京阪奈ぶらり歴史散歩
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 平安貴族に思いを馳せて源氏物語の宇治を巡る
 
京阪電車の三室戸駅からでも、JR宇治駅からスタートしても2〜3時間で回れます。

平安貴族の優雅な生活を偲ばせる平等院と日本最古の神社建築の宇治上神社の二つの世界遺産が含まれる魅力的な場所です。

花の寺で知られる三室戸寺は、四季おりおりの花が楽しめますが、今回はちょうどツツジの季節・・・360度のツツジを愛でる事ができました。
三室戸寺のシャクナゲ
三室戸寺・三重塔 また、ここは、源氏物語の最後を締めくくる『宇治十帖』の舞台でもあり、物語に書かれた場所だと推定される地に古蹟としてに石碑が立っています。
その石碑を巡る旅としてこの地を訪れる源氏物語ファンも少なくありません。

宇治橋の三間に立って心地よい
平等院の藤
川風に吹かれ宇治茶に舌鼓・・・ゆっくりと流れる時を味わいましょう。
京阪:三室戸駅
1 手習いの碑
2 三室戸寺
3 頼政道
4 蜻蛉石
5 源氏物語ミュージアム
6 総角の碑
7 宇治上神社
8 早蕨の碑
9 宇治神社
10 恵心寺
11 興聖寺
12 朝霧橋
13 宿木の碑
14 平等院
15 県神社
16 橋姫神社
17 宇治橋
18 東屋観音
19 彼方神社
京阪:宇治駅
              番号をクリックすると写真にとびます
                                       2、三室戸寺
                           3、地蔵様と頼政道
 
                 
                  1、源氏物語・手習いの碑 
                          4、蜻蛉石
                   19、彼方神社 
               18、東屋観音
                         5、源氏物語ミュージアム
                                  6、源氏物語・総角の碑
                                  7、宇治上神社
                 17、宇治橋               8、源氏物語・早蕨の碑
                                 9、宇治神社
                         12、朝霧橋              11、興聖寺
                16、橋姫神社  14、平等院              10、恵心院
              
             県神社                 13、源氏物語・宿木の碑
             
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1源氏物語
   
手習いの碑

手習いの碑
入水した浮舟が助けられ、手習いをして気をまぎらわすという内容の『五十三帖・手習い』の舞台がこのあたりと指定されています。
2三室戸寺(拝観:500円) 三室戸寺・三重塔
美しいお庭の写真は、フォトアルバムへGo
8世紀の創建と伝えれれる三室戸寺は、西国三十三所・観音霊場第十番の札所として知られています。四季折々に花が咲く、花の寺としても有名です。 三室戸寺・本堂
3地蔵様頼政道
この小さなお地蔵様のある三叉路を曲がると頼政道と呼ばれる道。源平合戦の火蓋を切って宇治橋で平家と戦った源頼政ゆかりの道です。地蔵様
頼政道
●宇治橋の合戦については、ブログ:5月26日源頼政・平等院で自害で解説しています。
4蜻蛉(かげろう)
蜻蛉石
蜻蛉の古蹟
行方不明になった浮舟をめぐって家族や薫の右往左往する様子が書かれた『五十二帖・蜻蛉』その古蹟にある蜻蛉石は、自然石に阿弥陀如来が刻まれた物。
5宇治市
 
 源氏物語
  
ミュージアム
模型や展示で平安貴族の生活を紹介してくれます。
(入館:500円・月曜休)
6源氏物語
総角(あげまき)の碑
『四十七帖・総角』では、薫が、匂宮と中君のくっつけ作戦に没頭。うまくいけば、自分も中君の姉・大君とひっつこうと、姉妹の屋敷を訪れます。彼女たちの屋敷があったのが、このあたりの設定。
総角4の碑
宇治上神社・本殿 7宇治上神社
皇位争いで宇治にて自殺した悲運の皇子・菟道稚郎子(うじのわけいらつこ)と父の応神天皇、兄の仁徳天皇を祀る神社。写真の本殿は、神社建築としては、日本最古の平安後期の物で世界文化遺産に指定されています。
以前は、隣接の宇治神社と二社一体で、離宮上社(宇治神社は下社)と呼ばれていました。
8源氏物語
  
早蕨(さわらび)の碑早蕨の碑
『四十八帖・早蕨』では、薫が狙っていた大君が死んでしまい、嘆き悲しむ妹の中君の様子が描かれています。山の阿闍梨から慰めに『つくし』を送られたのはこのあたりか。
宇治神社
9宇治神社
宇治上神社に対して、離宮下社とよばれた宇治神社の本殿には、貴重な木製の狛犬が安置されています。
お神輿が登場
恵心院
10恵心院
入水した浮舟の命を救ったといわれる僧・恵心ゆかりのお寺です。だんだん源氏物語がフィクションだという事を忘れそうになってきました。
11興聖寺
興聖寺は、伏見は深草にあったお寺を、淀城主・永井尚政が、伏見城の遺材を使って慶安元年(1648)に再興しました。
興聖寺
茶筅塚
興聖寺前にある茶筅(ちゃせん)。毎年秋にお茶の供養が行われます。
真っ赤な欄干の朝霧橋を渡ると宇治川の橘島と塔の島にある宇治公園です。朝霧橋
12朝霧橋源氏物語モニュメント
源氏物語モニュメント
匂宮と浮舟の愛の語らいをイメージして造られました。
鵜飼い
宇治川では古くから鵜飼いが行われていました。
今では夏の風物詩です。
鵜

夏に向かって
スタンバイ中!
宇治川で屋形船も一興ですな〜。遊覧船は500円で周辺を廻ってくれます。
屋形船
塔の島には、シンボリックな十三重の石塔があります。 十三重石塔
朝霧橋
宿木の碑 13源氏物語
 
宿木(やどりぎ)の碑
『四十九帖・宿木』は、大君が死んで「やっぱ、中君にしときゃよかった」と匂宮から奪ってやろうとチョッカイを出していた薫の前に浮舟が登場!一目惚れしちゃって急遽浮舟にまっしぐら・・・の回です。
14平等院 (拝観:600円)
浄土院
浄土院
←平等院の境内にある浄土院は、明応年間(1490〜1500年頃)に、平等院の修復のために、開創したと伝えられています。

阿字池に姿を映す鳳凰堂は、まさに藤原一族が描いた浄土の世界です。↓
鳳凰堂
鳳凰堂(阿弥陀堂)
鳳凰堂・側面
あまり見ないアングルで撮影してみました。
この頃『お釈迦様が亡くなってから2千年が経つと、戦乱や不幸が続く末法の世になってしまう。1052年ががその末法第1年にあたる。』という末法思想が広まりました。
また、阿弥陀仏にすがって念仏を唱えれば極楽浄土に行ける、という浄土教が流行し、藤原頼道は1052年に、別荘を平等院と改め、地上の極楽を表現しようとしました。さすがの頼道も末法は怖かったか?

  平等院は藤が満開でした→
平等院・鳳凰堂前の藤
むくの木
むくの木
15(あがた)神社
県神社
木花開耶姫命(このはなさくやひめ)を祀る県神社、『あがた』とは、「神代の昔からの土地の主」という意味。

6月5日から6日未明にかけて行われる暗夜の奇祭・あがた祭には、全国から参拝者が集まるという。

境内にある樹齢500年の『むくの木』は宇治市の名木百選に選ばれています。
16橋姫神社
橋姫神社
『四十五帖・橋姫』は、宇治十帖の第一帖です。源氏物語の舞台が宇治に、移った事を、作者・紫式部は、この題名で表現しているようにも思います。薫が大君と出会い、出生の秘密を知るプロローグの帖です。
宇治の橋姫伝説
嵯峨天皇の時代(809〜823)ある嫉妬深い女が、夫が愛人を作ったのに怒り、貴船明神に祈願し、お告げ通り百日間宇治川に身を浸し、生きながらにして鬼になりました。そして憎い夫と愛人を取殺し、その後も男女を問わず取殺すので、橋姫として神社に祀ったという。
宇治の橋姫の伝説は平家物語に登場する伝説で、本当は平安時代以前から橋の守り神の事を橋姫と呼んでいました。昔の人は橋やトンネルは異世界と異世界を結ぶ出入り口で霊的なものが宿ると信じていました。橋姫神社は、もともと宇治橋の三の間にあった社をここに移した物で、水神の住吉さんと一緒に祀られています。
 関連ページ:平安京魔界マップ・橋姫神社もどうぞ
17宇治橋
宇治橋
宇治橋たもと
周りの景観を損なわないよう造られた宇治橋。宇治川は源平の古戦場でもあります。
紫式部 源氏物語の最後の最後は『五十四・夢浮橋(ゆめのうきはし)』行方不明になっていた浮舟を探し当て、会いたいと願う薫に、「不倫を犯したわたくしは、会えませぬ」と突っぱねる浮舟。華麗なる女性遍歴の末路は、悲恋に終わる・・・夢浮橋とは、宇治橋でしょう。
紫式部のモニュメント
宇治橋の三の間
橋の真ん中あたりにある出っ張りが三の間と呼ばれる所、橋姫神社の名残です。
三の間からの眺め
18東屋観音
東屋観音
鎌倉時代から東屋観音として親しまれている仏像は、匂宮が浮舟に惹かれていく『五十帖・東屋』の古蹟とされています。
19彼方神社
諏訪明神を祀る彼方神社は、『四十六帖・椎本(しいがもと)』の古蹟とされています。
薫の君が宇治八の宮のもとを訪れ、娘の大君に恋をする場面です。
この彼方神社と東屋観音からは、京阪・宇治駅は徒歩3分くらいの近さです。
彼方神社
足をのばせば・・・
萬福寺・開山堂 「大陸の香り漂う萬福寺をピンポイントで巡る」のページへGo

萬福寺の最寄駅・黄檗(おうばく)へは・・・

JR・宇治駅からJR奈良線で京都方面へ・・・、
京阪・三室戸駅から京阪宇治線で中書島方面へ・・・

どちらも、一駅です。
源氏物語・宇治十帖
源氏物語は五十四帖ありますが、主人公の光源氏が亡くなった後、息子の薫の君を主人公にして、舞台は宇治に移ります。
この最後の部分の十帖を『宇治・十帖』と呼んでいます。

は、光源氏の息子として育てられますが、実は奥さんの女三宮柏木からのレイプまがいの火遊びで生まれた子供です。

が成長し出生の秘密を知り、大君中君との恋の後、大君にそっくりの異母姉妹浮舟との恋に落ちますが、光源氏の孫で親友でもある匂宮に奪われてしまいます。

匂宮との三角関係に悩んだ浮舟は宇治川で入水自殺を計ります。しかし、死にそこねて僧に助けられた浮舟は、記憶をなくしたふりをして出家します。

やがて、浮舟を探し出し、会いたいと手紙を出しますが、浮舟は決して合おうとしません。
源氏物語 宇治・十帖の古蹟を物語の順なら・・・
宇治 源氏物語 地図の番号
一帖 四十五帖 橋姫 16橋姫神社
二帖 四十六帖 椎本 19彼方神社
三帖 四十七帖 総角 6総角の碑
四帖 四十八帖 早蕨 8早蕨の碑
五帖 四十九帖 宿木 13宿木の碑
六帖 五十帖 東屋 18東屋観音
七帖 五十一帖 浮舟 2三室戸寺・境内
八帖 五十二帖 蜻蛉 4蜻蛉石
九帖 五十三帖 手習い 1手習いの碑
十帖 五十四帖 夢浮橋 17宇治橋横
もっとくわしく宇治十帖を知りたいかたは・・・
『宇治十帖・昼ドラ劇場』へGo


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