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RX-DT901のレストア

 

無断転載は固くお断りいたします。
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スラリと美しい、流線型のDT901。
今回は、塗装とスピーカーネット張替えに挑戦してみました。

 

警告! 重要事項です。必ずお読みになり、ご理解のうえでご覧ください。

ここでは、管理人自身による機器の分解の様子を紹介していますが、
本来ならば電化製品の分解など、素人である自分自身の手で行うべきではありません。
ここで紹介している内容は、管理人もそれを承知の上で自己責任で行っているものです。
安全・確実に機器を修理したいのであれば、まずは電器店やメーカーに相談してみるべきです。
ただし、一度自分で分解してしまったものは、電器店やメーカーによるサポートは受けられません。

くれぐれも、電器店やメーカーに迷惑をかけるような行為は慎んでください。

素人による作業なので、一歩誤ると怪我・火災等が発生したり、大切なラジカセを復帰不能たらしめてしまったりする可能性があります。
もし怪我や火災等が発生しても、ラジカセが復帰不能となってしまっても、それは他でもない、分解した本人の責任です。
怪我や火災等がもし発生した場合、あなたのご家族、その他の方々にも多大な迷惑をかけることになります。

また、機器の分解によってあなたのもとに発生したいかなる事象に対しても、当方は一切責任を負うことはできません。

作業を行なう場合は、これらのことを十分ご理解いただき、安全には十二分に配慮して慎重な作業を心がけてください。
このコーナーは、これらのことをご理解いただけることを前提とした上で、分解作業や内部構造の参考にしていただければと設けています。

 

2台目に入手したDT901。

とても程度の良かった1台目と比較すると、ネットがなにやら黒ずんでいます。
それになんだかシミまで。筐体の傷も多いし。

そして一番気になるのがこれ。

どうもタバコの火を当てられ、溶けたような感じ。
あまり大きくはないとはいえ、やっぱり気になるなあ。

今回は、このネットを張替え、筐体を塗装してみようと思います。
カラーは、田宮模型の「ライトガンメタル」をチョイス。
分解の様子。

内部の組み立ては主に、はめ込みとビス留めとなっており、分解が非常に容易。

これなら修理屋さんにとっても、大変重宝するのではないでしょうか。
その良心的なつくりに、感心せずにはいられません。

スピーカーのネットも、ビスを外すと間単に取れます。
ドクロのような不気味な姿をしています。
筐体は、中央部と左右のスピーカーボックス、計3つの空間から成り、
それぞれの空間は仕切りで完全に遮断されています。

中央部に内蔵されたメカや基盤は、このようにひとまとまりのユニットとなって
スポッと抜き取ることができます。

ただ、CDドライブはこのユニットに固定されておらず、脱落してしまうので
気をつけましょう。
これはパナのフロントローディング機の共通事項。

全ての部品取り外し完了!
洗剤とスポンジとシャワーで洗浄。
ネットの除去。

ふちで接着されているだけなので、一部に切り込みを入れてやれば
あとはペリペリと簡単に剥ぐことができます。

手で簡単に剥がれていくネット。
剥ぎ取ったネット、そして骨組みとロゴ。

ロゴは、ロゴの裏の凸部をネットを貫通して骨組みにはめ込んで
接着されていたので、簡単に外れませんでした。
凸部をカッターで切り取ってしまいました。

そしてこれ。このTシャツをカットし、ネットとして貼り付けることに。

使い古しのシャツがあればよかったのですが、見当たらないので
安いTシャツを購入してみました。

伸縮性があるので、曲面にもなじんでくれるはず。

Tシャツをあてがってみます。

繊維が水平に、まっすぐになるように気をつけます。
曲がっていたらちょっとかっこ悪いから。

接着剤を塗布して貼り付け、洗濯ばさみで仮留め。
たるみが発生しないよう、少し引っ張り気味に張るのがいいようです。

まず左右両端のみ接着し、この状態でしばらく放置。

筐体の塗装も同時進行。

塗装の前に、下地にサーフェイサーを吹き付けます。

塗料の食いつきを向上させ、きれいな発色が得られます。
特に今回のように、暗い色の下地にそれより明るい色を塗装する場合には必須。

左右が固まってきたので、今度は上側を接着してみます。

この辺りは形が複雑だし、Tシャツの繊維がきれいなカーブを描くように、
慎重な作業が必要。

接着剤が乾くまでは洗濯ばさみでしっかり仮留め。

いよいよ塗装です。

塗装はベランダで行いますが、この日は天候がイマイチで、半乾きの筐体に
いつの間にか雨粒が…。

ブツブツができてしまった筐体を、ブツブツいいながら(寒)サンドペーパーで
磨いてやり直し。

間違っても、屋内で塗装などしてはいけません。当たり前ですが。

塗装は、一気に厚く塗ろうとせず、薄く何度かに分けて行うのがポイント。
厚く塗ろうとすると、乾くのが遅く逆に時間がかかるし、
乾く前に必ず塗料が垂れ始め、面倒なことになります。

CDドライブ。

これも分解して清掃してやりましょう。

私はいつも、レンズの清掃とピックアップ移動の駆動部へのグリスアップは
欠かしません。

レンズの清掃には、こんなものを綿棒に染み込ませて使ってみました。
アルコールや、CDレンズクリーナーの液もいいでしょう。
慎重にシコシコシコ…
綿棒の反対側の、液を染み込ませていないほうで仕上げ。

300本入りの綿棒が105円で買えるのだから、安いもの。

クランバー(CDを上から押さえる部品)。

パナのCDラジカセでは、これに貼り付けられているウレタンが劣化し、
CDに張り付いてしまって、そのためにフロントローディング機の場合は
CDを中に収めたまま開くことができなくなってしまう症状が見られます。

この個体では、まだ大丈夫なようですが。

他の部分も、清掃を兼ねて観察していきましょう。

例の一体になって出てくるユニットの上部。
ここはカセットデッキを外した跡。

カセットデッキも、写真の右上に見える茶色のコネクターを介して
接続されているだけなので、ここにはめ込んでビスで固定するだけでOK。

左上に見えるはチューナー基盤も、コネクターを差し込んでビス止めするだけでOK。

まさに接着剤不要、はめ込み式のスナップキット。

カセットデッキの裏側。
左右のデッキ、それぞれにモーターがおごられています。

これにより、片方で再生しながらもう片方で早巻き、といった具合に
左右を別々に動かすことが可能なのが便利。

本機の最大の特徴たるサイバートップ。

こいつが埃が溜まりやすいんだな…。
掃除機とウエスで、丁寧に掃除してやりましょう。

サイバートップの駆動部分。
この丸い部分を押さえると、サイバートップを引っ掛ける爪が外れ、
ゴソッと丸ごと外すことができます。
2ウェイスピーカーユニット。

ミッドハイ(中・高音用)ユニットは、テレビのスピーカーのような長丸のものが
縦に取り付けられています。

幅を少しでも押さえるための工夫でしょうか。

ハンドル。

握りの部分は、塗装剥げを懸念して塗装は控えました。
塗料をケチったわけでも、手抜きをしたわけでもありません。はい。

おっ、ネットも完成が近づいてきましたぜ。
余計なはみ出しは切り取ってしまいます。
完成!
裏側。
この部分は、正面のパネルやメニューコントロールキーに合わせ、
黒く塗ってみました。ここがシルバーのままだとちょっとかっこ悪いですから。

ラッカーにラッカーを塗り重ねると、下の色が侵されるので、
このような場合は水性塗料がいいでしょう。

(ピンボケ失礼!背景にピントが合ってしまいました。)

ミッドハイの裏側に取り付けられ、ウーファーとミッドハイを縁切りする
エンクロージャー。

分解中はビス入れに…。

左右のスピーカーボックスは、定番のバスレフ型。
背面にもバスレフポートが。
一見ただの筒でも、やはり計算によるものでしょうか。
電池室の端子。
分解時、なぜか外すことができなかったので、こいつだけはマスキングして塗装。
こちらの端子は、爪だけで簡単に外せました。

塗装の仕上がった筐体に、次々と部品をはめ込んでいきましょう。

アンテナ。

どのラジカセでもここだけは大体同じつくりなんだなあ。

だんだん形になってきました。

ちょいとここいらで試運転をしてみるとしましょう。

OK。全く問題なし…といいたいところですが、バックライトがやや暗いでしょうか。
自慢のスピーカーネット、もう一度ご覧に入れましょう。
ちなみに、接着には、この接着剤を使ってみました。
速乾性で、なかなか使いやすいです。
おっと、ここにPanasonicロゴをつけなきゃいけないじゃないか。
先述のように、裏の凸部をカットしてしまったので裏はまっ平ら。
両面テープで貼り付けることに。
はさみでカットして…
ペタリ。まあこれでいいか。
元のように骨組みに接着されていないのでちょっと動くけど。

車のロゴを外す人がいるように、なしにしてしまってもよかったでしょうか。

さあ、いよいよ本体に取り付けましょう。
ネットは、このエンクロージャーと共締めになっている箇所があります。
これで前部は完成。
ここのコネクターも、前部と後部の着脱を容易な作業にしてくれています。

前部と後部を合わせるだけで、同時にスピーカーの接続もしたことになります。

CDトレーの化粧パネルをはめて…
完成!!
もう1台のノーマルDT901と並べてみました。どうでしょうか。
スピーカーネットも、きれいに仕上がって満足。

音響上、多少の影響があるのかも知れないとも思ったのですが、
私の耳で判別できるような差は生じませんでした。
元々、比較的おとなしい音質だったからというのもあるでしょうか。

シルバーとブラックの筐体に青いバックライト…いいんでないかい!?

こいつは私だけのDT901、一生の宝物として大切にしていきましょう。

 

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