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バブルラジカセ博物館レストア工房>RX-FD75のレストア−その1

RX-FD75のレストア 前編

 

無断転載は固くお断りいたします。
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RX-DT系の先祖、その中でも上級機に当たるRX-FD75を今回いじってみます。
ウレタンのスピーカーエッジはもう完全に朽ち果ててしまっています。うまく修理ができればいいのですが。

今回は長くなりそうなので、まずは前編から公開することにしました。

 

警告! 重要事項です。必ずお読みになり、ご理解のうえでご覧ください。

ここでは、管理人自身による機器の分解の様子を紹介していますが、
本来ならば電化製品の分解など、素人である自分自身の手で行うべきではありません。
ここで紹介している内容は、管理人もそれを承知の上で自己責任で行っているものです。
安全・確実に機器を修理したいのであれば、まずは電器店やメーカーに相談してみるべきです。
ただし、一度自分で分解してしまったものは、電器店やメーカーによるサポートは受けられません。

くれぐれも、電器店やメーカーに迷惑をかけるような行為は慎んでください。

素人による作業なので、一歩誤ると怪我・火災等が発生したり、大切なラジカセを復帰不能たらしめてしまったりする可能性があります。
もし怪我や火災等が発生しても、ラジカセが復帰不能となってしまっても、それは他でもない、分解した本人の責任です。
怪我や火災等がもし発生した場合、あなたのご家族、その他の方々にも多大な迷惑をかけることになります。

また、機器の分解によってあなたのもとに発生したいかなる事象に対しても、当方は一切責任を負うことはできません。

作業を行なう場合は、これらのことを十分ご理解いただき、安全には十二分に配慮して慎重な作業を心がけてください。
このコーナーは、これらのことをご理解いただけることを前提とした上で、分解作業や内部構造の参考にしていただければと設けています。

 

素晴らしいまとまりを見せるRX-DT系のバブカセ。

今回は、それらの祖先となるFD系の機種です。
いつものラクラク分解・組み立てのラジカセに慣れてしまっているこの手で…
果たしてうまくFD75を復活させることができるのでしょうか。

まずは、カセットデッキの蓋を開いておくのを忘れずに。

早速、ウジャウジャとおびただしい数のケーブルが…。
いや〜な予感がしてきました。
カセットデッキ操作部、レベルメーター部、タイマー部、そしてスピーカーへ向かいます。
それぞれコネクターのサイズが異なるので、ここでは少なくとも挿し間違いの
心配はありません。

後々、味わうことになりますが、ここに限らずこのようなコネクターとケーブルによる
接続が多く見られます。

マジックで印をしておくなどしないと、後でどうしようもなくなってしまうぞ、こりゃ。
DT901やDT909が恋しい…。

メイン基盤とカセットデッキをつなぐケーブル。
白いコネクターの頭を押さえてやれば、簡単に引っこ抜けてくれます。
おし、カセットデッキが外れました。デッキは筐体に直付け。
その奥に見えるメイン基盤は、はめ込まれているだけで特に固定はされていません。
バスレフスピーカーボックス。ここに電源部が配置されます。
天板を外します。
チューニングダイヤルを引き抜くと、ビスが隠れています。
アンテナ取り付けビスは、カバーで覆われています。
丁寧な造り込みです。
天板が外れました。
CDドライブとCD操作部は、天板に取り付けられています。
その裏側の様子。
それに対し右側の操作部やチューナー部は、筐体側に付きます。
下にチラリと見えるのが、カセットデッキの奥にあった基盤を引き出したもの。
操作部の台座を外したところ。
全て外し終え、抜け殻だけになりました。
あとは、電池の端子だけです…が、
ダメだこりゃ…もうボロボロ。
液漏れの影響を受けているようです。
とりあえず、使い物にならないので除去。
入手しておいた、部品取り用DT60のものが使えるのではないでしょうか。
その他の端子は、若干錆が見られるもののまだ使えなくもないようです。
そのまま使うことに。
そして最大の患部、スピーカーを外してみましょう。
セロテープ?ちょっと汚いなあ。
スピーカーユニット。エッジが痛々しいです。
ツィーターは、5系などに見られる安っぽいものよりかなりマシなもののようです。
軽く触れただけで、パラパラといともたやすく崩壊するエッジ。
掃除機で除去してしまいます。
劣化したウレタンはベトつくので、本当は何か敷いての作業をお勧めします。
失ったエッジを修復しなければならないのは言うまでもなく。
今回は、厚さ0.5mmのゴムシートを試してみることに。

伸縮性があり、加工もしやすそうなので、前々から準備していたものです。

そういえば、パイオニアのミニコンポに一時期ついていた、
「A-JETスピーカー」って、どんな構造だったんだろ。

ユニットは12cm、ということは…CDをあてがってみましょう。
CDの外径は、実際のユニットの外径より若干大きい程度で、
膨らみをつける必要があるのでこれぐらいがちょうどいいのではないでしょうか。
CDの外周に合わせ、罫書きを。
内径は、このスプレー缶を利用してみました。
チョキチョキチョキ…完成。
劣化したエッジは、掃除機だけでは取りきれません。
はさみで完全に取り除きましょう。
自作のゴムエッジを早速仮付けしてみましょう。
膨らみをつけながら、全神経を集中させて…。
うーむ、半分ぐらいまではうまくはまってくれますが、どうしても最後で失敗してしまいます。
何度も何度もやってみますがうまくいきません。
異音の原因になる、センターのずれにも注意が必要ですし。

さあ困った。

くたびれてきました。他を進めてみましょう。

これは時計・タイマー部のディスプレイ。
電池を入れても表示せず、また液漏れも見られるので、
これまた部品取りDT60のものを移植してみたいと思います。

これがドナーのDT60。動作未チェック、チューニングつまみ欠品。
そのDT60を分解してみます…ぎゃあ、これはひどい。
どうもカセットデッキは全く使われていなかった様子。
左がDT60、右がFD75のもの。微妙に違いますが、はたして大丈夫?
カセットデッキの操作部とカセットホルダーも外せば、前部もすっからかんとなります。
よし、きれいにしてやるぞ。

細長い基盤を折ってしまわないように注意。

きれいになった筐体。透明部の磨き込みを。
こういうところがキラリと輝くと、眺めていても気持ちいいものですね。
前部を構成するパーツ群。
多くの部分をまだケーブルに頼っているところが、この写真からも分かります。
カセットのイジェクトボタンは、プラスチックの弾性を利用したもの。
ここはDT60も共通。
きれいになった筐体に、部品を取り付けていきます。
気持ちのいいひととき。
カセットデッキの操作部と基盤は、爪で固定されています。
見る角度で、このように傷が目立ってしまうのがイヤラシイ。
ここもしっかり磨いてやりましょう。
レタリングが内部に印刷されているので、磨き込んでも剥げる心配はありません。
先ほどの時計の部分も同じ。
カセットホルダー。
アンテナもピカピカに磨いてみました。
そして、小傷の多い筐体にも…

が!

なんだか妙にテカテカしてきたではないですか。

この筐体、艶消しの塗装仕上げでした。
それをコンパウンドで磨いてしまった私…。

後悔先に立たず。もうこうなったら全体を磨いてみることにします。
光沢仕上げのFD75になってしまいますが。

ロゴも外して。
エッジは、そのままでは収まりが悪いので、内側に伸び癖をつけてみます。
そして再度挑戦。
結局、試行錯誤しながらの調整の末、エッジは外径11.5cm、内径7.5cmとしました。

外れないよう、順次瞬間接着剤で固定してみました。

DT60。

FD75の下級機FD65、その後継DT60のCDドライブは、
天板から本体へ引越ししていました。

整備性に配慮した嬉しい改良です。

奥がFD75、手前がDT60のメイン基盤。
なんですかこの差は。
時計用電池の端子の取り付け部。端子は爪で留められているだけ。
FD75のCDドライブ。その後のモデルのものと異なります。

 

スピーカーは、一応形にはなりました。ただし瞬間接着剤を使ったのはまずかったようで、見た目がとても汚らしい…。果たしてその音やいかに。
果たして続編はできるでしょうか。今度はFD65も絡めてがんばってみるとします。

 

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