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RX-ES30のレストア

 

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これはバブカセではないのですが…。
この個体を愛用している親父が「録音したときに、前の音が消去されない」とのこと。
テストしてみましたが、特に異常はなし。

さて、いったい何が悪かったのか??

まあいい機会なので、デフレ機であるこの個体を借りてきて、中を覗いてみることにしました。
今回はあまり写真も撮っておらず短編ですが、バブカセとの比較ということで載せてみました。

 

警告! 重要事項です。必ずお読みになり、ご理解のうえでご覧ください。

ここでは、管理人自身による機器の分解の様子を紹介していますが、
本来ならば電化製品の分解など、素人である自分自身の手で行うべきではありません。
ここで紹介している内容は、管理人もそれを承知の上で自己責任で行っているものです。
安全・確実に機器を修理したいのであれば、まずは電器店やメーカーに相談してみるべきです。
ただし、一度自分で分解してしまったものは、電器店やメーカーによるサポートは受けられません。

くれぐれも、電器店やメーカーに迷惑をかけるような行為は慎んでください。

素人による作業なので、一歩誤ると怪我・火災等が発生したり、大切なラジカセを復帰不能たらしめてしまったりする可能性があります。
もし怪我や火災等が発生しても、ラジカセが復帰不能となってしまっても、それは他でもない、分解した本人の責任です。
怪我や火災等がもし発生した場合、あなたのご家族、その他の方々にも多大な迷惑をかけることになります。

また、機器の分解によってあなたのもとに発生したいかなる事象に対しても、当方は一切責任を負うことはできません。

作業を行なう場合は、これらのことを十分ご理解いただき、安全には十二分に配慮して慎重な作業を心がけてください。
このコーナーは、これらのことをご理解いただけることを前提とした上で、分解作業や内部構造の参考にしていただければと設けています。

 

'99年発売。
ED707やED50が既に発売されていましたが、確かこの機種、販売期間はそう長くなかったと思います。

機能としては、AUXやドルビーがないくらいで、あとはこれといった不満のない充実したものです。

液晶が小さすぎるのが欠点でしょうか。
液晶に表示される細かい文字や記号は、目を近づけないと見えません。

普通、ラジカセの筐体といえば前後に分かれているものですが、
これは上下に分かれています。ED50やED77/ED75などもそうですね。

写真は、上下に分割した上側を逆さまに置いた様子。
スピーカーユニットは上向きに取り付けられ、
ディフューザーで音を正面と側方に拡散させる仕組み。

出力は10W+10Wとバブカセ並みのハイパワーですが、
この独特の構造によるスピーカーボックスの容量不足からか、低音の再生能力が今ひとつです。
上級機のED707などに、わざわざ「エアロブーストスーパーウーハー」が装備されているのは、
その点をカバーするためでしょうか?

スピーカーユニットの手前に筒のようなものが見えますが、
こちらは実際はふさがっており、ポートとしては機能しません。
実際のポートは後ほど紹介します。

左下にぶら下がっている小さな基盤には、CDドライブの開閉を感知するスイッチが付いています。

CDドライブはいつもの電動ではなく、なんとバネ仕掛けで開きます。

ディスクが張り付くという弱点のあったクランバーは、それまでのウレタンから
フェルトのような材質に変更されていました。これなら安心です。

コストダウンが進んでいるとはいえ、弱点だった部分はちゃんと改善されているのですね。
カセットデッキも、'95年以降のRX-ED/ES系ではリーフの接触不良が見られなくなりましたし。
(劣化しやすいベルトはいただけませんが。)

ユニットの口径は8cmです。それにしてもユニットが上を向いているせいで埃が…

っていうか…

ちょ…ちょっとなんですか?これ。
もしかして、ウ レ タ ン エ ッ ジ !?

いや、もしかしてではなく、本当にウレタンエッジのようです。この年代の機種としては異例です。
そういえばED55もそうでしたっけ。ED50はナイロンのエッジですが。

カセットデッキは、カチャカチャと音を立てて開く、ED/ES系独自のもの。
ただし、TPS、ハイポジ録再・メタル再生など機能は十分。

録音時に前の音が残る症状は、何度録音テストを行ってみても現れなかったため、
結局ヘッドとピンチローラーの清掃を行い、埃を除去するだけで元の場所へ。

こちらは底面。

本機も、セパレーターを持つ左右独立構造です。
右側スピーカーボックス内にトランスが配置されています。

操作キーとジョグダイヤル。
白い樹脂にこのような塗装が施されたものです。

塗装がしっかりしているのか、はたまた使い方が丁寧なのか、
塗装のはげもなく、全くもって綺麗なままでした。

弱点であるデッキのベルトは、この個体ではまだまだいけそうです。
やはり適度に使ってやることが大切なようです。
メイン基盤です。
アンプ・チューナー・表示部…この一枚にまとめられています。
バックライトの光源はこのようなもの。
チューブランプを、青色のトンネル状のカバーで覆ってあります。中央に1個だけ。

このためバックライトの照度にややムラがあり、左右より中央が少し明るいです。
ED50などはどうなっているのでしょうか。

メイン基盤の中央が丸くくり抜かれ、デッキのモーターが頭を出しています。

デッキのモーターは、このメイン基盤に直接ハンダ付けされています。
しかもそのケーブルが異様に短く、作業が難しい…。

当然そのままではメイン基盤が外せないので、基盤とモーターを離しています。

メンテを考慮して、コネクターを介してほしかったところです。

デッキの下に見えるのは、操作キーのタクトスイッチが並んでいる基盤です。

この機種の主な基盤は、この基盤とメイン基盤のたった2枚。
恐るべき合理化です。

バスレフポートは別パーツです。
見た目はいいんですけどねぇ…。
清掃後の写真です。
あとはメイン基盤をこの上にかぶせます。

メイン基盤を取り付けた状態は上の写真を参照してください。

本当は基盤の裏側からハンダ付けされていましたが、極めて作業性が悪いので
復旧の際はこちら側からハンダ付けしてしまいました。
CDドライブは、このように配置されています。
例の如く、固定されていませんので脱落に注意します。

(実際の組み立ての際には、メイン基盤との接続が必要です。)

最後に化粧板を取り付けて完成です。
構造は、バブカセと比較するとものすごく簡略化されています。

多くのパーツを、整備性を考慮して組み合わせられているDT901等々も素晴らしいですが、
機能は充実させながら、ここまでシンプルな構造にまとめ上げるというのも、
またバブカセとは違う意味で凄いことでは?

 

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