| 「苔ない水槽を維持するには」と問われると簡単に答えは出せませんが,次の様に考えればよいのではないでしょうか。苔を育てるのか水草を育てるのか,水草を勝者にするのか苔を勝者に選ぶのか,決めているのは水槽の管理者という事になります。
苔を駆除する薬品が市販されてますが,苔よりも高等植物である水草に,より効果を発揮してしまいます。時系列で見れば苔のち水草と,その効果は苔が先行しますので,薬品投下後に大量換水を1・2週間続けるという高度なテクニックもありますが,大量換水を1・2週間続けるなら,薬品を使わずに換水頻度を上げたほうが得策です。
ではどうすれば水草を応援する事ができるのか。
1)苔に好ましい環境要素を排除する。
富栄養化しない。
長時間照明を当てない。
エビやオトシンの様な生物兵器を投入する。
換水をまめに行う。
物理的な駆除をまめに行う。=水槽をオープン化するとよい。
枯れ葉,ちぎれ藻を取り除く。=水槽をオープン化するとよい。
2)水草に好ましい環境要素を構築する。
高照度かつ短時間な照明。=インバーター化やメタハラ
CO2の強制添加。=大型ガスボンベの導入
栄養は極力底床から与え水中に放出させない。
根に好条件を与える。=消灯後のエアーレーション,底床ヒーター
水槽立ち上げ初期には比較的やさしい水草をスターティング・プランツとして大量に投入し,富栄養化した水槽内の養分を水草に吸収させます。2・3ヶ月エージングし,水ができあがったら好みの水草を使って全景を創作しましょう。某メーカーのカタログにある様に立ち上げ初期から全景を作り込む様なやりかたは写真に写すことを目的としたコンテスト用の創作アートです。エージングされた濾過系と,バックヤードに大量の水草を保有するプロにのみできる仕業でしょう。あれをそのまま実行しますと水の白濁に始まり全景の完成を待たずに苔まくったりします。 |