展示室 レストア工房 リンク 掲示板 当サイトについて

バブルラジカセ博物館レストア工房>RX-DT8のレストア

RX-DT8のレストア

 

無断転載は固くお断りいたします。
当サイトのご利用にあたっては、
「当サイトについて」を必ずご一読いただきますようお願いいたします。

 

今回は、バックライトに小細工をしてみることに。

 

警告! 重要事項です。必ずお読みになり、ご理解のうえでご覧ください。

ここでは、管理人自身による機器の分解の様子を紹介していますが、
本来ならば電化製品の分解など、素人である自分自身の手で行うべきではありません。
ここで紹介している内容は、管理人もそれを承知の上で自己責任で行っているものです。
安全・確実に機器を修理したいのであれば、まずは電器店やメーカーに相談してみるべきです。
ただし、一度自分で分解してしまったものは、電器店やメーカーによるサポートは受けられません。

くれぐれも、電器店やメーカーに迷惑をかけるような行為は慎んでください。

素人による作業なので、一歩誤ると怪我・火災等が発生したり、大切なラジカセを復帰不能たらしめてしまったりする可能性があります。
もし怪我や火災等が発生しても、ラジカセが復帰不能となってしまっても、それは他でもない、分解した本人の責任です。
怪我や火災等がもし発生した場合、あなたのご家族、その他の方々にも多大な迷惑をかけることになります。

また、機器の分解によってあなたのもとに発生したいかなる事象に対しても、当方は一切責任を負うことはできません。

作業を行なう場合は、これらのことを十分ご理解いただき、安全には十二分に配慮して慎重な作業を心がけてください。
このコーナーは、これらのことをご理解いただけることを前提とした上で、分解作業や内部構造の参考にしていただければと設けています。

 

筐体は、前部・後部・天板と大きく3つに分かれます。

ハンドルの固定ビスも、筐体後部との共締めにより筐体前部に固定されています。

カセットデッキは、あらかじめ開けておきましょう。
構造上、閉じたまま無理やりおこなうと、蓋をロックする爪を破損してしまいます。

分離の前に、カセットデッキを開けておくとともに、このつまみも外しておきます。
紛失しないように注意が必要。
前部の裏側です。

この写真では実感しにくいですが、とにかくデカイんです、これが…。

「一応」3ウェイ。しかしツィーターはまともな仕事をしてくれているのかどうか…。

それに対しウーファーは逞しい。

隙間から埃の侵入しやすい天板のボタンの内部には、埃よけのフェルトが敷かれています。
この辺り、バブル機ならではの配慮です。

レベルメーターのLEDが右上がりに並んでいます。

正面側から。

スピーカーボックスは、もちろん左右独立のバスレフ構造。ポートは前面の下部にあります。
右側ボックス内にあるのが電源トランス。

例によってこの機種も、センターのユニットは一体となり、丸ごとすっぽり抜けてくれます。

電源部にあるコネクター。

センター部は、筐体に固定している4本のビスを外し、
このコネクターと、後部のアンテナ接続部のコネクターを抜くだけで抜き出せます。

この世代から、松下のラジカセの整備性はぐんぐんよくなっていきます。

けっこう埃がたまってる…。
さて、外したセンターユニットをさらに分解していきましょう。
天板のボタンはこのようにまとまっています。先述のフェルトは除去した状態。
掃除機で埃を取り除きながら進めて行きましょう。タクトスイッチがズラーリ。
ボリュームのダイヤルにあるLEDへの配線。細いので簡単に断線してしまいそう…。
音質のつまみと音量のつまみは同一の台座に取り付けられています。

これを外すと…

その下このような状態。

音量つまみは、ウォームギア2連で駆動。

上から。白い部分は液晶のユニット。

バックライトは、電球を2個使っています。

電球には緑色のキャップをかぶせてあります。

どうもピンボケの写真が多くて申し訳ないデス…。

手で持っているのは、先ほど見たボリュームなどがある基盤と、
右側のチューナー基盤、そしてアンプがある下部の基盤を連結している基盤。

このようにコネクターを差し込むだけで簡単に着脱が可能。

チューナー基盤の拡大。
電源トランスも筐体から外して洗浄。しかしこの巨体を洗うには洗面台は狭い…。

今回は乾くまで待ちきれないので、軽く水分を飛ばして、残りは拭いて仕上げました。

さて、CDプレーヤーとその右の基盤を接続しているコネクター。
ここに指を引っ掛けて持ち上げれば、簡単に外れます。
CDプレーヤーを残し、右側の基盤を外した状態。
外した基盤は、正面の液晶やリモコンセンサーなども一体になっています。

レベルメーターは、操作キーのタクトスイッチのある一番上の基盤についています。

CDドライブ。
駆動部のウォームギアをグリスアップ。私はレンズの清掃とともにこれも欠かさず行っています。

田宮模型の「セラミックグリス」が、使いやすくいい感じ。
モリブデングリスというのもありますが、なんでもあれには発がん性物質が含まれているのだとか。

念のため、コンデンサの劣化がないかチェックしておいたほうがいいかも。
レンズも、綿棒で慎重にクリーニングしておきましょう。
今回は、湿式CDレンズクリーナーのクリーニング液を使ってみます。
次に、カセットデッキ部を外してみましょう。
外したカセットデッキ。
その裏側。モーターは左右それぞれに奢られてます。
センターユニット、残るはアンプ基盤のみ。
正面に向かって右の側面。基盤の左右がこのように爪で引っ掛けてあります。
右端に見える黒いケーブルの束は、スピーカーへ向かっています。
先ほどの左右の爪と、放熱板の中央にあるこのビスを外すとアンプ基盤が外れ、
樹脂製の白い骨組みだけの状態になります。
これですべて外したことなります。
いわばこれがDT8の「背骨」。
放熱板は、取扱いに気をつけないと手を切ってしまいそう。
ここまでの部分で使用されているビスは、この3種類。
内部の基盤類の固定にはすべて同じビスが用いられていました。

種類を覚える必要がない反面、どこに何個使うかをしっかり覚えておかないと、
後でビスの過不足が発生することにもなりそうです。

この部分も、隙間から埃が侵入しやすいようです。
音量つまみの駆動部。ここもグリスアップしておきました。
今回は、ちょっとバックライトを弄ってみることに。オレンジ色に光るようにしてみようかな…と。
電球にかぶさっている緑色のキャップの根元部分を、ニッパーでパチンと切断。
プラモデル用の「クリアーオレンジ」を使って電球に着色してみます。
用途の中にガラスも含まれていたので大丈夫…でしょう。

点灯するとかなり発熱するので、耐久性がいかがなものか、いささか不安はあるけれど…。

まずは、ディスプレイ奥に取り付けるためのこの部分を電球にはめ込みます。
もしものときのために、電球にかぶさる部分も捨てずに保存しておきましょう。
筆でチョンチョンと着色。
塗料が乾いたら、元どおりにはめ込む。
さあ、清掃を済ませたパーツを組み立てていきます。

音質調整のつまみは、その下の可変抵抗と位置が合わせやすいように、
両者を写真のように一番左に寄せて組んでみました。

こんな感じ。
ひとつひとつのタクトスイッチの横に、そのボタンが受け持つ機能が記されています。

そしてその横にはそれぞれ異なる「抵抗」が。
この抵抗の値の違いによって、どのボタンが押されたのかを判別させているということでしょう。

リモコンセンサーや、S-XBSなどのボタンが集まるユニット。
背骨に取り付ける際、この位置に先ほどの基盤と共締め。
元どおりに、アンプ基盤、チューナー、そして上部の各パーツを取り付けていきます。
そして最後に、背面のこの部分。このスペーサーをかませてから…
上部基盤と下部基盤、チューナー基盤を結合する基盤を取り付けます。
後ろから見たところ。すべて取り付け完了!
正面のカセットデッキも取り付け完了。
元どおりになったセンター部を、きれいになった筐体にゆっくりとはめ込んでいきます。
何度か引っ掛かりがあったものの、気持ちよく収まってくれたセンター部。
電源部。これだけでも相当の重さ。
元どおり右側のスピーカーボックスへ。
先にばらしてしまっていたDT707も、早くしてくれよとばかり待ち構えています…。
後部はおおむね完成。
簡単な動作確認を行ってみましょう。
バックライト…よし!
いい感じで点灯してくれました。
アンテナのコネクターも忘れずに接続を。
後ろにあるので忘れがち。え?私だけ?
カセットデッキは操作部が前部にあるため、前部を仮接続して、
デッキにカセットをはめ込んで試運転してみます。
OK!問題ないようです。

スピーカーからもちゃんと音は出ています。
でもこの状態だと音はスカスカ。

天板を取り付けて、CDも試運転。こちらも問題なし。
ということで、今度はカセットホルダー、スピーカーなどがある前部を触ってみます。

外したカセットホルダー。

上部の開ボタンを固定しているビスはやや短く、
下部のホルダーを固定しているビスはやや長いもの。
スピーカーを外していきます。
ツィーターは、このようなスポンジの両面テープのようなもので固定されています。
劣化しているためか、パリッと簡単にめくれてくれました。
スピーカーとカセットホルダーを外した状態。

この状態で、筐体を水洗い。スピーカーネットの内側の埃は、
ウーファーの取り付け部から手を突っ込んで、ウエスできれいにふき取ってやりました。
水洗いだけでは、この部分に溜まった埃は完全には取れません。

別パーツのバスレフダクト。
カセットホルダーをさらに分解していきます。
バネの作用で常に開こうとするので、作業は少しやりにくいですが…。
掃除機のブラシが届かないので、ウエスで清掃。
ホルダーは左右別々の構造。操作パネルをはめ込んで…
左右を連結させる仕組み。
スピーカーのユニットも、かなり埃が付着しています。
軽く掃除機をかけてから、ウエスで仕上げ。あまり力を入れないように。

濡らすのもあまりよくないでしょう。

スピーカーを取り付けます。
ツィーターは、接着剤で固定してしまいました。
こういった穴の中に水分が残っていることがあります。
ティッシュをよじったものを差し込んで、吸収させて除去。
この基盤を取り付けてから、カセットホルダーを装着。
イジェクトボタンも元どおり組立て。スプリングを引っ掛けておくのを忘れずに。

グリスが付着していてベトベト…

そして前後の筐体を合体させて、ビス留めの前に最後の動作試験を。

…OKです。
よし、完成させてしまいましょう。

REC LEVELつまみをはめて、
ハンドルとアンテナも取り付けて…
出来上がり!
オレンジというのは夏には少し暑苦しいか。

夏はDT9、冬はDT8と使い分けることにしますか…?

 

レストア工房へ戻る

トップへ戻る

Copyright(c) “バブルラジカセ博物館” .All rights reserved.