影船八番艦の続きです。走行不能範囲が狭いため、タッキングも楽勝です。

16世紀の帆船 現代の練習帆船 影船八番艦 アメリカズカップ艇
◆ 朝飯前のタッキング
走行不能範囲は片側で30°、両側で60°になります。つまり惰力だけの区間(赤線)は60°です。最大VMGの角度は45°なので、両側で都合90°の直角ターンになります。角度だけ見ても今までの2隻に比べて有利なのですが、八番艦は縦帆船ゆえに舵と帆桁のキレも鋭く、旋回半径も小さいため、惰力区間はほとんど一瞬で通過してしまいます。普通はタッキングすればスローダウンしますが、海皇紀本編を見る限りその様子も見られません。コイツがタッキングに失敗すれば、それこそ珍事です。
◆ 神出鬼没で縦横無尽な走り
普通の帆船ならば走行不能範囲の制約によるジグザク走行や、気合のいるタッキングで工夫しながら走るところですが、八番艦だと制約が少なく、自由に走りまわることができます。相手が並みの帆船なら、神出鬼没で縦横無尽な走りに見えることでしょう。反面、横帆船に比べて応答性が鋭い分、不安定で操縦がムズイ面もあると思います。