4. ジグザグ走法

言ってしまえば「なんだ」という答えですが…まっすぐ風上へ進めないなら、ジグザグに進むだけです。

◆ 気合一発!方向転換…タッキング

ジグザグに進むためには途中で何度か方向転換が必要です。この方向転換は「タッキング」と呼ばれており、帆船にとって重要な動作です。図の右側はタッキングの様子を示したものです。赤い線の部分は本来、走行不可能な領域ですが、ここを惰力で一気に通過します。とにかく惰力だけが頼りです。勢いをつけておいて、ズバァーっと一気に向きを変えるため、帆船にとっては気合のいる動作です。

ここまでの説明で、どうにか行きたい場所へ行けるようになりました。しかし一口にジグザグといっても、いろいろなコースの取り方が考えられます。

◆ 途中何度も方向転換、まさにジグザグ:コースA

◆ 方向転換は一回こっきり、3角形の2辺を走る:コースB

◆ 斜めといっても角度はさまざま:コースB,C,D

さて、どのコースを走ると最短時間でゴールに到達するでしょうか?まっすぐ一目散に走れるモーターボートならこんなことで悩まなくても済むのでしょうが、この辺が帆船の艦長としての腕の見せ所です。


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