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ソニー ZS-8

 

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ソナホークシリーズ2代目の上級機種です。

もちろん上級機種だけあり、その多機能ぶりは、これでもかといわんばかりものですが、
中でもリモコン(=リスナー)に向かって自動的に方向転換でき、
更に本体とリモコンとの距離に応じて自動的に音場設定まで行なう機能は、ZS-8ならではのものです。

ここでその全てを紹介しきることはなかなか難しいのですが、
極力この機種の特徴をお伝えできるように、持てる情報を可能な限り記述してみます。

 

いつものように正面から眺めて。

ボディカラーは、ZS-6のダークグレーに対し、こちらは紺色です。
しかしカタログ上の表記は、いずれも「ブラック」だったはず。

さて、もちろん他にも相違点はいろいろあるのですが、
この部分を見比べただけでも、既にいくつか発見していただけることでしょう。

光源に電球を用いているバックライトですが、今のところ大丈夫なようです。

リモコンで上下左右に角度調整が可能なスウィーベルスタンド。
中心(真正面)より上左右に約15°ずつ、下に約5°、いずれもモーターを動力に動作します。

左右方向に動作させると、正面に並んだ赤いLEDがその方向にスクロールします。

この機種最大の見所といっていいでしょうか。
AUTOキーを押すと、なんとびっくり。赤いLEDをスクロールさせながら、
リモコンすなわち自分の方向に向かって本体が自動的に方向転換するのです。

当然、スタンドの可動範囲内で。また、この機能による方向転換は左右方向のみです。

更に、SOUND RADARキーを押すと、本体からリモコンまでの距離に応じ、
最適な音場(D.S.Pモードとレベル、D.B.Bレベル)を自動設定してくれます(音量は変化しません)。

後継機種ZS-66のポジションメモリー機能も面白いですが、こちらもなかなかのものです。要否はともかく…。

こうして自動設定された音が、ちょうど自分の好みならいいのですが。

D.S.P(デジタルシグナルプロセッシング)とD.B.B(ダイナミックベースブースト)については後ほど。

この、ドーム状のパンチングネットの中に、これらの機能を司る要が隠されている様子。
「ウルトラソニックセンサー」と称します。

左に見えるのは、スタンドを上下左右に動かすキーです。
「ジョイスティック」のような感じでしょうか。

これもZS-6にないアドバンテージのひとつ、DSP。

DOME、HALL、ARENA、LIVE、SIMLT(シミュレート)から選択でき、
それぞれレベルを5段階に調整することができます。
写真は、HALLを選択し、レベルを5(最大)に設定してみた例です。
しかしいずれのモードでも、5だとちょっときつすぎるように思います。
SIMLTは、モノラル音源に反響音と残響音を与え、ステレオ感のある音にするというものです。

右下のSOUND表示は、ZS-6と共通です。
中・高音域強調、低・高音域強調、低音域強調、中音域(ボーカル)強調、ノーマル(表示なし)から選択。
写真は低音強調を選択した例です。

なお、左上に見える横長の長方形の中はデッキの表示部で、
デッキA/Bの選択状況と走行状況(再生方向・早巻き方向)が表示されます。

開閉式操作パネルの内側。この部分はZS-6と差異はありません。
幸いこの個体では無事ですが、破れやすい素材からなるのも同様。

開閉は手動です。

基本操作部はこのとおり。

写真ではZS-6との違いが分かりにくいですが、
こちらはキーとCDトレーがメタリックのシルバーで塗装されています。ZS-6ではこの部分はグレーです。

OPR/BATTインジケーターの右隣にはリモコンのインジケーターがあり、受光するとLEDが点灯します。

通常は大まかな音量レベルを表示し、D.B.B調整時にはこのようにレベルを表示します。
D.B.Bレベルは、写真のとおり8段階。

CURSORの枠内は、動作状況に応じ、TUNING、AMS(頭出し)、ADJUST(時刻などの調整)のいずれかが表示され、
操作パネル上のCURSORキー(+/−のキー)が現在どのような働きをするかを意味しています。

8cm6Ωのウーファー、5cmのツィーターからなるスピーカーシステム。
ZS-6と同様のCCCR構造です。

ツィーターのセンターキャップはシルバーです。
実用最大出力10W+10W。

先代機種、ZS-7と比べると、音に厚みとメリハリがあります。特に低音に迫力があります。

KARAOKE PON機能は、ステレオ音声中の中央に位置する中・高音を小さくし、
ボーカルを抑えることでカラオケの練習に使える、というものです。

また、DSPキーを押してECHOの表示を出すと、CURSORキーでエコーレベルを5段階に調整することができます。

カセットデッキ。
例によって、操作しても異音がするだけで全く動きません…。

周波数範囲は、50Hz〜15,000Hz(ノーマル)、〜16,000Hz(ハイポジ)、〜18,000Hz(メタル)となっています。
かなり広い範囲をカバーできるようです。

薄っぺらな造りの、破損しやすいヘッド部は致命的な弱点といえるでしょう。
この個体ではヘッドの破損は見られませんが、どうやらベルトが劣化しているようです。

背面です。

両端の筒のような造形は、ダクトをイメージしているのでしょう。
実際は形だけで何の働きもありません。

本体の幅は480mmと、非常にコンパクトな部類です。
しかし、やはりスタンドの後ろにあるトランス部の出っ張りが気になります。
運搬時は本体から分離し、スタンドは置いていくように想定しているのでしょう。

ZS-6にない、光出力端子。

当時、既にMDが発売されていたとは思うのですが、取説にはMDの文字はなく、
DATウォークマンとの接続例が記載されています。

MDはまだ高嶺の花だったのでしょう。

こちらは、ZS-6と共通。

ステレオミニではありますが、一通り揃っています。
ZS-7にないLINE IN(AUX)が追加されているのもポイント。
いや、正確には追加ではなく復活ですね。

COMMON CAVITY COMMON RESONANCEの表記。
リモコンの先端には、本体との連携のためのセンサーが内蔵されているためか、
スモークのカバーだけでなく、スリットが設けられています。

品番はRMT-C8です。ソニーやビクターのリモコンの場合、
一部機種を除き本体と共通性のある品番で分かりやすいです。

ZS-8専用のスウィーベルスタンドです。
本体との連携のため、SWIVELコードと称する線が伸びています(接続した状態は上の写真を見てください)。
また、本体に電源供給を行なうACアウトレットがあります。

取り付けるときは、台座部分の四隅の爪を、本体底部のスリットに差し込んで固定します。
外す場合は、台座の後部にあるロックレバーを下に押しながら本体を後ろにずらします。

 

当方における保存状態

レストア未着手
リモコン:あり
取扱説明書:あり
不良箇所:カセットデッキ不調

 

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