魚に関する言葉

「アラ」を探す残辺肉 魚の骨に付着して残った肉を、ほじくって食べる事から転じて
人の欠点を意味するようになった
力士の「アンコ型」アンコウ肥満型力士の容姿がアンコウに似ているから
「ニベ」もない イシモチの
別名
無愛想で取りつく隙もない態度のこと。
「鯖」を読むサバ 魚市場で腐りやすいサバを数えるのに(数をごまかし利益を上げる為とも言われている)
早口で数えて途中で数を飛ばす(ごまかす)為に数が合わない事からという説
寿司屋が、客が食べた数をごまかすのを防ぐため寿司を握るたびに
生飯・<さば>(飯粒)を置いて数えたからという説
生霊祭の仏説を守って、中元にサバの開き、または刺鯖を贈る時に
二尾を一枚または一刺と数えたからという説の三通りの説がある
「鱈腹」食うタラタラは大口で何でも食べる大食漢。このことから、タラのように腹いっぱい食べる事。
「出鱈目」タラ 貝類や蟹まで手当たり次第に食べてしまう。
そこで「出たとこ勝負」で無責任な行動を指す当字となった
「トド」のつまり ボラの次の
呼び方
いろいろな経過をたどっても、最終的にはそこに落ち着くという事。
出世魚は、最終的な名前がその一般的な名前となる。ところがボラだけは例外で、
「ハク」からはじまり、本来は「ボラ」で終わるはずなのが「ボラ」を超えてさらに「トド」になる。
このことから、もうこれ以上は大きくならない、これが最後ということから由来している。
「イナセ」な男 「イナ」はボラの
前の呼び方
粋で勇み肌の姿のこと。イナは人間なら若い衆。
魚河岸の若い衆が鯔の背の形に似せた髪を結い町人の粋を示したのが人気を呼んだという説と
安政二年、敦賀新内という盲人が浄瑠璃節に工夫を加えた新内節で夜な夜な吉原を
「去なせ<いなせ>ともなき(帰したくない)その心帰らしゃんせと惚れた情」と
男女の道行などを語り歩いたので「一声の鶴賀に騒ぐ籠の鳥」と詠まれ、
遊女や粋人の人気を呼び粋な姿で粋な文句を語る様子をイナセと
讃めたことに始まったとする説がある。
「サバ」折りサバ 相撲の決まり手の一つ。
サバは骨がもろい魚として知られている。この技をかけられた力士が、
足腰を痛めることが多かったことから、サバの名がつけられているという。
「タコ」部屋タコ 極端に劣悪な環境条件の中で暴力的に管理され、強制労働させられる人たちの飯場、宿舎。
又、一度入ったら抜けられない組織や状態。
「タコ」足配線タコ一つのコンセントから何本もの線をとること。タコの足のように、何本も配線すること。
「ウナギ」のぼりウナギ ウナギは水中で身をくねらせて垂直に登ることがある。
この姿を見立てて、物価や気温、又、人気や評判、地位などがどんどん上昇していく様を言う
「ウナギ」の寝床ウナギ ウナギの体は細長く、狭い入り口の岩穴などに隠れ住んでいる。
転じて、入り口が狭く、細長い建物、あるいは場所をいう。
「オヒレ」をつける尾鰭つけ足しをして事実を誇張したり、必要以上に虚飾したりすること。
かまとと蒲魚 カマボコを指して「これはトト(魚)か」と訊ねるように、分かりきったことを聞くこと。
又、何でも知っているくせにウブなふりをする女性のことをいう。
「ザコ」雑魚 雑魚とは、いろいろな種類の入り交じった小魚のこと。転じて取るに足りないものをいう。
又、大物にたいして小物のことをいう。
「ザコネ」雑魚寝一部屋に大勢の人間が入り交じって寝ること。また、男女が一緒に入り乱れてゴロ寝すること。
「ウオノメ」魚の目 底まめ、疣・<いぼ>、疣目・<いれほ>の別名がある。これを「魚の目」というのは、
近世、魚の目を食べるとこれができる、という俗説があったことによる。
「イサリビ」漁火 夜、船の方に魚を集めるために漁船がたく、たいまつを「漁火」という。(現在は集魚燈)
この語は、漁をすることをあらわす古代語「いさる」からおこった。
「いさる」の名詞形「いさり」に火をつけたもの
「アコギ」な真似阿漕 「古今六帖」三からでた言葉。阿漕は津市にある海岸。ここの漁師がしばしば鯛を密猟し、
「逢ふことを阿漕の島に引く綱の たびかさならば 人も知りなむ」と詠まれたことによる。