将来有望で、とっても魅力的な人の
成長を目の当たりにして応援できるというのは
なかなかいいもんです
(それをファン心理というのか)
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新着:「富江〜最終章〜」鑑賞レポート
●安藤希とは 2001.01.12/2001.03.26
いまんとこ女優さんをお仕事としている女子大生です。彼女についての詳細は、ファンサイトの代表格である Andonuts. もしくは公式サイトの NOZOMIX に譲るとして、キレイで、カワイクて、とっても雰囲気のある(ある意味上品な、どっちかというと”のほほん”とした)女の子です。
彼女は良い意味で「いいとこのお嬢さん」みたいです(実際にそうなのかもしれない)。女優としての演技は(まだまだ発展途上だけど)別として、彼女のトークやインタビューでの受け答えを見る限りでは、同年代の一般的な女の子に見られる「キャピキャピ」という印象は微塵も感じられません。人の話をしっかりと聞いて、自分が話すときにはじっくりと考えてから話し出す(この間がナカナカ魅力的だったりする)、そういうタイプの人です。
とある雑誌からの情報によると、彼女のお母さんはまだ40代だとか…、しかもマネージャーの話によると「おんなじ顔」してるそうな…。わりかし年の近い母娘(おやこ)っていうのは、親子というよりも友達みたいな関係になりやすいそうで、服やデザインなんかの「女の子女の子」した部分の好みが似たりして、仲もいいのだそうな。ぞみちゃんとお母さんもきっとそんな感じなのかもしれません。
| タイトル | 羽根 | コード | CRCP-10028 |
| 発売日 | 2002.6.21 | 価格 | \1,300(税抜) |
| 販売元 | 日本クラウン | プロデュース | SHUSUKE NAGATO |
| 収録曲 | 1.羽根 / 2.花 / 3.空 / 4.羽根(Instrumental) / 5.花(Instrumental) / 6.空(Instrumental) |
たまたま思い立った雨の日、CDショップに行ったら、発売日の前日なのに、すでに店頭に並べられていた。「やった!」と心の中でガッツポーズをとり、印象的な希ちゃんのアップのジャケットを手にとり、レジへ…。
今回のジャケットも、希ちゃんのアップ。風になびく長い髪はヘアピースだそうな。あいかわらず「キラーアイ」は健在。過去、この視線に魅了されて、思わずCDを購入してしまった人もいるという。インディーズ以来、希ちゃんのCDジャケットにはすべて希ちゃんのアップが使われている。まさに「顔で勝負!」って感じ。これは安藤希ファンにとっては大歓迎の恒例行事である。今回の表情は、潤んだような瞳、そしてクールな視線、風になびく髪。これは「羽根」、ひいては「富江」のイメージが背景になっているのだろう。
- 羽根
- 映画「富江〜最終章」のテーマソング。「富江」の予告編の冒頭にも使われているのだが、イントロのピアノから、ボーカルの入るところが、ほんの短いフレーズなんだけど、とっても印象的。
- 花
- こちらはオリジナルビデオ「あなたの隣の神隠し」のエンディングテーマソング。メロディの構成がちょっと変わってて面白い。Aメロ(サビ)以下、B→A、転調してA→B→Aとなり、再び転調してオーケストラバックからバイオリンソロになってCメロ、んで、Aメロを3回繰り返してラスト。転調やテンポの移り変わりはあるが、明確に1番、2番とかに分けられていない。
「花」といえば、短く儚い命の象徴だが、その「花」がたとえ一瞬であっても咲き誇る姿に、人の生きる姿や尊さを見出すあたり、希ちゃんのセンスが光っている。神秘的というか、ある意味神々しいとまで思えてくる。
間奏にどこかに吸い込まれるようなSEとノイズが入るのだが、ちょっと不気味でホラーチック。
『命を犠牲にしても、あなたなら愛せますか』希ちゃんは、ちょっと謎めいた詩を書くのが得意かもしれない。このフレーズは「あなたは私が命を犠牲にしてでも愛せるほどの存在ですか」と、問い詰めているようにも聞こえる。単に字数あわせでこうなったのかもしれないけれど、それにしては良くできている。
- 空
- ミニアルバムだとしたら最後のトラックにふさわしい…といった感じ(いや、ここで断言してしまおう、次のアルバムのラストはこの曲だ!)の、ミディアムスローなバラード。私は白からオレンジへ変化しようとしている夕方近くの空をイメージした。
このBGMはピアノ主体、インストゥルメンタルバージョンのほうを聞いても良い曲なので、ぜひ希ちゃんにも弾いてほしいな。
これらの3曲、どれもテーマは「人間」。そして「人間の小ささ」を歌っているように思う(あとで何かの雑誌を見たら、テーマは「生きる」だそうな、ま、外れてはいないよね)。
●標準でない魅力 2002.05.29/2002.05.29
ところであなたは、インターネットブラウザは、何を使っているのか?、このページに限らず、どこのサイトを訪れるとしても、そのほとんどのユーザーが Windows を使っていることであろう。そして Windows ユーザーのほとんどが、そのOSに標準でバンドルされている InternetExplorer をブラウザとして使っていることだろう。それはなぜか?「標準」、つまりデフォルトでそうなっているからである。ごく一般的なユーザーが、普通にPC販売店に行き、「パソコンください」といえば、ほぼ間違いなく Windows マシンを勧められる。そして家に持って帰って電源を入れれば、標準で InternetExplorer が起動し、ネットの世界へと出港するわけである。しょうがない。
しかしここにはいくつかの危険も含まれていることを、我々は知っている。ネットの世界に足を踏み入れれば、ダウンロードやメールを媒介とした「ウィルス」という危険な存在にいつかは接触することになるであろう。そう、ウィルスが狙うターゲットとしてもっともポピュラーな組み合わせが、IE on Win であるのは、間違いない事実である。ニーズとか使い勝手とかをさしおいて、「標準」とは、かくも便利、かつ危険なものなのだ。
かなり話がそれてしまったが、つまり何が言いたいのかというと、私は Windows を使っているが、ブラウザは NetscapeNavigater(しかも 4.73)を使っており、なおかつ「安藤希は標準(ポピュラー)ではない」ということなのである。誤解しないでほしいのだが、「標準でない=異常」でもない。
では安藤希の「標準でない」ところのいくつかを検証してみよう…。
- 水着なし
- 今の時代、特に希ちゃんと同世代の女性アイドルたちにとっては、水着グラビア写真は当然のことのように扱われている。アイドルが写真集を出す、といえば、それはすなわち水着のカット満載である、ということなのである。しかし、希ちゃんについていえば、それは当てはまらない。むしろ「アンチ水着アイドル」といってもいいかもしれない。それは全編沖縄ロケのTVドラマ「LAST ALIVE」(全11回)の中で、水着のシーンが1回もなかったところからも顕著に分かる(ちなみに共演は仲根かすみ、小倉優子、石川佳奈…と、水着グラビアのツワモノばかりである。もちろん彼女たちの水着シーンは多かった)。決してスタイルが悪いわけではないのに、彼女は水着にならない(水着になったことがないわけではない。それについてはまた別の機会に)。しかし、それでも、彼女の写真集は「水着なし」でコンスタントな売れ行きを見せている。これはアイドルと水着の切っても切れない関係に対してのアンチテーゼとなっているだろうし、純粋に彼女の美しさが認められていることの証拠といえるのではなかろうか。
- プライベートがある
- この原稿を書いている時点(2002.06.16)で、彼女は今、19才、女子短大生である。こないだ免許をとって、家族を一緒にのせてドライブに行ったりしているそうだ。…と、いうところまでは分かっているのだが…。ひとりのアイドルとして、彼女のプライベートに関する情報は、実は結構少ない。彼女がどの短大に通っているのか、とか、どこの教習所に通ったのか、とか、運転する車の車種はどんなものか、などは明かされていない。「別にそんなの知っててもしょうがないじゃん」といわれるクチもあるかもしれないが、他のアイドルに比べて、彼女のプライベートに関する情報は、かなり少ない(このことがファンページの管理人の悩みのひとつにもなり得るのだが…)。
そういう意味で彼女には、「プライベートがある」。しかも、そのプライベートを、ファンも尊重しているようにも感じられる。
- 実は全開ではない
- 彼女は一見、人見知りしやすいように見える。実際そうなのかもしれないが、彼女が本心をあらわにして話せる相手というのは、よっぽど親しい人に限られているような気がする。(以下、工事中…)
| タイトル | あなたの隣の神隠し | メディア | VHS、DVD |
| 発売日 | 2002.6.14 | 価格 | \3,800(税抜) |
| 販売元 | SPO | 時間 | 70分 |
| 監督 | 一岩正広 | 出演 | 安藤希、柳沢真理亜他 |
| あらすじ | アヤとユミ、緊張のうちに再会した二人は、実は14年前にユミが神隠しにあって以来のことなのだった。その日、7歳になるアヤとユミは神社の裏山で、日が暮れていくのも忘れて、かくれんぼをして遊んでいた。隠れる場所を探して森の奥へと進んでいくユミ。「もういいかい?」「まぁだだよ!」の掛け声が途切れ、いなくなってしまったユミを探して後を追うアヤ、そしてあたりは白い霧に包まれ、アヤも姿を消してしまう。必死の捜索の末、呆然と立ち尽くすアヤが発見される。しかし、ユミの行方はつかめないままだった。そして今、二人は向き合って会話を始める。二人の体験は神隠しに遭遇するための、いくつものキーワードに一致していたのだ。 |
今日、いきなり空いてどうしようかと思った時間に、半ば思いつきでビデオレンタルの「〜神隠し」を見た。冒頭に「富江〜最終章〜」の予告編と、その主題歌である Newシングル「羽根」のプロモーションが流れる。この時点ですでに心の中は「ヤッホーぅ!」である。
前回起用された「陰陽師 安部晴明」と同様に、今回は「神隠し」という超常現象がテーマになっている。「さくや妖怪伝」からずっと、もののけ・ミステリー関連は安藤希の得意とするところとなっているようだ。「オカルト女優」と言われると聞こえが良くないので、「ファンタ女優」として認知されてほしいものである。内容は、希ちゃんと共演の柳沢真理亜が演じる物語部分と、検証や証言のインタビュー部分とが並行して流れていく。私の場合、もっぱら物語の方しか見ていなかったりするのだが(^^;。今回はラストにちょっとしたひねりがあったりして、「おお!」とか思ったり…。
前回の「陰陽師」にも増して、希ちゃんのイメージビデオらしい作りになっているのは…、ううむ、いいのか?!、それにしても、希ちゃんは現実離れしたシチュエーションに良く似合う美しさを持っている。それが「ファンタ女優」らしいところでもあるんだけど、悲しいかな、今んところそれが発揮されているのが、妖怪とか超常現象とかの分野にかぎられているのだが…。
ラストには新曲「羽根」のカップリングでもある「花」が聞ける。これもまた良い曲。「羽根」よりも先にフルで聞けたのはラッキーかな。
本編終了後、共演の子と二人でDVD版の短い告知があるのだが、ここでは女優「安藤希」と素の「希ちゃん」、そして希ちゃん独特のテンポが、となりの柳沢真理亜と見事に対比して、しかも凝縮して見ることができる!!。ここだけで、(あくまでも安藤希ファンにとっては)ビデオ版を見る価値があったかも…。
| タイトル | from N | コード | CRCP-40011 |
| 発売日 | 2002.3.21 | 価格 | \3,000(税抜) |
| 販売元 | 日本クラウン | プロデュース | SHUSUKE NAGATO |
| 収録曲 | 1.Stars / 2.BE / 3.VOICE(ALBUM MIX) / 4.MY FRIEND / 5.タカラモノ(ALBUM MIX) / 6.Revolution-21 / 7.CANDLE / 8.tears...tears... / 9.PLACE / 10.Spring Song |
2002年3月21日、待望の1stアルバム「fromN」が発売になった。これまでにシングルリリースされた2曲と、そのカップリングの計5曲に、新曲の5曲が収録された全10曲、事実上の「ベスト盤」(笑)。まだ本格的なブレイクを迎えていない(少なくとも私にとっては、そういう認識)のに、すでにベスト盤を発売とは…、とかいういらぬツッコミはさて置き、ジャケットの写真がとってもキレイ!。その表紙を1ページめくった裏には、彼女の顔のアップの写真があるのだが、瞳にカメラマンの姿が写ってるう〜!!、これは写真集「月花」でも実証されている現象なのだが、そのくらい瞳がキレイ。いや表情もキレイ。そういえば最近、彼女の写真集が出ていないので、ちょっとさびしいと思っていた今日このごろ、また出ないかな…、とかいう要望はさて置き、このアルバム、全曲が彼女自身の作詞によるもので、彼女が「自身の表現をする場」として取り組んだものだけに、「素に近い彼女」を知る手がかりになるのでは、という期待もできる。果たして…。
#1.Stars
- イントロと終わりにある(多分)希ちゃんのコーラスがキレイで、カッコイイ。出だしからハイテンポで、押しの強いメロディ。Aメロでは少し低い音が連続しているので、希ちゃんの声の厚みが追いついていないのがちょっと残念。そのせいもあってか、Bメロからサビにかけて声の調子が上がってきて、盛り上がりつつも「必死に訴えている」ように聞こえる。そういう聞き方をすると健気(けなげ)な希ちゃんのキャラクタが浮かんでくるんだな。単に「流れ星にお願い」というシチュエーションではなく、星が見守るなか、星を味方につけてしまうあたりは、希ちゃんのいいセンスの表われなんだろな。
#2.BE
- イントロが縦ノリで、ブルーハーツ系、もしくは森高千里の「夜の煙突」(古いっ!)をほうふつとさせる。そういう意味では、かなりダンサブルな曲ではないかと思うのだが…、希ちゃん、踊ってくれないかなあ。本メロの「♪”私にしかなれないもの”になりたいと〜」のあたり、希ちゃんのキーにしては低い音が続く。やっぱり声のパンチ力不足が目立ってしまっているのは仕方のないところ。これからの歌い込みに期待!。ちなみにこの曲にはピカピカのエミちゃんがコーラスで参加してたりする。
#3.VOICE
- 「PLACE」に続く第2弾シングルとしてリリースされた曲、イントロがカッコイイぞ。ワタシ的には、アルバム中で一番、希ちゃんがノビノビと歌えている曲、だと思われる(実際はどうだか知りませんけど…)。本メロ、サビともにキーもあっていそうだしね。彼女作詞の作品(インディー除く)としては「PLACE」「Revolution-21」に続く3曲目にあたるのだけど、前2曲が自分に向けての詩(ある雑誌では『内省的』と表現していた)だったのに対し、この曲では自分以外の人に向けての詩になっている。かつて自分が知らずに受けていた「励まし」とか、「優しさ」を、今度は自分が感謝を込めて返したい、そんな感じ。「♪誰になら涙見せられる〜」のくだりが、うまいぐあいに曲のキーポイントになっている。
#4.My Friend
- ミディアムテンポで、どこか悲しげなメロディ。希ちゃんの親友に向けて作った詩だそうな。”卒業してからも親交のある友人と、あの頃をふりかえる”…。そんな感じ。その親友というのは実際は女の子なんだけど、詩の中では「君」と呼びかけている。そんな何気ない工夫というか、センスが見えてくるあたりに、希ちゃんのファンサービスというか、詩を作品として取り組もうとする健気(けなげ)さが見え隠れする。アルバム中では希ちゃんの一番のお気に入りだそうな。
#5.タカラモノ
- 詩だけを聞いていると、暗い背景に溶け込むように、白いドレスを着た女の子がいて、そっとうつむき加減にしゃがんでいる姿を想像する。その両の手の平には「タカラモノ」が大事に包みこまれている。そっと手の力を緩めると、中から光があふれ出て、周り全体がほのかに照らし出される…そんな感じ。だけど、実際の曲は途中からオーケストラがバックに入ったりなんかして、なかなか壮大な雰囲気に盛り上がっている。そりゃ、アレンジャーの受け止め方によっては、こうなるのもありなのかな、とは思うんだけど、「そおかあ?」と突っ込んでみたい気分上々(<?)。
#6.Revolution-21
- ファーストシングル「PLACE」のカップリングが、最初っから最後までドラム連打のこんなにアップテンポの曲だなんて、あたしゃ最初に聞いたときはビックリしたね。バックのエレキに絡みながら、細かい音符で上下するシンセの音と、中間と終わりにあるギターソロがカッコイイ。本当の自分と、他人から評価される自分、「そんなの気にしてもしょうがないじゃない」と理解する(理解できるようになった)あたりが、彼女の言う "Revolution" なんだろな。
この詩に出てくる「あなた」は、特定の誰かではなく、希ちゃんが初めて本格的な映画の仕事に取り組んだ作品である「さくや妖怪伝」そのものを指しているのではないかなと思えて仕方がない。「この映画の仕事がなければ、芸能界を辞めていたかもしれない」と本人も語っていた通り、「さくや」の仕事を通して、希ちゃん自身が「輝けるきっかけ」をつかむことができたのだから。
#7.CANDLE
- 短調のワルツな曲。作詞本人の弁によれば内容はフィクションらしいのだが、結構リアリティがあるとも思える。イントロにドアを開く(閉じる?)SE(Sound Effect=効果音)が入っているのだが、このSEが曲の途中にもあって、曲の最後に「パタン」と閉じる。これ、最初と最後だけで良かったんでない?
#8.tears...tears...
- これもアップテンポで、イントロのギターソロからカッコイイ曲。きっと希ちゃんは感情をなかなか表に出さないおすましやさんなのでしょう(っていうか実際そうだとおもうんですけど…)。そんな彼女が本心を表すときには、涙なしには語れないと…。そんな心の情景を詩にできるんだから、彼女はすごいと思う。
#9.PLACE
- エンディング曲として使われたドラマ「LAST ALIVE」のストーリーも背景にはあるんだろうけど、「自分ってそもそも、いったいなんなのさ!」という、ちょうど思春期のあたりには誰もが経験しそうな心の叫びを、彼女なりに表現するとこうなったんではなかろうか。なかなか良い。
「♪守って、私の神様〜」のくだりが、「私を守って」と神様にお願いしているんではなく、実は「約束を守って」と注文を付けているあたりが、なんだか小生意気で、また良い。
#10.Spring Song
- 本人の談によると「アルバム中で一番苦労した曲」なんだそうだ。ジャケットの写真のイメージに一番似合っている曲ではないのかな。
アルバム全体を通して聞いてみて感じたのは、私が期待していたよりもアップテンポな曲が多かったこと(これは彼女自身の意図でもないと、後にインタビューで明かしている。また、すべての曲は彼女が詩を書いたあとに曲が付けられていったものらしい)。そして、そんな中にも希ちゃんのまじめさと一生懸命さ、いわゆる健気(けなげ)なところが浮き彫りになっていて、それまであまり見せられることのなかった「希カラー」が良く出ているんじゃないかなあということ。そういう意味で、希ちゃんがこのアルバムに向けて取り組んだ努力やパフォーマンスは、大成功の結果になっていると思う。
別に、他のアイドルと比べてどうとかいうものではないのだけれど、これまでの漠然としたイメージを引きずってきているファンならば、希ちゃんにどんな歌を歌って欲しいかと考えれば、やっぱり明るく、楽しい、それでいてカワイイ(いわゆるアイドル然とした)歌を期待するだろうと思う(例えば、ジャケットの写真のイメージを見る限りではそうでしょ)。しかし、このアルバムの中の曲では、しいて言えば「Spring Song」がそんな雰囲気に該当するぐらいで、他はだいたいアップテンポな、もしくは短調系の曲になっている。つまり、ありきたりなファンが持つような期待は見事に外されているのである。もちろん、それはいい意味での期待の外され方であって、決してすべてがマイナスイメージにつながるようなものにはなっていないはずだ。
とある雑誌(どこかのサイトだったかもしれない)で評価されていた、「作詞家:安藤希」の詩に対する『内省的』という評価は、「PLACE」を始め、「Stars」や「BE」にも、そんな一面が表れている。「〜でも頑張るんだ」とか、「前へ向かって進むんだ」という基本的なスタンスがあるにしても、それは悲しい、もしくは厳しい現実も踏まえてのことなんだよ…、と、自問自答するように彼女は歌う。楽しい夢や明るい希望を語るにしても、両手ばなしには喜んではいられないという…。そこには彼女のものの考え方に対する慎重さというか、まじめさが滲み出ている。
レコーディングのときに「Spring Song」に一番苦労したというのも、そこらへんに通じている部分の表われなのではなかろうか(他のインタビューでは「tears...tears..」に苦労した、という話も出ているが)。
だからといって、決して彼女の考え方は暗いというわけではない。ただ、人前で心の底から笑ったり、はしゃいだりすることが苦手というか、または恥ずかしい思いが先行してしまうのかもしれない(そんな感情描写の断片が「tears...tears..」に表れている)。彼女の中には心から笑っている彼女自身と、その笑っている姿をチェックしているもうひとりのクールな彼女がいて、いつも自分の姿を自分自身で見ているのだろう。
こう考えてみると、彼女は一般的にいう今どきのアイドルとは、ちょっと違う考え方を持っているといえるのではないだろうか。もちろんそれが「彼女の彼女らしさ」につながっており、いちファンの私としては大歓迎の要素である。まだまだ成長していくに従って、彼女のそうした心情の変化とともに詩の世界も広がりを見せてくれるのではないだろうかとも思う(いかん、すっかりおじさんの評論になっちまっているなあ)。
芸能人であれば当然のごとく、実際のその人と、「作られたその人」との間には、大小さまざまなギャップがある。アルバム「fromN」を聞くと、たしかにそのギャップがあるということを、感じずにはいられないのだな。つまり、「ファンが見たいと思っている希ちゃん」と「希ちゃんが見せたいと思っている希ちゃん」は違うのだ。そして希ちゃんはそこにあるギャップを埋めようとして、ファンの思想に歩み寄るのという安易な道を選択するのではなく、「もっとよく見て」と促している。そんな風に感じてやまない。実はこれ、森高千里のアルバム「見て」でのモリタカの主張と良く似ているのだな(またネタが古い!)。「姿や形だけで評価されたくない」との彼女なりの主張が、このアルバムのカラーを決定付けているのではないかな。
●瞳の魅力 2001.03.13/2001.05.28
彼女の魅力はたくさんあるのだが、特に瞳の魅力についてはだれもがすぐに気づき、そして認められるものだと思う。初めての主演映画「さくや妖怪伝」のオーディションで彼女が選ばれたのも、オーディションの書類選考に提出された写真の「瞳の説得力」が決め手になったようだし…。
私は情けなるくらい誉め言葉をつづるのが下手なので、その魅力をどう表現すればいいのか苦しいのだが、その瞳は「きれいな」だけでは単純過ぎるし、そんな言葉ではもの足りないくらいだと思う。「真摯な」とか「純粋な」という言葉が似合いそうだ。
ぞみちゃんがかつて「おはスタ」のレギュラーをしていたころ、「のぞにらみ」という、彼女特有の得意技があったそうな(残念ながら私はそれを見たことがない…かなりくやしい)。あの目で、ちょっと上目遣いに、そして唇をぎゅっと結んでこっちをずーっとにらまれたら…、かなり怖い、いや、かなりかわいかったりして…。
Andonuts.の「さくや妖怪伝」討論BBSから派生した、「さくや」の続きを考えよう!という企画。ここではこれまでに出たご意見などを整理して展示してあります。
本人は親しい人たちから「ノンちゃん」と呼ばれているらしい。そういえば私の勤める職場の近くに「nonちゃん」というラーメン屋がある(<全然関係ナイ;)。でも私は勝手に彼女のことを「ぞみちゃん」と呼んでいる。もちろん本人の前でそう呼んだことはなく、そうする機会もないほどに彼女との距離は遠い(当たり前だが、こう書くと改めてちょっと悲しい…)。
●ファンタ女優 2001.01.04/2001.02.06
「ファンタスティック系映画のヒロイン」を指して、「ファンタ女優」というそうな。「戦う女優(ヒロイン)」という本によれば、ぞみちゃんはいまのところ「ファンタで純粋培養された女優」ということになっている。なんだか言葉だけ聞くと、「合成着色料+炭酸+砂糖たっぷりの清涼飲料水ばっかり飲んで、ジャンク系の食生活を送らざるを得ないようなすさんだ過程環境で育ってきた女の子」をイメージしてしまいそうだが、決してそんなことはない(はず;)。
ぞみちゃんの凛々しく、奥ゆかしいその瞳は、「さくや妖怪伝」のオーディションで絶大な評価を得るほどに魅力的だ。先の「戦う女優」の記事でも、その瞳は現実世界では浮いてしまいそう、ファンタスティック系映画だからこそ際立つのだそうだ。ということは、ぞみちゃんの瞳は、ある意味マンガチックなのかもしれない。…ってことは逆にコミカルなアニメ系ヒロインなんていう役柄もできるってことなのだろうな。
2000年夏に封切られた、ぞみちゃん主演のファンタジーアクション映画の鑑賞レポート。Andonuts. に投稿したら、即採用していただきました。おまけに装飾まで付けていただいて…。ほんと、管理人の PRAYER さんには感謝です。んで、これを逆輸入して、さらに加筆/修正を加え、黙考録バージョンにしてみました。
ぞみちゃんが所属している事務所は「クレイバーライツ」(ちなみに2001年4月に「WAVEマネージメント」というところからの移籍ということだが、実際は事務所の名前が変わっただけとか…)というそうな。私自身は業界を知っているわけではないが、あんまし聞いたことのない事務所である。
そんでもって、ちょっと心配なのは、この事務所のタレントを育てる姿勢が、なんだか素人っぽいので、大切な金の卵を壊してしまいやしないかというところである。幸い、出演メディアやスポンサーが(今のところ)安心できるとこばかりなので、そっちのほうでフォローしてくれる人がいることを願ってやまない。
Andonuts.の「べつじん28ごう」さん(彼はハンパでない寒さのギャグ製造マシーンである)から送られてきたんだけど…。タイトルは「べつじん菌の予防接種」とか。なんだかいい趣味しすぎってかんじ〜!?