放送禁止歌(要注意歌謡曲)Part2

つボイノリオ/一連の曲 放送禁止歌もとうとう2ページになりました。取り上げた曲は、何と16曲になりました。しかし、マニアの方(そんな人いるんでしょうか?)は、アイツがいない!とお思いのことでしょう。そう、つボイノリオ。出す歌が、片っ端からA級の禁止歌という、この世界のみで有名な男。リストを見ただけでも、あの非国民的ヒット曲(自分で言ってます)の、”金太の大冒険”を始め、”本願寺ぶるーす””快傑黒頭巾””吉田松陰物語””極付け!!お万の方”と賑やかです。残念ながらオリジナルのレコードは持っていませんが、何年か前に出た「あっ超ー×つボイノリオ」という訳の分からないCDを持っているので、ご紹介します。上記の放送禁止歌のうち、”吉田松陰物語”以外全て入っているという、極め付けのCDです。現在も入手可能です。ライナーノーツを参考に1曲ずつ紹介します。
@「金太の大冒険」は、発売後20日にして放送禁止という、名誉あるコミックソングです。言葉遊びで、つまり”金太 ”の後に”ま”の付くフレーズをつないで、全体のドラマを組み立てた歌です。例えば、”守って”とか、”回った”。それ を、続けて歌うと、♪・・・・持って♪とか、♪・・・・割った、痛そう!♪となるわけです。よく出来てます。
A「本願寺ぶるーす」は、彼のデビュー曲で、やはり放送禁止。実在のお寺であるし、宗教がらみでもあるし、何より それらをオチョクッテイルというのが理由でしょう。
B「快傑黒頭巾」はというと、彼流の表現で言うと、”近藤宗雄の唄”とか”今度〜ムカつく”というか。明るい家族設 計の歌なのです。これも良い出来ですが、@の明るさがイマイチ欠けます。
C「極付け!!お万の方」は、説明不用でしょうか。@の別性バージョンです。@はカラオケでも、酔っ払えば許され そうですが、これはヒンシュクものです。信用回復に相当の時間を要します。でも、カラオケにこの曲は、きっと無い でしょうね。そういう訳で、つボイノリオの一連の放送禁止歌、4曲でした。(2001.10.13)
追記・・・・@さらに、Cもカラオケに入っているという情報を得ました。
追記2・・・右画像は、2006年に“たまちゃんズ”が出した「金太の大冒険カバーパートU」です。コミック調ボイスにチェンジしてますが、歌詞は同じ。「リミックスバージョン」では「金太、守って(キンタマモッテ)」と、お姫様が言ってたりして、より過激です。カバーパートUということは、Tもあるんでしょうか?縦長のCDでみたような気もするし・・・。それにしても、ジャケのイラスト・・・。(2007.2.17)

高石友也/竹田の子守唄 この歌は”赤い鳥”が有名ですが、私は個人的に、”赤い鳥””紙風船””ハイファイセット”等好きでないので、持っていません。先の、岡林信康”手紙”や”チューリップのアップリケ”と同様に、部落問題に抵触しているということで、自主規制で”特Aランク”と位置付けられたようです。教科書にも載ってたんですけど・・・。いい歌なんですけどね。画像は、”高石友也フォークアルバム第3集〜坊や大きくならないで”という、プロテストソングのレコードです。高石はその後、ナタ-シャセブンというグループを結成し、マイペースで歌っていた。トライアスロンでも有名ですね。(2001.10.13)
追記・・・“赤い鳥”の「竹田の子守唄」があったので、一応UPしときます。歌詞の「在所」は同和地区のことなんだそうですが。(2006.9.23)
あのねのね/つるつるの唄 あのねのね、2曲目のご紹介。この曲は、いやはや変わった曲で、一体なんで放送禁止歌なのか迷うところだ。内容は、うどんを鼻からつるつる食べる、耳からつるつる食べるとかのナンセンスソングなのですが、メロディー(そんな高尚なもんじゃない)も、歌詞も不愉快この上ない。「人に著しく不快感を与える歌」。私がレコ倫の委員なら、そういう名目で禁止歌とするのだが、実際もそんなところでしょう。画像はライブアルバム”初体験出血コンサート”という、買った奴の顔が見てみたいという出来のLPです。(2001.10.20)
ピンクレディー/SOS 知らない人は意外と思うでしょうが、けっこう有名です。♪男は狼なのよー♪という歌詞に問題があるわけではない。持ってる人は針を落として下さい。イントロが始まる前に、約2秒間モールス信号が入るんですよね。これが本物の、SOS信号なのです。それでアウト。TVなんかでは、これが入らなかったのでセーフだったんでしょうね。でも、これが入っているから、どうなんでしょうか。まさか、それを聞いた海上保安庁が救助船でも出すというんでしょうか。こうなると、一体何が基準で要注意歌謡曲になるか予想がつかない。画像は売れに売れたシングル盤です。復刻CDはどうなってるんでしょうか。未確認です。(2001.10.27)
追記・・・CDにはモールス信号が入っているそうです。
Mr.Children/名もなき詩 現在「要注意歌謡曲」の制度というのはなくなって、各テレビ・ラジオ等の現場責任者に任されている。最近の問題例としては、ミスチルの”名もなき詩”が有名。ご存知のように、この曲はフジTV系ドラマ「ピュア」の主題曲にもなっていたが、歌詞の中に”ノータリン”というのが出てくる。元々この言葉、放送禁止用語だったらしく、知的障害者を差別する言葉ということでアウト。雑誌GON!によると、NHKで歌われた時に、字幕スーパーではノータリンを「頭では足りん!」となっていたそうな。ホントかよ。恐れ入谷の鬼子母神です。画像は勿論、CDです。 (2001・11・9)
チューリップのアップリケ/岡林信康 岡林の名曲だが、前出の”手紙”同様に同和問題がらみで自主規制したらしい。このページの参考文献「放送禁止歌」の中で解放同盟は、”手紙”も”竹田の子守唄”も”チューリップのアップリケ”も糾弾してないという。それが事実だろう。ところで画像は、シングル盤ですが、A面が”流れ者”B面が”チューリップ・・・”になっている。「放送禁止歌」の写真はこれとは逆になっている。ジャヶットも違う。どちらかが再プレスなのでしょうか?私の推理だと、元々は”チューリップ・・・”がB面だったが、こちらの方が話題になり(”流れ者”もいい曲だが)、逆にしたのではないか?つまり、私のB面チューリップがオリジナルなんじゃないでしょうか?知っている方、教えてください。(2001.11.24)
イエロー・サブマリン/ザ・ビートルズ ジョージ・ハリスン追悼・・・ということで、緊急UPしてます。こんなノホホンとした曲がなんでと思うでしょうが、アメリカでは”イエロー・サブマリン””ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ”そして、PPMの”パフ”等、ドラッグソングだと言われてるらしい(”放送禁止歌”の中で、デーブ・スペクターが発言している)。”ルーシー・・・”はサウンド的にも、頭文字を取るとLSDになるとかで、そうかなと思えるフシもあるが、”イエロー・・・”の何がドラッグなんでしょうか。”パフ”は訳詞を見ると、エッ!こんな歌だったんだと思うだけで、ドラッグとは・・・。3曲とも、日本では全然規制してた気配なかったんですけど。文化の違いなんでしょうか。画像は、”イエロー・・・”が入っているアルバム”リボルバー”(アップル盤)です。(2001.12.3)
ペニーレインでバーボンを/吉田拓郎 以前、吉田拓郎のベスト盤からこの曲が削除されていると書いたが、(Part1のジャックス”からっぽの世界”参照)未確認だった。この前CD屋に行った時ふと思い出し、確かめてみた。ベスト盤は数種出ていたが、そのどれもに、この曲は入っていない。その中の1枚は「ペニーレイン」というタイトルだったのには驚いた。
「つんぼさじき」という言葉。確かに耳の不自由な方が聴いて、不快だと思ったのなら、これは適切なところだけど、どうも行き過ぎた”自主規制”のふしもある。「ペニーレイン」なんてタイトルを付け、この曲を抜いても未だそのままのタイトルにしておく、CD会社の気が知れない。責任者出て来い!画像は、「ペニーレインでバーボンを」が入っているオリジナルのアナログLP、”今はまだ人生を語らず”です。(2001.12.22)
追記・・・・mmさんより、掲示板に→<吉田拓郎のベスト盤「ペニーレーン」の中に「ペニーレーンでバーボンを」が入っていない問題ですが、発売禁止後のベスト盤です。曲を削ったあとにアルバムの名前を変更していないのではなくて、曲を入れられないことを訴えるために、わざわざアルバムタイトルを「ペニーレーン」として、その不在を強調しているのです。フォーライフレコード担当者の悔しさを理解してあげましょう。>、というものです。(2006.5.13)
黒いカバン/泉谷しげる ありそうで、やっぱりあるのが泉谷しげる。その一曲が、この「黒いカバン」。1分31秒のこの曲、話題になりました。黒いカバンを持って歩いていると、ふいに高飛車な態度の警察官が、不審尋問する。そのやりとりを、コミカルにおちょくりながら曲が進む。この曲の作詞者知ってますか?泉谷ではないんですよ。吉田拓郎の「旅の宿」や「花嫁になる君に」(いい歌なんです、これが)、レコード大賞取った「襟裳岬」を作詞した、あの岡本おさみです。大学の先輩なんです、この人や高橋鐡。だからどうってこともないんですが、こんな詞を書いてた奴がいたというだけでも嬉しい気がします。画像は、「黒いカバン」や「春夏秋冬」の入った、エレック盤”春夏秋冬”です。泉谷は、今も「バカヤロー」と、現役で頑張ってます。(2001.12.29)
I Love You はひとりごと/原由子 泉谷と違って、ありそうでないのが桑田(投げる不動産屋じゃなくて、サザンの)の曲。”恋人も濡れる街角”なんてのも、世が世なら放送禁止なんだろうけど。”I
Love You はひとりごと”は原由子が歌っていて、元々はソロアルバムに入ってたんだと思うけど、CDシングル(画像)にもなりました。いい曲ですが、これはダメだろうなという歌詞です。ランダムに抜き出してみると、♪今宵あなたと渋谷のモーテル・・・私のけぞるフリをする・・・ちょっと待ってよ いっちゃいそうは ひそやかに・・・ムリなポーズじゃ 絵にならぬ・・・♪なに!けしからぬ!となる訳です。渋谷円山町のご当地ソングなんですけど・・・。でも、桑田の詞って、どう組み合わせても詞になってしまうことを発見してしまいました。(2002.1.12)
追記・・・”I Love You はひとりごと”が入っていたのは、元々はこのアナログレコード。原由子のファーストアルバム「はらゆうこが語るひととき」です。CDもレコードも詞は全然変わっていません。シングル盤もあります。(2002.3.16)
荒木一郎のすべて/荒木一郎 シンガーソングライターというと、フォークの専売特許みたいな風潮の中、荒木一郎と加山雄三という明暗くっきりの2人がいたことを忘れていませんか?1969年に女性スキャンダルに巻き込まれ、荒木一郎は社会的に完全に葬られてしまった。結果的には不起訴になったが、芸能界からは消え、彼の曲は、放送局で一切流せない状態が何年も続いたという。”いとしのマックス”も”空に星があるように”も”君に捧げるほろ苦いブルース”も流れることはなかった。その後、彼は”白い指の戯れ”なる日活ロマンポルノに出たり、小説を書いたりしていたけど、このところ、ちょっと目にしないが・・・。画像は上野の蓄晃堂で買ったアナログのベスト盤。(2002.1.19)
朝刊/グレープ さだまさしは、要注意歌謡曲とは無縁坂(シャレです)だと思ってたんですが、2曲あることが分かりました。その1曲が”朝刊”です。Cランクの要注意歌謡曲で、「不適当な個所を削除または改訂すればよい」というものです。でも”朝刊”のどこが?それならば、さだには、もっと右寄りな”防人の歌”とか”修二会”とかあるんじゃないでしょうか。♪高田の背番号もしらないくせに♪の「くせに」でしょうか?男女共同参画社会、ジェンダ・フリーってわけなんでしょうか?まったくもってふに落ちない。それとも発売された時点で、削除か改訂してるんでしょうか。画像は、”朝刊”が入っているグレープのファーストアルバム「コミュニケーション」です。(2002.1.19)
追記・・・掲示板にて、シルクさんより要注意部分の指摘がありました。何と歌の前に入る”交通情報”とのことです。「本当の渋滞情報と間違えるから」。ナルホド。でも、音楽と被っているのに、間違える人っているんでしょうか?いるとすれば、そんなスットコドッコイに免許与えてしまう制度の方がよっぽど恐い。(2002.2.9)
自衛隊に入ろう/高田渡 東芝EMI編”フォークビレッジURCコレクション”。このCDはとんでもないアルバムです。放送禁止歌満載です。既にご紹介した@悲惨な戦い(なぎらけんいち)A夢は夜ひらく(三上寛)は入っているし、B大ダイジェスト版三億円強奪事件の唄C自衛隊に入ろう(共に高田渡)は勿論、D主婦のブルース(中川五郎)と、私が知るだけでも5曲ある。さらに危ない曲として、@腰まで泥まみれ(中川五郎)A教訓T(加川良)BNHKに捧げる歌(早川義夫)Cはいから・はくち(はっぴいえんど、※”はくち”は差別用語か?)等テンコ盛です。
さてさて、”自衛隊に入ろう”は高田渡が作った、自衛隊ほめ殺しの歌ですが、何を勘違いしたのか、素直なのか、当時の防衛庁から宣伝用の歌としての申し入れがあった、という伝説の曲です。ここでは、バックに岡林信康・岩井宏を従えたライブが入ってます。これは、私がテープで持っている神田共立講堂の”岡林信康ファーストコンサート”と時期(1969年)もメンバーも同じです。TVで自衛隊の映像が流れると思い出す曲です。(2002.1.26)
追記・・・あの、“ガガガSP”が、この曲をカバーしてたんですね。右上画像、セカンドマキシシングルの「線香花火」の二曲目に挿入されてます。♪〜アメリカさんにも手伝ってもらい 悪いソ連や中国をやっつけましょう〜♪もちゃーんと歌ってます。(2006.12.12)
大ダイジェスト版三億円強奪犯人の唄/高田渡 すでに迷宮入りで時効になってしまいましたが当時は大騒ぎでした。名刑事「平塚八平衛」も結局は解決できなかった、事件史に残る大事件でした。解決できていない事件をからかっているということと、固有名詞がそのまま、というのが理由なんでしょう。ここでは固有名詞が変えてある。現金輸送車名セドリックがセロリックに、東芝が西芝、犯人のバイクのヤマハがまるは、と元がばれてるって。スタジオ録音版で聞けます。(2002.1.26)
主婦のブルース/中川五郎 この曲や”受験生ブルース”は「高石友也」で有名ですが、元々は中川五郎の曲です。彼は、フォークリポート(あんな雑誌こんな雑誌4回・・・懐かしの小型雑誌参照)に掲載された”二人のラブジュース”でのワイセツ裁判でも有名です。そういえば、ボブ・ディラン初来日コンサートで、私の前に座っていました。平凡な主婦の一生を歌い、最後に♪ほんとうにわたしは生きたのかしら?♪と締めくくる。人権に触れるということでしょう。曲はアイルランド古謡ということですが、高石友也のものとは微妙に違う。(2002.1.26)
聖野菜祭/さだまさし 掲示板でシルクさんの言っていた、さだまさしのもう1曲の要注意歌謡曲”聖野菜祭(セント・べジタブル・デイ)です。”朝刊”と同じで、「何でかなー」と思ってたのですが、曲の終わりに入る”臨時ニュース”だったんですね。私は、てっきり詞中の”第一階層、第二階層、第三階層”という言葉かなと思ってたのですが・・・、恥をかかずにすみましたです。”臨時ニュース”信じてしまう、世界遺産みたい方がいるんですね。SF世界の話なんですけどね。でもまあ、オーソン・ウェルズの”火星人襲来事件”(火星人が地球を攻めて来たという、オーソン・ウェルズのラジオドラマが余りに迫真に満ちていたので、或る町でパニックが起こった。社会学の”デマ”の講義で必ず出てきますね。)の例もあるので、あながち絵空事でもないんでしょうか。もうひとつ思い出したのが、サイモン&ガーファンクルの「7時のニュース/きよしこの夜」という曲。レニーブルース(映画化されましたね)42歳の死を伝えるニュースに、あの”きよしこの夜”が被さる曲です。画面は”聖野菜祭”の入っている「印象派」というアナログアルバムです。(2002.2.16)
頭脳警察1/頭脳警察 これは、どの曲がというのではなく、発売前に自主規制で、発売禁止にされた頭脳警察のファーストアルバムです。アナログ直販で、500枚しか出回らなかったため異常な高値だったが、CDで再発された。その辺のことは他にも書いたのでやめます。禁止歌Part1の”頭脳警察セカンド”でも書いた革命三部作が全曲入ってます。過激です。どの曲も放送禁止歌に十分値します。このCDを初めて聴いた時、これはフォークだ!と思った。”歌謡曲評論の小林秀雄と呼ばれていた、近田春夫が「はっぴいえんど」をフォークだと言ってましたが、頭脳警察もこのライブ盤を聴くと、フォークっぽい。でもスタジオ録音より全然いい。頭脳警察はライブバンドです。「銃をとれ!」は圧巻です。まごうかたなき名盤の一枚です。(2002.4.13)
ヨイトマケの唄/泉谷しげる 自らを天草四郎の生まれ変わりという美輪明宏が、まだ丸山明宏といったシスターボーイの頃の自作曲です。ヨイトマケとは、地固め等をする日雇い人夫(広辞苑)です。職業差別が理由だと思うのですが、歌詞全体を全然理解していないで、タイトルと「貧しい土方の・・・」等の言葉狩りをしているだけです。丸山明宏のLP(放送禁止歌満載)が、確かURCから出たと思うんですが、私は見たことがない。是非とも入手したい一枚なんですが・・・。画像は、村上”ポンタ”秀一の「Welcome
to My Life」で、この中で泉谷の”ヨイトマケの唄”を聴くことができます。このCD、公立図書館で借りたものですが、凄いCDです。参加者が、井上陽水・山下達郎・泉谷しげる・沢田研二・矢野顕子・忌野清志郎・香西かおり・二代目”高橋竹山”等広いジャンルに渡っている。ライナーも山下洋輔が書いているし、村上秀一が薬で捕まっても、ただ者でないことをうかがわせる名盤です。(2002.5.6)
イムジン河/ザ・フォーク・クルセダース ”桃の王冠”という音楽サイトを運営されてる方から、掲示板に書き込みがあり、リンクまでしてくれた。”桃の王冠”の中で「イムジン河」について、微に入り細に入り書かれているので、参考にして頂きたい。私は別な角度から突っ込みを入れます。まず、画像は3月21日発売のCDであることをお断りしておきます。アナログは34年前に、発売前に中止になってしまったので、入手は不可能です。CDの解説にメンバーが書いてあります。加藤和彦・北山修・端田宣彦と書いてあります。しかし、あの「帰ってきたヨッパライ」には、はしだのりひこは参加していなかったと思います。別の人でした。第二弾の「イムジン河」からが、はしだのりひこの参加だと記憶します。また、「イムジン河」が発売中止になった後に、ザ・フォーシュリークというグループが「リムジン江」というタイトルでレコードを出しましたが(友達が持っていたのをテープに録音したことがある)、これも要注意歌謡曲に指定されています。「イムジン河」の規制については、通説の”歌詞に南側への偏向がある、という朝鮮総連の抗議説”から、”韓国政府からの、自国内での反政府運動を助長するからとのクレーム説”と諸説ありますが、実際のところ分かっていないようです。いずれにせよ、政治的な圧力があったことは間違いないようです。♪誰が祖国を分けてしまったの♪以外は、「アリラン」と同じ望郷の歌だと思うんですが・・・。
ところで、ビニ本収集家、谷村新司の「昴」ですが、絶対に「イムジン河」のパクリです。嘘だと思うのなら、「イムジン河」のメロディーで「昴」(逆でも可)を歌ってみてください。合います、ものの見事に。海外駐在サラリーマンのカラオケベストワンの「昴」。実はルーツはここです。(2002.5.11)
追記・・・ひょんな所から、上記のテープ(友達から録音した”リムジン江”)が出てきた。イムジン河とメロディーほぼ同じですが、詞が明らかに違うので記したいと思う。なお、イムジン河の日本詞は松山猛だが、この詞はテープなので判別は不可能です。
♪ リムジン江(がん)水清く静かに流れき 鳥は河を自由に飛び交うよ 南のふるさとに何故に帰れぬ リムジンの流れよ答えておくれ 水鳥悲しく南の岸で鳴き 荒れた畑に空しく風が立つ 幸せの花咲く祖国の北の歌 リムジンの流れよ伝えておくれ 南のふるさとに何故に帰れぬ リムジンの流れよ答えておくれ ♪ というものです。なお、律儀にB面も録音してあって、「フンタリオン」という、中国の歌のようですが・・・・。(2002.5.18)
ゴッド・セイヴ・ザ・クィーン/セックス・ピストルズ 久しぶりの洋楽です。イギリス・パンクの祖と言われる、ピストルズのファーストアルバム、邦題”勝手にしやがれ”の中の一曲です。世界各国で発売され、そのほとんどで放送禁止になったといわれる、いわく付きの曲。女王陛下を人間でないと唄い、「未来はない」と結ぶ過激さは、他の曲も同じで、メンバーが襲撃される事件もありましたね。極め付けは、メンバー(ベース)のシド・ヴィシャスが恋人殺しの容疑で捕まり、大量のドラッグ摂取で死亡という、過激な歌詞を越えた出来事。当時、日本でも胸に”Sex・Pistolsのロゴ入りTシャツを着ていた若者がいたけど、”Sex”だけがヤケに浮いていて、大人は顔をしかめていたもんです。(2002.6)
あっ!/村八分 伝説化している日本のロックバンドというと、「はっぴいえんど」「頭脳警察」「裸のラリーズ」「じゃがたら」と次々に浮かぶ。私にとって、村八分もそのひとつ。画像のCDは何年か前に発売されたもので、1972年の三田祭での、伝説のライヴを収録したものです。正直、音は最悪ですが、新発見というので、その筋(どこの筋だ)では話題になりました。この中にも収録されている「あっ!」という曲が、放送禁止です。まあ、このグループはバンド名からして要注意みたいなもんですが。「あっ!」の次のナンバーが「んっ!」というのも人を喰ってます。何年か前に、クイックジャパンに、ボーカルのチャ−坊の死について連載されてたのを思い出しました。(2002.7.20)
セーラー服を脱がさないで/おニャン子クラブ 女子大生ブームの後
は、ケッ!女子高生ブーム。ほんと、皆さんご苦労なことです。「夕やけニャンニャン」のテーマ曲だったこの歌、”要注意”の制度が無くなってからなので、指定こそ受けていませんが、問題になりましたね。♪〜友達より早くエッチをしたいのに・・・〜♪という歌詞には、オジサンどもは照れ笑いしながらも、身を乗り出したことでしょう。ジョシコーセーなんて興味無いもんね、という顔をしながら、高鳴る胸のざわめきを、いかにせんとやの心持ちだったかもしれません。ところで、成人指定の映画やビデオに、”女子高生”という字は使ってはいけないこと知ってます?”女子校生”か”女学生”は、確かOKなんですが・・・。右画像の、ファーストアルバム”キックオフ”も、淫行の現行犯でしょっ引かれるような歌のオンパレードです。仕掛け人は、秋元康(後にメンバーの高井麻巳子と結婚)。キャッチコピーは、「セーラー服を脱いじゃった!?」。お疲れ様です。(2002.8.17)
パフ/ピーター・ポール&マリー 所謂、ドラッグソングのひとつです。既出の「イエロー・サブマリン」や「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイヤモンズ」の類です。パフといっても、白粉パタパタではない。歌詞を訳すと、パフというのは、”海の近くに住む、魔法の龍”なんだそうです。こんな突飛な歌はトリップ状態・トランス状態じゃないと・・・という訳なんでしょうか。まあ、海の向こうの話ですけど。一応UPしておきましょう。(2002.9.14)
追記・・・この曲に関し、「DRAGONの発音が、“DRUG ON”に似ているので規制を受けた」という情報を数件受けました。この説が真実のようです。(2006.8.26)
うぐいすだにミュージックホール/笑福亭鶴光 「鶴光でおま!」で、始めるのが礼儀でしょうか。”オールナイトニッポン”のパーソナリティーもやってましたが、私はもうあまり聴かない頃でした。”かやくごはん”なる本も出してましたね。レコードもかなりの枚数出してる筈ですが、これは有名でした。ストリップの口上(〜いらっしゃいませ、いらっしゃいませ、(中略)、なお場内での写真撮影、踊り子さんのお肌、ご衣裳には絶対にお手を触れないよう・・・〜)に乗せて唄うというコミックソングです。うまく出来てます。学生の頃、”ジプシー・ローズを偲ぶ会”というのを、友達が主催し、浅草の木馬亭に行ったのを思い出しました。いずれにせよ、鶴光の「もう、注射されたんか」のエロ話より、数段おもしろいかもしれません。B面は「ももえちゃん」。(2002.10.19)追記・・・放送禁止のリストには挙がっていませんが、規制したはずです。
ブスにもブスの生き方がある/まりちゃんズ カルト変態ギャグバンド、まりちゃんズはあのエレックレコードに2枚のアルバムを残した。その2枚を1枚のCDにしたのが画像の、「まりちゃんズの世界」です。ご紹介は、あの”たま”のランニング男、石川浩司が書いています。11曲入りですが、5曲は、「ステージの度に歌詞が違うので」という理由で載せてありません。彼らの歌は、ほとんどメディアで流されなかったので、知られていませんが、「まりちゃん」という曲はご存知ないでしょうか?憧れのまりちゃん(天地真理ではなく、メンバー共通のご近所の憧れのマドンナということ)が、ほんとにウンコをするんだろうか?という青少年共通の疑問を呈している。「ブスにもブスの生き方がある」は、〜♪ブスよあなたはいるだけで みんなに迷惑かけている 明るい所は歩かずに 人目を避けなさい〜♪と、救いがない。しかし、♪〜女に生まれていたなら 僕らもブスだろう〜♪と、自分の立場を認め、♪〜ブスよあなたにも必ず 陽の目を見る日はやってくる 僕らは責任持てぬけど 望みだけは持とう〜♪と建設的に結ばれてるんですが・・・。ダメでしょうね。(2002.10.26)
放送禁止歌/山平和彦 何だか、遅れてきた真打登場!の感もあります。本当はLP、それも初回プレス盤でご紹介したかったのですが・・・。入手出来ずシングル盤です。ホント、有名な曲になってしまいました。でもレコードでは真に問題になった個所、「職業軍人 時節到来」が「山平和彦 時節到来」になってます。四文字熟語をずらずらと並べただけなんですが、ちゃんと意味が分かるように繋がってます。”放送禁止”という熟語が一番から三番まで出てくるんですが(その他の熟語は一回のみ)、一番の後には”自主規制”、二番では”一目瞭然”、三番には”先刻承知”と、覚悟の上だったようです。しかし、作詞は山平ではなく、白井道夫という人。結局、中身よりタイトルがふざけているというのが、理由だったようです。おふざけが規制の対象なら、私なんぞは、がんじ絡めです。(2002.11.2)
追伸・・・・何故、初回プレスなのか?→「月経」というナチ収容所の曲と、「大島節」という曲が規制の対象になり、削除されたからです。
追伸2・・・交通事故により山平氏が亡くなりました。慎んで、お悔やみ申し上げます。「放送禁止歌」の動画は下記のyou
tubeで見られます。→http://jp.youtube.com/watch?v=5EFf96j9u9k
(PART3に続きます。)
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