激動のジャンプ年表

この年表では大きく三つの時代に分けてみた。細かい連載作品や時期を挙げていくときりがないので、この年表ではジャンプの歴史、部数、その時代の世相をざっと紹介してみる。大まかな流れをつかんでもらいたい。

*部数はその年の最大部数です。資料不足の部分はおおよその目安で出しています。
*ジャンプは一年間で計52号を発行します。(含む合併号)
*新年一号は前年の12月はじめに発行されます。
*ジャンプの歴史はジャンプの「新年一号」を基準にしています。


70年代のジャンプ

年代

ジャンプの歴史

部数/万

時代のトピックス

1968 7月 少年ジャンプ創刊(当時は月二回の発売)。値段は90円。前身は『少年ブック』編集長は長野規氏。 10 小笠原諸島、日本に復帰
1969 『男一匹ガキ大将』(本宮ひろ志)『ハレンチ学園』(永井豪)の大ヒットにより11月に週刊化される。 24 アポロ11号月面着陸
1970 スカートめくり大流行。ハレンチ学園が教育委員会などによってやり玉に挙げられる。 115 万国博覧会、大阪で開催
1971 『トイレット博士』(とりいかずよし)連載開始。マタンキ、七年ゴロシなどが流行語に。手塚賞設立(ストーリー漫画部門) 88 ドルショック起きる
1972 『マジンガーZ』(永井豪)アニメ化。超合金が大人気になる。 112 札幌オリンピック/沖縄返還/第二次ベビーブーム
1973 『はだしのゲン』(中沢啓治)実写映画化
編集長が中野祐介氏になる。
100 オイルショック
1974 赤塚賞設立(ギャグ漫画部門) 165 物価が上がり始める
1975 『サーキットの狼』(池沢さとし)連載開始 200 山陽新幹線、博多まで開通/「およげたいやき君」大ヒット
1976 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(秋元治)連載開始。後の最長寿連載記録を塗り替えていく。 204 ロッキード事件
1977 『すすめパイレーツ』(江口寿史)連載開始。 210 王選手756号ホームラン/スーパーカーブーム
1978 創刊10周年。値段は170円に。
編集長は西村繁雄氏に代る。
280 成田空港開港
1979 『キン肉マン』(ゆでたまご)連載開始。 292 インベーダーゲーム大流行/ウォークマンが発売される

80年代のジャンプ

1980 『Drスランプ』(鳥山明)連載開始。 300 日本、自動車生産台数世界第一位に/山口百恵引退
1981 『リングにかけろ』(車田正美)連載終了。
アラレちゃんブーム巻き起こる。
311 ピンクレディー解散/チャ-ルズ皇太子とダイアナ妃が結婚
1982 『キャッツアイ』(北条司)連載開始。
『ジャンプ放送局』スタート。
315 上越東北新幹線開通/音楽CD発売開始/日航機墜落事故
1983 『キン肉マン』『ひばりくん』『キャッツアイ』『キャプテン翼』など人気作が続々アニメ化される。キン消し、サッカーがブームになる。 318 東京ディズニーランド開業/「おしん」大ブーム/ファミリーコンピューター発売
1984 『ウイングマン』『よろしくメカドック』『北斗の拳』アニメ化。キン肉マンブーム起こる。
『きまぐれオレンジロード』(松本泉)連載開始。ラブコメ路線を開拓。
318 衛星放送開始/日本、平均寿命世界一に/グリコ森永事件
1985 『ドラゴンボール』(鳥山明)連載開始。
『奇面組』アニメ化。北斗の拳暴力描写が問題に。
漫画界初のCGコミック『黒騎士バット』(寺沢武一)掲載。業界に衝撃を与える。
405 科学万博開催
1986 『ドラゴンボール』『銀牙』『聖闘士星矢』アニメ化。このころからバトルものの作品が台頭するようになる。定価180円に。 435 三原山大噴火/チェルノブイリ原発事故起こる
1987 『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦)連載開始。『オレンジロード』『シティハンター』がアニメ化される。『キン肉マン』連載終了。聖闘士星矢が爆発的ヒット作品になる。フィギュア・カードが売れまくる。
この年に編集長が西村繁雄氏から後藤広喜氏に代り、編集部も猿楽町のビルに移転。編集体制にも変化が出始めてくる。
450 JR発足/NY株式市場大暴落「ブラックマンデー」/アサヒスーパードライ発売
1988 創刊20周年。『バスタード』『ろくでなしブルース』『ターちゃん』『タルる〜ト』後の人気作が出揃う年となる。
またファミコンソフト『ファミコンジャンプ』が発売された。
『男塾』『燃えるお兄さん』アニメ化。
499 青函トンネル開通/ソウルオリンピックで鈴木大地金メダル/東京ドーム完成
1989 ドラゴンボール絶好調に。ドラクエ漫画『ダイの大冒険』(三条睦・稲田浩司)連載開始。富樫義博も登場。
このころから小説・ビデオ・ゲームなどジャンプのマルチメディアに力をいれていくようになる。
500 年号が昭和から平成に/ベルリンの壁崩壊/健康ブームが起きる/手塚治虫死去

90年代のジャンプ

1990 後の超大ヒット作『スラムダンク』(井上雄彦)『幽遊白書』(富樫義博)の連載がスタートする。『電影少女』(桂正和)、『タルる〜ト君』(江川達也)がヒットしはじめる。このころからかつての看板作品、大御所作家が次々と入れ替わる。大躍進の起爆剤となる。
編集部は神保町の集英社新社屋に移転。
定価190円に。
530 ゴルバチョフ書記長が大統領に/日本人初の宇宙飛行士秋山さん登場
1991 『電影少女』が実写映画化、『ドラゴンクエスト』がアニメ化。この年、日本GPが開催されたこともありマクラーレンホンダのスポンサーになるなどF1に力がはいっている。ついに600万部の大台に乗る。 620 湾岸戦争勃発/アウンサンスーチー女史がノーベル平和賞受賞
1992 『幽遊白書』アニメ化、『スラムダンク』のヒット、バスケブームに火がつく。このふたつと『ドラゴンボール』『ドラゴンクエスト』で大いに盛り上がった。この4本はジャンプの屋台骨と呼ばれ、ジャンプ人気を揺るぎないものにしていたと見られる。 622 毛利衛さんのスペースシャトル打ち上げ成功
1993 『スラムダンク』『ターちゃん』アニメ化。
『NINKU』『ぬ〜べ〜』『王様はロバ』など今後のジャンプの牽引力になっていく連載が一気にスタートする。
創刊25周年記念「ジャンプマルチワールド」開催
630 皇太子御成婚/Jリーグ開幕
1994 『スラムダンク』絶好調。『幽遊白書』の突然の連載終了。
『ラッキーマン』(ガモウひろし)アニメ化。『るろうに剣心』(和月伸宏)連載開始。富樫の穴を埋める。
編集長が後藤広喜氏から堀江信彦氏に変る。
640 リレハンメル冬季五輪開催/アイルトンセナ選手事故死
1995 年の真ん中25号でジャンプの看板作品『ドラゴンボール』連載終了。ジャンプ終焉の予感が漂う。
最終号52号で『すごいよマサルさん』(うすた京介)が連載開始。ジャンプにおける新しいギャグ漫画の境地を作る。
そしてこの年がジャンプの絶頂期となる。
編集長が根岸忠氏に代る。
653 阪神大震災起こる/地下鉄サリン事件発生/ウィンドウズ95発売される
1996 27号で『スラムダンク』連載終了。ここでジャンプの栄光の歴史に完全に終止符が打たれる。
『マキバオー』『ぬ〜べ〜』『こち亀』アニメ化。
だがもうこのころにはアニメ化による本誌への吸引力は弱まっていた。
『幕張』(木多康昭)『遊戯王』(高橋和希)連載開始。
定価200円に。
編集長が鳥嶋和彦氏に代る。
500 アトランタ五輪開催/ペルー日本大使公邸ゲリラ/渥美清死去
1997 33号から『たけし』(島袋光年)、34号から『ワンピース』(尾田栄一郎)など巻き返しのための新人を起用。今後の大きな戦力となる。
赤マルジャンプ創刊。
430 消費税5%に引き上げ/中国に香港返還 /ダイアナ元妃パリで事故死
1998 『ハンターハンター』(富樫義博)『ルーキーズ』(森田まさのり)連載開始。徐々に立て直しが進んでいく。
ジャンプ公式WEBサイト「POP WEB JUMP」開設
タイトルロゴが変る。
420 郵便番号7桁に/ランスワールドカップに日本代表出場/和歌山カレー事件/ウィンドウズ98発売
1999 『ヒカルの碁』(ほったゆみ・小畑健)連載開始
2000年ジャンプフェスタ開催。
e−ジャンプ発売。
398 インターネット爆発的普及/就職大氷河期に