16. 影船八番艦(2)

影船八番艦の続きです。最高速度に続いて、VMGにチェックを入れます。

16世紀の帆船 現代の練習帆船 影船八番艦 アメリカズカップ艇

◆ ビンビンな上り最大VMG…4.6ノット(風速の38%、最高速の55%)

現代の練習帆船に比べて、対風速で16%から38%へ…。2倍速以上です。最高速度に対して55%あり、上りVMGとして強力です。海皇紀の世界では怪物がたたき出すようなスペックです。カーブを180°から0°へ向かって見ていくと、4.4ノットから増速し145°で6ノットを超え、以後8ノットを越えます。90°のラインを超えても衰える様子がありません。16世紀の帆船が息絶えて、現代の練習帆船もヘロヘロの中、8ノット以上のビンビン状態で65°まで上ります。50°でも7ノット、40°に至ってなお6ノット。時同じくして現代の練習帆船は1ノットでご臨終。これぞ、影八の真骨頂です。

◆ 割りに平凡か?下り最大VMG…5.0ノット(風速の42%、最高速の60%)

現代の練習帆船に比べて、37%から42%へ、14%程度のアップです。それ自体は強力な数値ですが、上りVMGほどの性能アップは見られません。対最高速度ではさら悪くなっており、6割です。対風速で上り38%、下り42%なので、上り下りどちらも同じぐらい走れる、バランスのいい船です。

総合力で24%アップと言いましたが、現代の練習帆船と同じく、またしても上りの性能アップ、弱点強化に注がれています。ここまでくると弱点どころか、逆に強力な武器です。実際の航海、戦闘での運用を考えるに、他の船にはマネの出来ないパフォーマンスを発揮します。ただし、風下への走りでは他の船との性能差がさほどなく、優位性がなくなります。影船自身にしてみれば風下への走りが弱点になります。

◆ やっても緩やかなジグザグ走行…0°〜45°& 155°〜180°(39%)

現代の練習帆船に比べて、50%から39%へ、3割程度削減されています。ジグザグ走行の方角は、全方位の約4割です。単に範囲が減っただけではありません。角度が目的地の方角に近づいたため、ジグザグ走行をやったとしても、緩やかなジグザクになるため、まっすぐ走ったときと、さほど距離が変わりません。0°の方角へ向かう場合、走行距離は最短距離の1/cos45°=1.4倍になります。グリハラに向かって走っているとき、これをやっていたように見えます。


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