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ソニー ZS-66

 

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'93年発売。ZS-70という後継機種もあるにはあるのですが、
実質、このモデルがソナホークの最終型といって差し支えないかと思います。

これまで、本体と別であったスイーベルスタンドが一体となっています。
また、音質に関しては特に重低音が重視され、D.B.B、V.B.C、CCCRの「トリプル重低音」が特長となっています。

 

 

ソナホーク全般を通し、操作部は全て正面です。

ダブルカセットは天板に、そして幅を取らないCDトレーはスピーカーの間に。
効率のよいレイアウトです。

STANDBYキーは、タイマー(留守録または目覚まし)を使用する際、
時刻や音量などを設定した後に押すと、電源が切れてタイマーがセットされます。

操作キーの下の「RADIO」、「TAPE」、「CD」の表記は、内部にLEDが仕込まれ、
現在再生中のソースが赤く点灯します。

「07」(トラック表示)の部分の一部が欠けてしまっているのと、
液晶の下部が少々埃っぽいのは目をつぶってと…。

情報量豊かな、ELバックライト付の大型液晶ディスプレイです。

改良により耐久性が向上しているのでしょうか。
RX-DT901などと比べ、照度が低下している個体はあまり見かけない気がします。

文字の大きさも十分で、視認性は上々。
写真はCDを再生している状態で、中央の楕円形のマークは回転しています。

「SHUF」は、シャッフルプレイ(他社でいうランダムプレイ)の略です。

OPR/BATTの横には、リモコンを受光すると点灯するLEDのインジケーターが付いています。

本体と一体化されているスイーベルスタンド。

見た目もすっきりとしており、なかなかスタイリッシュだと思います。
リモコンで左右に方向転換させることができますが、上下に動かすことはできなくなってしまいました。
それより、これを応用したZS-66ならではの機能があるのですが、これはこのあとご紹介します。

そして先代では手動格納だった、サブコントロールパネル。
ZS-66では、OPEN/CLOSEキーを押すと電動で滑り出し…

このように斜め下に固定されます。

しかし、使い込むとふちが破れてくる操作キーは相変わらず。
また、なぜか出てきた直後に引っ込んでしまうという症例も多数。
本個体では、何度も開閉を繰り返すうちに直りましたが、またいずれ発生するのかもしれません。

使用中のファンクションに関する機能のみがLEDにより表示され、
同じキーでもファンクションごとに違う意味を持つ、という工夫は好印象です。

同じ頃のパナソニックの機種に搭載されたメニューコントロールシステムより、
このような方式のほうがずっと使いやすいのではないでしょうか。

CD再生中はこのようになります。
次はラジオ。

FM放送をステレオ受信中。
残念ながら当方の地域では享受できないのですが、AMステレオにも対応しています。

ちなみに「♪」は、ビープ機能がONであることを示しています。

ラジオ受信時のサブコントロールパネルの状態は、このとおり。

「ISS」は、AM録音時のノイズを低減する機能です。
Interference Suppress Switchの略称であるとのこと。

次はテープ。

例によって不動なのですが、カセットを入れるとこのように3桁のカウンターが表示されます。
不動の原因はベルトの劣化であると思われます。

性能としては、メタル使用時の周波数範囲が50〜18,000Hz、ドルビーB、リレー再生、AMSなど、
この上なく充実しているのですが。

そしてテープ再生時のパネルはこのようになります。

ちなみに、早巻きのキーは、この左側にあります。
この場合、+/−のキーは意味を成しません。

まだまだいろいろありますよ。

次はスペアナを見てみます。
先ほどまでの写真で表示されているのは「ノーマル」。

これは「フォール」。上下逆さまに表示します。

左右チャンネルの中域・高域のレベルを表示する「L/Rレベル」。
そして「ピーク」。ピークレベルのみ表示します。

ちなみに、「ノーマル」・「フォール」・「ピーク」は、
左右チャンネルそれぞれの低域・中域・高域の3音域を表示するものです。

SOUND切換の表示。

低域強調、中域強調、高域強調、低域・高域強調、フラットから選択できます。
これは高域強調を選択した例です。

この機種ならではの特長のひとつがこれ、V.B.C(バリアブル・バス・コントロール)機能。
V.B.Cキーを押すと、強調させたい低音の周波数を、80Hz、70Hz、60Hzから選択することができ、
D.B.B(ダイナミック・ベース・ブースト)機能により、その周波数のレベルを8段階に調整できます。
低音派には嬉しい機能ではないでしょうか。

それに引き換え、最近の安ラジカセの「バスブースト」といったら…。

おまけにもひとつ。
スイーベルスタンドの角度とD.B.B、V.B.C、SOUND、そして音量を好みの状態にし、
その組み合わせを3通りまで記憶させることができる「ポジションメモリー」と称する機能を持っています。

使いこなすためには、「このポジション(角度)にすると、この音量と音質になる」と覚えておかなければなりません。
しかし、いちいち居場所に合わせて違う音質で使う人が、どれだけいたのでしょうか。

視覚的にも、迫力のある重低音を予感させてくれるようです。
8cmと5cmの組み合わせのユニットとCCCR構造はソナホークシリーズの伝統。
ウーファーのセンターキャップは中心がやや尖っており、
なにやら砲弾の先端部分をイメージさせるものがあります。

出力は、11.5W+11.5Wにまで高められています。
先代の
ZS-6/ZS-8に更に輪をかけた、低音の効いているメリハリのある音です。

ドラムカンなどの特殊なモデルを除いては、最強の重低音といってもいいような気がします。

側面には、SONAHAWKのロゴが掘り込まれています。
それにしても、箱型だった先代・先々代と比べ、なかなかかっこいいデザインだと思います。
背面です。
一通り揃った端子類。ミニジャックは時代の流れですね。
CDトレー。

個人的には、正面の化粧パネルが天地方向に薄くデザインされているのが、
質感向上に一役買っているように思います。

表記類はどこだろう…と探してみると、なんと底面に存在していました。
このあたりの年代から、製造年が表記されるようになりましたね。
純正リモコン、RMT-C66。

SWIVELキーを押しながら「<」または「>」を押すと左右に方向転換します。
また、テンキーのうちの1〜3が、ポジションメモリーの機能を持ち、
SWIVELキーを押しながらいずれかを押すと好みのポジションが選択でき、
MEMORYキーを押しながらならポジションの登録を行なうことができます。

 

当方における保存状態

リモコン:あり
取扱説明書:なし
(一部、後継機種ZS-70の取説を参考にして記述しています。)
不良箇所:カセットデッキ不動

 

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