えます。

 はっきり言って地味な映画です、でもとても優しく勇気を与えてくれます。


 「ペイ・フォワード〜可能の王国」 ★★★

 「Pay It Forward(先に贈れ)」、それは幸福のネズミ講。

 題材も特に目新しいモノでも無いし、オチの付け方も平凡。
 だけど、とても素敵な映画です。

 異論がある事は承知しているけれど、間違いなくハッピー・エンドです。

 特に劇場で見る必要の高い映画ではありません。
 ビデオでゆっくりと優しい気持ちになって下さい。


 「アヴァロン」 ★★★☆

 「甲殻機動隊」の押井守の監督作品。
 私は徹底的に洋画好きなのだけど、コレは良かった。

 キャストが全員外人(ポーランド人?)って言うのはヤヤ反則気味ではあるけれど、
 効果は充分だ。
 と言うか、完全に字幕スーパーの作品なので、知らずに見ると邦画とは思わないだろう。

 何が凄いって、その画像だ。 完全に「美しい」。
 パキパキのデジタルSFX、CG(一言で言って「特撮」だね。)の仕上がりも最高度だ。
 しかも、「映画」ならではの美しさも文句無し。

 なんだ、出来るんじゃん? って感じでした。

 難点とすれば、少し脚本が弱いかな?と感じた事。 あと一歩なのに、、、、

 しかし、次回作も見る(と思う) かなり驚き、満足度の高い作品でした。

 

 映画館のスクリーンで見る価値がある、と思います。3/9で終わってしまうので、
 興味のある方は急いでチェックすべし♪


 「アンブレイカブル」 ★★★

 ハテ困った、、、何を言ってもネタバレになる、、、。

 同じ3点を付けはしたモノの、シャマラン監督の前作「シックス・センス」の方が上です。

 ストーリーの展開が、前作を見た人に対して効果を発揮する仕組みになっている様に思いました。
 だから、直接は何も関係ない話ではあるけれど、やはりシックス・センスを見てからの方が楽しめると
 思います。

 その様に、「前作に寄りかかる」映画自体のトリックもちょっと微妙で「脆い」と感じました。

 まあソコソコ面白かったのですが、この程度の作品で
 「大ヒット作を生み出す秘訣を見つけた様な気がする」(M,ナイト・シャマラン監督)
 等とデカい口を叩くのは、ちょっと疑問です。
 期待はしている監督なので、次回作で頑張って欲しいモノです。

 

 B,ウィリスの余りに見事なハゲっぷりが素敵でした。


 「ギャラクシー・クェスト」 ★★★★

 実に馬鹿馬鹿しい、まさにバカ映画。
 しかし、これが今の所(2/14現在)では今年の最高点だ。

 全編「スタートレック」のパロディみたいなのだが、実は違う。
 「パロディな設定」で、言いたい事を言った映画なのだと思う。

 逆に言うと、「友愛」「無くし掛けた人生の目的の再発見」 等々を語るには
 こういったバカ映画と言う表現方法しか残されていないのだ。

 実に現代人の身の丈にあったリアルな表現ではないか。

 そして超A級製作会社「DreamWorks」の仕事だけあって、SFXも完璧。
 お金と手間を惜しまずにB級映画を撮る、 素晴らしいではないか!

 

 あと、「どうしちゃったの?」って位にエッチなシガニー・ウィバー(「エイリアン」リプリー役、等)
 のオッパイも突起、いや特記すべきだろう。


 「ザ・ウォッチャー」 ★★

 またもやシリアル・キラー物です。 なんか同じ様な題材の映画が固まって公開されますね。

 この映画、かなり早くから展開も「オチ」もバレバレな単純なストーリーです。
 その事自体はマァ構わないのですが、
 それなら「楽しませる」仕事はキッチリやるべきでは?と思いました。

 犯人役がキアヌ・リーブスである必要も余り感じなかったし、、、

 あ、FBI捜査官役のジェイムズ・スペイダーの演技は良かったです、
 これは拾い物! 実にもの哀しい影のある、枯れた色気のある男でした。

 アト、「携帯電話のワザ」はスマートに決まって、良かった。
 (こんなトコしか誉める所が無いのだ)

 

 ハッキリ言って、1ヶ月後には、見た事すら覚えて無い様な映画でした。


 「クリムゾン・リバー」 ★★★

 とにかく「古い」タイプの映画だと思いました。
 ストーリーも、演出もカメラワークも「古い」です。

 しかし映画ファンは、「壁に大写しになる犯人の影」等、古典的なテクニックを見るのも大好き。

 前評判が高かったし、ジャン・レノは好きなのでかなり期待していたのですが、
 正直言って、それ程のモノでもありませんでした。
 「オチ」が判ってしまうのは、別に構わないのですが、「それでも(判っていても)面白い」って言う様な 
 魅力には今ひとつ欠けていたと思うのです。


 「アート・オブ・ウォー」 ★★★

 タイトルは孫子の「兵法」と言う意味なんだと。

 ウェズリー・スナイプスの魅力が遺憾なく発揮された映画でしょう。「あの人」の物真似まで披露してくれます。

 ストーリーとしては、007モノのバリエーションと言えるでしょう(Mi:-2もそうですね)

 前半は、ありがちな展開の単なるアクション映画なのですが、後半、少しずつヒネリが効いてきて、
 「おお、良いかも♪」ってなりました。

 

  気になる台詞も、、、 「西洋には活力があり、東洋には知識がある!」 
 西洋人の作った映画にしては良いでしょ?


 「ファイナル・デスティネーション」 ★★

 テレビの様な映画です(「スクリーム」の様な、と言えば判るでしょうか?)

 次の殺人を予告するシリアルキラー物の一種です。
 殺人には順番があり、それを回避すると次の人が繰り上げられて、、、

 まあ、「セブン」や「ボーン・コレクター」等と設定は似ているのですが、それらの「ジットリ感」の方が
 好きな私は、やはり年を取ったのか、、、?

 コメディ寸前でかなりショッキングな殺しの手口、「刺激的」なのは間違いないです。

 ちなみに、そのシリアルキラーの名前は「運命(死神)」です ←決して「ネタバレ」では無いハズ


 「レッドプラネット」 ★★★

 これはナカナカの拾いモノ。
 「ミッション・トゥ・マーズ」と題材的に被るモノで、しかも後発の作品。
 かなりのハンデを背負っている、と思うのですが、個人的にはこの超B級作品が「ミッション〜」を
 喰ってしまった、と思っています。

 前宣伝ほどのカルトな映画では無く、「全てを言い切る」ユルイ映画の範疇に入るのですが、
 これが何故か面白い。

 とりあえず艦長の名前で笑いました。

 色んな意味で凄く「割り切った」映画だと思いました。その潔さが成功したのだと思います。


 「13デイズ」 ★★★

 おすぎの言う事 「最近見あたらない『映画らしい映画』」 に間違いは無かった。
 全くその通りです。

 キチンとお金を掛けて、立派なキャストを立て、それぞれが堂々と自分の仕事をやり切った、
 映画の王道と言えるでしょう。

 間違い無く面白いです、意外にキューバ危機について、知らない人も居るようですが、
 とりあえず(アメリカ側の見地としての)この映画を見れば大体の事は判るでしょう。
 ソ連側の立場にも少し触れている所がこの映画の「清潔感」だと私は思っています。

 外交に限らず、人と人の間の理解の有り様について、色々と考えさせられた映画でした。


 「コヨーテ・アグリー」 ★★

 アメリカ青春ドラマ、「フラッシュ・ダンス」の監督によるモノらしく、内容は代わり映えはしません。

 もちろん、そこで描かれる背景は2000年なので、今のファッションとして洗練され、特に女性には
 興味ある映画かと思われます。 (要するにディテール勝負ですね)

 主役の女の子(名前忘れた(爆))、オーディションで選ばれた新人らしいのですが、
 とても可憐でキュート、かつてのジュリア・ロバーツを彷彿させる素敵な女性です(なら名前くらい・・・(笑))


 「スペース・カウボーイ」 ★★★

 この映画と前後して、C,イーストウッドの前作(どちらも彼が主演、監督しています。)「トゥルー・クライム」
 を見ました。

 正直に言って、どちらも映画作品として洗練されたモノでは無い、と思いました。
 何か「ン?」って言う違和感があるのです。 (無駄と思われるカットが多いのもその一つです。)

 しかし、永遠のヤンチャ坊主、男としての永遠の夢を体現している事には素直に共感も出来ます。

 70才を越えた彼の「走る」姿に胸が痛む想いもありましたが、いつまでも頑張って欲しいモノです。

 

 トミー・L・ジョーンズに華を持たせている所が良かったですね。シュワちゃんも見習うべきかも?

 


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