ついに真打の登場です。他の影船はこのカーブを基本にして風下へずらせば良いでしょう。海皇紀の世界では頂点に位置する帆船であり、現代でもレース用のヨットでないと、置いてきぼりを食いそうです。
◆ 失われたクリッパー
時は19世紀半ば。帆船時代の最期を飾るがごとく、最高に進化した帆船=クリッパーが世界の海を走っていました。速いのは無論、外見も美しいこのクリッパーたちは、20世紀を目前にして、蒸気船に王座を奪われ、さらに2度の世界大戦でほとんどが失われてしまいました。カティー・サークが唯一の生き残りとされています。ファンの背に失われたはずの日本刀。あるいは影八も失われたクリッパーの1隻なのか?

16世紀の帆船 現代の練習帆船 影船八番艦 アメリカズカップ艇
◆ 伸びる最高速度…8.3ノット(69%)
現代の練習帆船に比べて、対風速で56%から69%へ、24%程度アップしています。総合力も同程度のアップでしょう。対風速で70%なら、かなり高効率です。現代でいえば、帆船よりも小型のレース艇に近い走り方をしていると思います。海皇紀の世界では、とんでもない速さです。
◆ 脅威の走行不能範囲…0°〜30°(17%)
現代の練習帆船に比べて、22%から17%へ、約3割削減されています。動力船から見れば、0%にならない限り、弱点です。しかし他の帆船から見たら、弱点どころか脅威です。普通の帆船には走れないような方角に向かって走れます。不可能な走りが出来る脅威の帆船。それが影船八番艦です。
◆ ワイドな快走範囲(最高速度の70%以上)…40°〜150°(61%)
現代の練習帆船に比べて、53%から60%へ、13%アップしています。走行不能範囲が狭いだけでなく、速く走れる範囲が広いのも影船の強みです。範囲は風上側へ大幅に広がり、風上側と風下側でほぼ同じ面積になっています。つまり風上にも風下にもほぼ同程度のパフォーマンスを発揮します。さらに風下側のチンタラ走行領域が増えており、あえて言えば、これが影船の弱点です。