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ZS-6のレストア

 

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ソニーの2代目ソナホークの下位機種、ZS-6を分解してみました。
本機の特徴である、CCCR構造とはどのようなものでしょうか。

 

警告! 重要事項です。必ずお読みになり、ご理解のうえでご覧ください。

ここでは、管理人自身による機器の分解の様子を紹介していますが、
本来ならば電化製品の分解など、素人である自分自身の手で行うべきではありません。
ここで紹介している内容は、管理人もそれを承知の上で自己責任で行っているものです。
安全・確実に機器を修理したいのであれば、まずは電器店やメーカーに相談してみるべきです。
ただし、一度自分で分解してしまったものは、電器店やメーカーによるサポートは受けられません。

くれぐれも、電器店やメーカーに迷惑をかけるような行為は慎んでください。

素人による作業なので、一歩誤ると怪我・火災等が発生したり、大切なラジカセを復帰不能たらしめてしまったりする可能性があります。
もし怪我や火災等が発生しても、ラジカセが復帰不能となってしまっても、それは他でもない、分解した本人の責任です。
怪我や火災等がもし発生した場合、あなたのご家族、その他の方々にも多大な迷惑をかけることになります。

また、機器の分解によってあなたのもとに発生したいかなる事象に対しても、当方は一切責任を負うことはできません。

作業を行なう場合は、これらのことを十分ご理解いただき、安全には十二分に配慮して慎重な作業を心がけてください。
このコーナーは、これらのことをご理解いただけることを前提とした上で、分解作業や内部構造の参考にしていただければと設けています。

 

しかしこうしてみるとカッコイイ。

スピーカーネットの中に記された「CCCR」(※)の意味を
探ってみたいところ。

※:Common Cavity Common Resonanceの略称。
低音には指向性がないことを利用し、左右のスピーカーボックスをダクトで接続することで
容量を稼ぎ、より豊かな低音が得られるという構造。

まずは、本体からスイーベルスタンドを外します。
このスタンド、処分してしまった前所有者も少なくないようで…。
ZS-6の中身がお目見え。こちらは前部。
大きなバスレフダクトと放熱板が印象的。

でも、これなら普通のバスレフ構造と何ら変わらないような…。

そしてこちらが後部。

電源トランスのみこちら側に取り付けられ、そのほかは
全て前部に取り付けられています。

下に見える白い部分は何でしょうか。

スピーカーボックスの、前部と後部の間には、
このようなフェルトがはさまれています。

音漏れ対策と見ていいのでしょうか。
パナソニックのラジカセではこんなものは見たことがありませんが、
それだけパナのラジカセの筐体は緻密に成型されているということでしょうか。

基盤に付着した埃は、掃除機で丁寧に除去してやりましょう。

分解の難易度にもよりますが、いつもこの程度のものは完全に分解して
筐体を洗浄しています。
しかし今回は異様にきれいだったので、掃除機とウエスで済ませました。

本当は、静電気を起こすこのような方法は良くないようなのですが…。

アンプ部分。

放熱板の根元の白いグリスは、放熱効果を高めるために塗布されている
シリコングリスというもので、除去してはならないようです。

埃が付きやすいし、掃除のとき鬱陶しいですが仕方ありません。

カセットデッキ。

ソナホーク…いや、ソニーの機種全般にいえることですが、
どうもカセットデッキが脆弱なようです。

しかもこの個体、カセット蓋の内側の、カセットを挿入する際のガイドになる
爪が何故か全て折れていて使い物になりません。

また、何とかカセットを入れて再生ボタンを押しても、「カチ…カチ…」というだけで
全く動いてくれませんでした。

偶然、何年か前に入手した部品取り用の個体があったので、
そいつから正常なデッキを移植してやりました。

うーん、これじゃあ修理記事として面白くなかったか…。

CDドライブ。

このとき気づいたのですが、分解前にCDトレーを開き、正面の化粧パネルを
外しておかなければなりません。

そうしないと化粧パネルが引っかかってドライブを外すことができず、
このような状態でメンテする羽目に。

結局この状態でクランバー(上からCDを押さえる部分)を外し、レンズの清掃を。

なんだか選曲のとき、「カリカリカリ…」という音がするのが気になります。
グリスアップしても解消されず。
まさか元々こんな音がするわけではないでしょうが…。

チューナー部は、右スピーカーボックスにこのように内蔵されています。
2ウェイのスピーカーユニット。
写真の写りが悪く申し訳ありません。

この刻印によると、この個体は'93年の4月ごろにこの世に生を受けたようです。

ここが、例の白い部分の裏側、CCCRたる所以。

左右のスピーカーボックスがダクトでつながっているのが分かりますか?

筐体の外側の筒のようなモールディングに何か秘密があるかと思っていましたが、
これは単なるダミーでした。

アンテナとチューナー基盤を連絡しているワイヤー。
最上部の、斜めに出っ張った部分が基盤の端子に接触する仕組み。
さあ、ひととおり清掃とメンテナンスが終わりました。
組み立てていくことにしましょう。
この状態で、配線だけつないで試運転してみます。
あれ、CDトレーが途中で引っかかって出てこないぞ…。
なんだ、原因はここか。
クランバーを逆さに取り付けているじゃないか。やれやれ。

黒い円盤が、CDを押さえる部分です。

さて、2代目・3代目のソナホークにおいて気になる部分のひとつ、
開閉式コントロールパネルのボタンのふちの破れ。

幸いこの個体は大丈夫でしたが、何とか破れを防止する方法はないものかと
考えてみることに。

裏側の様子。

なるほどこれではボタンを押すたびに、ふちが角に当たって、
しまいには破れてしまうのも当然のような。

まあボタン自体の材質の問題もあるかと(いや、そのほうが大きいかも…)。

そこで、角をこのように削ってみることに。
とりあえず使用頻度の高いボタンだけ。
薄い両面テープを適当に切って、パネルを再び貼り付けます。
見る角度、光の当たる角度によっては目立つことこの上ない、
液晶やカセット蓋の透明部などの薄い擦り傷。

クルマ用の液体コンパウンドで磨き上げてみることに。

この機種では、透明部の裏側にレタリングがされているので問題ありませんが、
表面にレタリングがある場合、マスキングするなど配慮が必要。

レタリングが剥げてしまったら、もう後の祭り…。

満足のいく仕上がりを得ることができました。

今回は確認していませんが、表から見る限りでは、バックライトの光源は
5個の電球によるもののようです。

しかしCDの読み込みがもう少しスムーズなら、申し分ないのですが…。

 

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