実際の帆船にも帆の形状やマストの本数などにより、さまざまな形式が存在します。海皇紀でもさまざまな形態の帆船が登場することを予想して、参考になればと思い、このページを作成しました。
◆ カッター および スループ (CUTTER & SLOOP)

1本マストで2枚以上の帆を持つもの。海皇紀本編では特に目立った形では出てきていませんが、気をつけて探せば港に小型船が停泊しているかもしれません。海面が穏やかであれば、このタイプが最も高性能です。19世紀頃には密輸船として使われ、現在はアメリカズ・カップの主流形態です。
◆ スクーナー (SCHOONER)

2本以上のマストを持ち、縦帆艤装であるが、前マストの縦帆の上に横帆艤装するものがある。2本マストのスクーナーの場合、双方の高さは同じか、前マストの方が低くなっている。カッター、スループと同じ縦帆船です。風上航を得意とし、風向きが頻繁に変わる海域で発達したタイプです。影船八番艦はこのタイプであり、正式には3本マスト・トップスル・スクーナーになります。
◆ ブリガンティン (BRIGANTIN)

2本のマストを持ち、前マストが横帆、後マストが縦帆の艤装になっているもの。正直なところ横帆船か縦帆船のどちらに分類すべきか分かりません。海都の巡視艦がこのタイプになります。
◆ ブリグ (BRIG)

2本のマストを持ち、前後のマストがともに横帆の艤装になっているもの。誰がみても横帆船です。海皇紀本編ではまだ登場した形跡がありません。
◆ バーケンティン (BARKENTIN)

3本以上のマストを持ち、先頭のマストだけが横帆艤装で、あとはすべて縦帆艤装のもの。横帆が1本のみで、残りが縦帆であることから、縦帆船と思われます。影船二、四、六、七番艦がこのタイプになります。王海走の2,3本目を見れると、唯一の影スクーナーである八番艦に比べて、風上航の性能が1ランク劣ります。逆に風下航は勝ると思われます。
◆ バーク (BARK)

3本以上のマストを持ち、最後のマストだけが縦帆艤装で、あとはすべて横帆艤装のもの。縦帆が1本のみで、残りが横帆であることから、横帆船と思われます。影船一、三、五番艦、コル・セイリオス、ロナルディア艦がこのタイプになります。王海走で明らかになりませんでしたが、バーケンティンに対し風上航で劣り、風下航で勝ると思われます。なお、日本丸、海王丸は4本マストのバークです。
◆ フル・リグ・シップ (FULL-RIGGED-SHIP)

3本以上のマストを持ち、すべて横帆艤装のもの。海皇紀本編で登場した形跡はありません。風向きが安定した海域をひたすら風下へ向かって走るのに向いています。実在の船ではカティーサークが有名です。
◆ おまけ〜3本マスト・トップスル・スクーナーVSバーケンティン
この2つは結構紛らわしいです。フォアの下部が横2枚か縦1枚か?それだけの差しかないので、風の状態にあわせて帆を張り変えたために、どっちつかずの状態になる船がかなり多く実在しており、混乱を招いています。水夫の間でも「スクーナーだ」、「バーケンティンだ」で論争になることがしばしばです。王海走2本目、第二指標でのエセ八番艦事件なんぞは、このネタをまんまと利用しています。