8. 帆を翼にする(2)

前項の板を帆に置き換えて、さらに風上へ切り上がります。目玉は下図の右側。帆が風になびくような形になっていますが、微妙に風を受けるような角度に設定してあります。このとき、帆が翼となり、翼の力(風向きに垂直)が発生します。

この翼の力を巧妙に利用して、風上への推進力を取り出しています。これでヨットや影八が風上へ向かって走れる理由がわかっていただけたと思います。帆船はいつも帆に風を受けて走る訳ではありません。時には斜めに風を受け流し、時には風と微妙な角度を取って翼のようになります。

ラジコン・ヨットの操縦経験からいえば…実は風を受けるよりも翼として使う頻度が圧倒的に高いです。それこそ、のべつ幕なしの滑空状態です。その理由を次項に述べます。分かってしまえば、ごく簡単な当たり前の話です。


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